村上蘭の生い立ち|6歳のCM出演から朝ドラ『ブラッサム』子役抜擢まで

村上蘭の生い立ちと6歳のCM出演から朝ドラ『ブラッサム』子役抜擢までを示す人物ビジュアル

PROFILE

人物プロフィール

ふりがな
むらかみらん
カテゴリー
女優
生年月日
2014年1月29日
デビューのきっかけ
子役

2026年9月28日に放送が始まったNHK連続テレビ小説『ブラッサム』で、主人公・葉野珠の幼少期を演じたのが子役の村上蘭さんです。

朝ドラで初めて名前を知った人もいるかもしれませんが、村上さんは突然この作品でデビューしたわけではありません。

少なくとも6歳だった2020年にはすでにCMへ出演しており、その後も映画やドラマ、配信作品などで子役として経験を重ねてきました。

そして2026年、426人が参加したオーディションを経て、以前から大きな目標にしていた朝ドラへの出演をつかみます。

今回は、そんな村上蘭さんの生い立ちや家族とのエピソード、6歳のCM出演から朝ドラ『ブラッサム』にたどり着くまでの歩みをご紹介します。

村上蘭の生い立ち|2014年生まれ、6歳でCM出演を確認

村上蘭さんは2014年1月29日生まれで、テアトルアカデミープロダクションに所属しています。

事務所へ入った時期や芸能活動を始めた直接のきっかけについては詳しい経緯が明らかになっていませんが、2020年には企業の公式資料に「子役」として登場しています。

2014年1月29日生まれ|大阪弁とダンスが特技

所属事務所のプロフィールでは、村上さんの趣味・特技として「大阪弁」と「ダンス」が挙げられています。

とくにダンスは、幼いころの仕事でも実際に生かされていました。

一方、公式プロフィールには出生地の記載がありません。

大阪弁が特技だからといって出生地や育った地域まで決めつけず、村上さんの子ども時代については、実際の仕事として残っている記録からたどるのが自然です。

村上蘭さんについて確認できる初期の大きな手がかりの一つが、2020年のエースコック「ワンタンメン」のCMです。当時の公式資料には、生年月日と「6才」、テアトルアカデミー所属であることまで記録されています。

6歳でエースコック「ワンタンメン」CMに出演

2020年11月、エースコックは「ワンタンメン」の新しいテレビCMを制作しました。

CMでは企業キャラクターの「こぶた」と女の子が「こぶたの歌」に合わせて踊り、その女の子を演じていたのが村上さんです。

エースコックが当時発表した資料には、村上蘭さんが6歳の子役として撮影に参加したことが記録されています。

撮影現場では元気にダンスを披露し、CMとは別に「こぶたの歌」全編へ振り付けをつけた「らんちゃんとこぶたのダンス」も制作されました。

当時の村上さんが実際に踊る姿は、エースコック公式チャンネルに残されています。

幼い時期の活動は後年の本人発信にも残っています。

2023年、ワンタンメン60周年の記念品を受け取った村上さんは、当時の仕事につながる「#らんちゃんとこぶたダンス」というハッシュタグを添えて投稿しました。

このCMが村上さんにとって最初の芸能活動だったとまでは断定できません。

ただ、2020年11月の時点ですでに子役として企業CMへ出演していたことは、村上さんが後に映画やドラマへ進んでいく以前の歩みを知るうえで大きな手がかりになります。

村上蘭の家族|朝ドラ合格を抱き合って喜んだ

村上蘭さんの家族について、父親や母親の職業、兄弟姉妹の人数といった詳しい家族構成は広く明かされていません。

一方で、本人の言葉から家族との関係が見える場面があります。

それが、『ブラッサム』のオーディションに合格したときでした。

「朝ドラに出ること」が大きな目標だった

『ブラッサム』への出演が発表された際、村上さんは朝ドラに対する思いを自分の言葉で語っています。

私は朝ドラに出ることが大きな目標でした。

出典:ステラnet「石橋静河主演 朝ドラ『ブラッサム』撮影快調! 両親役の渡部篤郎&国仲涼子の扮装写真も公開 作家・宇野千代をモデルに描く物語 26年度後期放送」(2026年5月21日)

朝ドラ出演は、オーディションを受けて初めて意識した目標ではなく、本人にとって大きな意味を持つ仕事でした。

その目標へ至るまでには、6歳で確認できるCM出演だけでなく、映画やテレビ、配信作品など複数の現場で過ごした子役時代があります。

だからこそ、426人の中から幼少期の主人公役に選ばれた瞬間は、村上さん一人だけの出来事ではありませんでした。

オーディション結果を家族と分かち合う

オーディションの結果を知ったとき、村上さんは家族と抱き合って喜んだと振り返っています。

誰と暮らしていたのか、家族が芸能活動を始める際にどのように関わったのかといった細かな事情までは語られていません。

それでも、大きな目標をかなえた知らせを最初に家族と分かち合ったという一場面からは、村上さんの子役活動のそばに家族がいたことがうかがえます。

『ブラッサム』の合格発表で本人が明かしたのは、家族と抱き合って喜んだという具体的な思い出です。父母や兄弟姉妹については、ここから推測を広げず本人が語っている範囲をたどります。

その家族と喜んだ朝ドラ出演に至るまで、村上さんは子どものころから映像作品の現場を少しずつ経験していきました。

子役として映画・ドラマへ|演技経験を重ねた時期

CMでダンスを披露していた6歳のころから数年後、村上蘭さんの出演歴には映画やテレビドラマ、配信作品が加わっていきます。

ここでは出演作をすべて並べるのではなく、子役としてどのような現場を経験していったのかが分かる作品を順番に見ていきます。

2022年「泥の子と狭い家の物語」に出演

2022年の映画『泥の子と狭い家の物語』では、公式サイトのキャスト一覧に村上蘭さんの名前が掲載されています。

同作は、ある一家に入り込んだ女性によって少しずつ家族の日常が変化していく物語で、舞台作品やNHKのラジオドラマにもなった作品を長編映画化したものです。

公式サイトでは村上さんの役名までは個別に紹介されていないため、役柄を推測して補うことはできません。

それでも、小学生の時期にはCMだけでなく長編映画の撮影現場も経験していたことが分かります。

そして翌2023年には、出演するだけでなく、稽古から撮影までの過程が詳しく残された作品に参加しました。

「ヤマトタケル~白鳥伝説~」で演技指導と撮影を経験

映画『ヤマトタケル~白鳥伝説~』で村上さんが演じたのは、現代の小学4年生ユリです。

物語では、ユウヤ、ユリ、ジロウの3人が白鳥に導かれ、ヤマトタケルが生きる古代の世界へ迷い込みます。

この作品では、村上さんが完成した映画に登場するまでの過程も制作記録に残されています。

2023年7月22日には監督による子役への演技指導が始まり、2時間の稽古で台本読みを練習しました。

8月には人形劇パートの撮影に使うためのセリフを録音し、11月3日から5日にかけて羽曳野市や藤井寺市で実写部分を撮影。

12月には、実写と人形劇をつなぐ場面を3人の子役と人形たちが一緒に撮影し、実写パートを終えています。

撮影だけでなく、台本を読み、監督から作品の題材であるヤマトタケル伝説の説明を聞き、声を録音してから実写撮影へ進む。

一つの映画が出来上がるまでの工程を子役として経験していたことが、この作品では具体的に見えてきます。

制作記録には、撮影時の村上蘭さんについて「撮影以外でもムードメーカーの蘭ちゃん」と紹介された場面も残っています。

映画が完成した後には、村上さん自身もユリ役として完成試写会の舞台挨拶へ参加しました。

6歳のCMではダンスを披露していた村上さんが、その数年後には台本読みやセリフ録音を含む映画制作に参加していました。

「遺留捜査」「イクサガミ」など映像作品へ

映画と並行して、テレビドラマや配信作品にも出演しています。

所属事務所の出演歴には、テレビ朝日のドラマ『遺留捜査』が掲載されています。

さらにNetflixシリーズ『イクサガミ』では「孤児9役」として出演しました。

そのほかにも、CMではサンガリア、健栄製薬「手ピカジェル」、WEBでは総合地所「ルネ」やクラリーノ、バラエティでは読売テレビ『るてんのんてる』などへの出演歴があります。

一つの分野だけで活動してきたのではなく、CM、映画、テレビ、配信と異なる撮影現場を経験してきたことが、村上さんの出演歴から分かります。

ただし、芸能活動を始めた正確な年月や最初の演技仕事については、一つの作品を「デビュー作」と断定できる資料がありません。

そのため、2020年にはすでに子役としてCMへ出演していたことと、その後に映画・ドラマ・配信作品へ活動が広がっていった流れを分けて見るのが正確です。

村上蘭さんの歩みで確認できるのは、2020年のCM出演、2022年の映画出演、2023年からの『ヤマトタケル~白鳥伝説~』の稽古・撮影、そして複数のドラマや配信作品への出演です。特定の1本だけでなく、異なる現場を経験して朝ドラのオーディションへ進みました。

村上蘭が朝ドラ「ブラッサム」へ|426人から主人公の幼少期役に

子役として複数の映像現場を経験してきた村上蘭さんに、2026年、大きな転機が訪れます。

NHK連続テレビ小説『ブラッサム』で、石橋静河さんが演じる主人公・葉野珠の幼少期役に選ばれました。

参加者426人のオーディションを経てつかんだ、初めての連続テレビ小説出演です。

426人参加のオーディションで葉野珠役に選ばれる

『ブラッサム』は、作家・宇野千代をモデルにしながら、その人生を大胆に再構成したオリジナル作品です。

村上さんが演じる幼い葉野珠は、山口県岩国で暮らし、尋常小学校へ通う「読み物」が大好きな女の子。

幼少期の珠を決めるオーディションには426人が参加し、その中から村上さんが選ばれました。

6歳だった2020年にCMへ出演していた村上さんにとって、2026年の『ブラッサム』はそれまでの子役活動の先でつかんだ朝ドラ初出演となりました。

番組公式Xでも、幼少期の葉野珠を演じる出演者として村上さんが紹介されています。

石橋静河へ主人公をつなぐ幼少期を担当

『ブラッサム』の主人公・葉野珠は、幼少期を村上蘭さん、その後の珠を石橋静河さんが演じます。

物語の時間軸が異なるため、二人が同じ時代の珠として画面に並ぶ役ではありません。

それでも制作統括の村山峻平さんは、二人には共通する「瞳力」があり、意思のある瞳がそれぞれの珠に通じているという趣旨を語っています。

村上さん自身も出演発表時、主人公の幼少期を演じる責任を受け止め、石橋さんへしっかりつなげたいという思いを明かしました。

幼い珠としてただ似た姿を作るのではなく、一人の主人公の人生を次の俳優へ渡していく役を任されたことになります。

2020年のCM、映画での台本読みや撮影、テレビドラマや配信作品。

村上さんがそれまで経験してきた仕事のあとに置いてみると、朝ドラで幼少期の主人公を演じるまでの時間軸が見えてきます。

子役時代から目標だった朝ドラ初出演が大きな転機に

2026年9月28日、『ブラッサム』の第1回が放送されました。

明治41年の岩国を舞台にした物語の序盤で、村上さんは幼い葉野珠として登場し、父・清治や継母・リョウと暮らす主人公の子ども時代を演じています。

これは放送前の予定ではなく、村上蘭さんが2026年に連続テレビ小説へ初出演したという人物史上の固定された出来事になりました。

6歳のころ、「こぶたの歌」に合わせて踊っていた村上さんは、その後も子役として作品の現場に立ち続けました。

そして家族と抱き合って喜んだオーディションの先で、自ら大きな目標としていた朝ドラの主人公の幼少期を演じました。