PROFILE
人物プロフィール
Netflixシリーズ『First Love 初恋』で、佐藤健さんが演じる並木晴道の若き日を演じた俳優・木戸大聖さん。
2023年には『僕たちの校内放送』で地上波連続ドラマ初主演を務めましたが、俳優としてのスタートは2017年までさかのぼります。
さらにその前には、高校3年生で現在の事務所とつながる偶然の出会いがあり、すぐには所属できないまま約2年間、演技レッスンへ通った時期がありました。
福岡県で生まれ、小学校入学のタイミングで横浜へ移り、ラグビーや野球、バスケットボールに打ち込んだ学生時代も過ごしています。
そして俳優という仕事に興味を持つまでには、父親との時間や、ドラマ好きだった母親の存在もありました。
今回は、そんな木戸大聖さんの生い立ちや家族、学生時代、大学進学、芸能界へ入ったきっかけ、俳優デビューから大きな転機までをご紹介します。
木戸大聖の生い立ち|北九州で生まれ、小学校入学で横浜へ
木戸大聖さんは1996年12月10日生まれ、福岡県出身です。
本人は、北九州出身の女優・吉本実憂さんと対談した際、互いの生まれ故郷が非常に近く、話してみると地元の駅まで同じだったと明かしています。
小学校へ入学するタイミングで福岡から横浜へ引っ越しました。
人見知りなのに人前へ出るのが好きだった幼少期
子どものころの木戸さんには、少し不思議な二面性がありました。
初対面の相手と一対一になると強く人見知りする一方、大勢の人の前へ出ることは好きだったそうです。
保育園のお遊戯会では、自分が主役に立ちたいという気持ちを持っていました。
学校の音楽発表会でも、大勢で同じ楽器を演奏するより、ひとりで目立てる大太鼓を選んでいたと振り返っています。
人見知りだった一方で、舞台や発表会のように「人前へ出る場」は好きだったというのが、木戸さんの子ども時代の特徴でした。
家で静かに過ごすだけの子どもだったわけでもなく、体を動かすことも大好きでした。
ラグビー・野球・バスケに打ち込んだ学生時代
小学生になると、6年間にわたってラグビーを続けました。
同じ時期には野球にも取り組み、中学校へ進んでから高校を卒業するまではバスケットボールに打ち込んでいます。
小学校ではラグビーと野球、中学・高校ではバスケットボールというスポーツ中心の学生生活でした。
ただ、高校時代は部活動だけで過ごしていたわけではありません。
夏休みには青春18きっぷを使い、ひとりで東北を巡ったこともあります。
当時はまだ人見知りがあり、自分から知らない人と関わることへの度胸試しのような一人旅だったそうです。
定食屋の夫婦に親切にしてもらったことや、東日本大震災の爪痕が残る風景を目にしたことは、後年になっても強く記憶に残っていました。
木戸大聖の家族|父・母・3歳下の妹とのエピソード
木戸大聖さんが本人インタビューで明かしている家族構成は、父親・母親・木戸さん・3歳下の妹の4人家族です。
父親と母親については、それぞれとの具体的な思い出や、性格についても木戸さん自身が語っています。
東京へ単身赴任した父とのキャッチボール
幼いころ、父親は単身赴任で福岡を離れ、東京で暮らしていた時期がありました。
そのため、父親が福岡へ帰ってくる日は、木戸さんにとって久しぶりに父親と一緒に過ごせる日でした。
帰省した父親とは外へ出て、よくキャッチボールをして遊んでいたそうです。
家に父親がいる時間というのがとても貴重でした。
出典:タレントデータバンク「<木戸大聖>『おとうさんといっしょ』インタビュー」(2018年4月3日)
小学校6年間続けたラグビーも、父親の影響で始めたスポーツでした。
後年、木戸さんは自分の負けず嫌いな性格についても父親から受け継いだ部分だと話しています。
ドラマ好きの母が俳優を目指す原点に
俳優という仕事を意識するようになった背景には、母親の存在がありました。
母親がドラマ好きだったため、木戸さんも小さいころから一緒にテレビドラマを見る機会が多かったそうです。
なかでも何度も見ていたのが、木村拓哉さんが出演するドラマでした。
作品ごとに異なる人物や職業を演じる姿を見ながら、木戸さん自身もテレビの世界や俳優という仕事へ興味を持つようになります。
ドラマ好きの母親と過ごした時間の中で、俳優になりたいという気持ちが育っていきました。
祖母も朝ドラが好きで、木戸さんは自分がいつか出演できれば祖母が喜んでくれるだろうと考えたこともあったそうです。
父譲りの負けず嫌いと3歳下の妹
母親について、木戸さんは争いを好まない温厚な人だと表現しています。
一方、自身のかなり負けず嫌いな部分については、父親から受け継いだものだと話していました。
妹は木戸さんより3歳年下です。
2018年に『おとうさんといっしょ』へ加入した際には、一緒に新メンバーとなった竹内夢さんが当時18歳で妹と同い年だったため、すぐに親近感を持ったとも語っています。
父親とのキャッチボール、母親と一緒に見たドラマ、年の近い妹との生活がある家庭で、木戸さんは小中高の学生時代を過ごしました。
高校3年生で事務所と出会い、大学進学後も続けた2年間のレッスン
俳優への憧れを持っていた木戸大聖さんですが、高校卒業と同時にオーディションへ合格してすぐデビューしたわけではありません。
高校3年生のときに生まれたひとつの縁から事務所と出会い、その後は所属が決まらないまま約2年間レッスンへ通いました。
同級生の母親との縁からトライストーンへ
事務所との接点が生まれたのは、高校3年生のときでした。
同じクラスにいた女子生徒の母親が、現在所属するトライストーン・エンタテイメントの会長とつながりを持っていたのです。
その縁から事務所と出会う機会を得て、木戸さんは演技レッスンへ参加するようになりました。
もし、その高校、そのクラスじゃなかったらと思うと、今はないのかなと思います
出典:ORICON NEWS「木戸大聖、俳優デビューのきっかけは『同じクラスだった女の子のお母さん』」(2023年10月15日)
後年、「人生をがらりと変えた出来事」を聞かれた木戸さん自身が、高校生活と答えています。
ただし、この出会いがそのまま正式な所属や俳優デビューにつながったわけではありませんでした。
親との約束で大学進学|学校名・学部はどこ?
高校卒業後は、親との約束で大学へ進学しました。
本人は当時からほかの職業へ就くつもりはなく、大学へ通いながら俳優を目指し続けています。
大学1年生のころは、週2回ほど演技レッスンやワークショップへ参加していました。
高校まで部活動に打ち込んでいたこともあり、演技以外にも熱中できるものを持ちたいと考え、大学ではラクロス部にも入りました。
ラクロスの練習は朝が早く、始発電車で向かうことも珍しくなかったそうです。
大学の授業、ラクロス、演技レッスンを並行する学生生活を送っていました。
その後、木戸さんは2019年3月25日に自身のInstagramで大学を卒業したことを報告し、通わせてくれた両親への感謝も記しています。
大学名・学部について:木戸大聖さんの大学は「青山学院大学」とする情報が広く見られますが、本人の卒業報告本文には大学名が記されておらず、所属事務所の公式プロフィールにも学歴は掲載されていません。本人・所属事務所が大学名や学部名を明記した一次情報がないため、学校名・学部名は断定できません。
一方で、大学へ進学したこと、大学1年時にラクロスと演技レッスンを両立していたこと、2019年3月に卒業したことは本人の発言や発信から追うことができます。
「スタートラインに立てない」2年間を経て事務所所属へ
大学生活と並行してレッスンを続けていましたが、木戸さんはまだトライストーン・エンタテイメントの所属俳優ではありませんでした。
17〜18歳ごろに事務所の社長と出会ったあと、約2年間は外部生として演技を学んでいます。
正式所属ではないため、作品の撮影現場へ出ることもなく、カメラの前で演じる自分を想像しながらレッスン室へ通う日々が続きました。
同じような立場でレッスンを始めた外部生が、ひとり、またひとりと来なくなっていく状況も目にしています。
ここで折れたらダメだ
出典:GQ JAPAN「木戸大聖、負けず嫌いの肖像」(2023年5月11日)
大学の同級生が就職活動を始める時期になっても所属が決まらず、木戸さん自身も焦りを感じていました。
2年ほどレッスンを続けたころには、社長から俳優への道について厳しい言葉をかけられ、一度は大きく落ち込んだこともあったそうです。
ところが、その時点ではすでに裏で所属が決まっており、その後、正式にトライストーン・エンタテイメントの俳優として現場へ出られるようになりました。
高校3年生で演技を学び始めてから約2年を経て、ようやく俳優として仕事を始める段階へ進みました。
2017年に俳優デビュー|『僕たちがやりました』から『おとうさんといっしょ』へ
木戸大聖さんは、2017年から芸能活動を開始しました。
高校時代から続けていた演技レッスンの期間を経て、この年からテレビドラマや舞台など実際の作品へ出演していきます。
20歳で『僕たちがやりました』に出演
俳優としてのデビュー作とされているのが、2017年に放送されたカンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕たちがやりました』です。
所属事務所の出演歴には、2017年9月19日に放送された第10話への出演が記録されています。
20歳だった2017年、『僕たちがやりました』で俳優としてデビューしました。
同年10月にはドラマ『明日の約束』へ出演し、朗読劇『季節が僕たちを連れ去ったあとに』では舞台にも立っています。
高校3年生で演技レッスンを始めてから、実際にカメラや観客の前で芝居をするまでには数年を要しました。
芸能界入りと俳優デビューの違い:木戸さんは高校3年生から事務所のレッスンへ通っていましたが、正式な芸能活動開始は2017年で、俳優デビューは同年の『僕たちがやりました』とされています。
2018年『おとうさんといっしょ』のオーディションに合格
俳優デビューの翌年に始まった大きな仕事が、NHKの教育エンターテインメント番組『おとうさんといっしょ』でした。
所属事務所の出演歴では、2018年3月25日から番組へ出演したことが確認できます。
もともと子どもが好きだった木戸さんは自らオーディションを受けましたが、本人も選ばれるとは予想しておらず、出演決定を知った家族も驚いたそうです。
番組では芝居だけでなく、歌やダンスを覚え、子どもたちと直接コミュニケーションを取りながら進行することも求められました。
俳優デビューから約1年で、毎週子どもたちと向き合うレギュラー番組を担当することになりました。
一緒に新メンバーとなった竹内夢さんは当時18歳で、木戸さんの妹と同い年だったことから、初めから親しみを感じたとも話しています。
『おとうさんといっしょ』には約3年間レギュラー出演しました。
子ども相手の番組や一般の人と接するロケを経験したことで、相手の言葉を受け取り、その場に合わせて会話を組み立てる力も身についたと後年のインタビューで振り返っています。
『おとうさんといっしょ』では、ドラマとは異なり、歌・ダンス・番組進行・子どもたちとのやり取りまで幅広く経験しました。
この3年間も俳優活動は続いており、映画やドラマ、舞台への出演を重ねていきます。
『First Love 初恋』が大きな転機|初めて「代表作」と言えた作品
俳優デビューから約5年がたった2022年、木戸大聖さんはNetflixシリーズ『First Love 初恋』に出演しました。
オーディションを経て選ばれたのは、佐藤健さんが演じる主人公・並木晴道の若きころです。
高校時代から俳優を目指してきた木戸さんにとって、『First Love 初恋』は初めて自信を持って「代表作」と言える作品になりました。
Netflix Japanの公式Xには、満島ひかりさん、佐藤健さん、八木莉可子さん、木戸さんがそろった撮影時の4ショットも残されています。
若き並木晴道役で「木戸大聖を発見してもらえた」
『First Love 初恋』は、満島ひかりさんと佐藤健さんが演じる野口也英と並木晴道の20年以上にわたる物語を描いた作品です。
木戸さんは八木莉可子さんとともに、也英と晴道の10代から若い時期を担いました。
佐藤健さんと同じ人物を演じる役でありながら、単に若いころをまねるのではなく、晴道という一人の人物をどうつなげるかを考えながら撮影へ臨んでいます。
作品が配信されたあと、木戸さん自身が感じたのは、それまでとは異なるほど大きな反響でした。
自信を持って『代表作です!』と言える作品ができました
出典:BAILA「ドラマ『First Love 初恋』でやっと自分を発見してもらえた」(2023年4月13日)
それまで本人は、作品名を聞かれたときに堂々と代表作を挙げられないことへ悔しさを感じていました。
レッスン室から現場へ出られなかった時期を経て、俳優デビューから約5年後に初めて自分の「代表作」と呼べる役へたどり着きました。
母親も、それまでは息子が出演する作品を見ることに気恥ずかしさがあったそうですが、『First Love 初恋』は作品へ入り込み、息子が出演していることを意識せずに見られたと感想を伝えています。
配信直前に行われたNetflix公式のプレミアイベントには、木戸さんと八木莉可子さんも登壇し、満島ひかりさん、佐藤健さんらと作品について語りました。
2023年『僕たちの校内放送』で主演へ
『First Love 初恋』の翌年、木戸大聖さんにはもうひとつ俳優としての節目が訪れました。
2023年8月に放送されたフジテレビ系『僕たちの校内放送』で、地上波連続ドラマ初主演を務めています。
演じたのは、ラジオが好きな高校生・今野浩哉でした。
物語は、浩哉が廃部寸前の放送部で校内放送を始め、仲間との関係を築いていく青春ドラマとして全4話で描かれました。
2017年のドラマ第10話で俳優デビューした木戸さんは、2023年には地上波連続ドラマの主演を任されるまでになりました。
高校3年生で事務所と出会い、所属できないまま演技レッスンへ通った時間を経て、テレビドラマの主演として作品を背負うところまでキャリアを進めています。
『First Love 初恋』で初めて自信を持って代表作を挙げられた翌年、『僕たちの校内放送』で迎えた連続ドラマ初主演は、木戸大聖さんの俳優としての歩みを示すひとつの節目となりました。
















