PROFILE
人物プロフィール
実写映画『ルックバック』で、主人公・藤野の子ども時代を演じた七瀬ふうりさん。
映画では自信たっぷりに漫画を描く藤野を演じていますが、所属事務所が公表している芸歴を見ると、『ルックバック』以前から広告モデルとして活動していました。
ただし、映画やドラマで演技を重ねてきた子役だったわけではありません。
『ルックバック』が七瀬さんにとって俳優デビュー作です。
その最初の映画で出会ったのが、子役の演出でも知られる是枝裕和監督でした。
今回は、そんな七瀬ふうりさんの生い立ちや家族、小学生時代、広告モデルとしての活動、『ルックバック』のオーディション、俳優として最初の仕事までをご紹介します。
七瀬ふうりの生い立ち|兵庫県出身、小学生で広告モデルに
七瀬ふうりさんは2014年1月7日生まれ、兵庫県出身です。
幼いころの詳しい生活や芸能活動を始めるまでの経緯は多く語られていませんが、公式プロフィールには小学生の時期から広告モデルとして仕事をしていた記録が残っています。
2014年生まれ|本名・身長など基本情報
所属するスターダストプロモーションでは、名前を「七瀬ふうり(ナナセ フウリ)」と表記しています。
「七瀬ふうり 本名」と検索する人もいますが、七瀬ふうりが本名なのか芸名なのかを明記した公式情報は確認できません。
そのため、七瀬ふうりという名前が公式な活動名であることまでは確認できますが、戸籍上の本名まで同じだと断定することはできません。
身長については、スターダストプロモーションのプロフィールに154cmと掲載されています。
七瀬ふうりさんの基本情報
生年月日:2014年1月7日
出身地:兵庫県
身長:154cm(2026年9月に公式プロフィールで確認)
特技:歌、絵を描くこと
成長期のため身長は変わっていく可能性がありますが、絵を描くことが特技という点は、漫画を描き続ける藤野役との興味深い共通点です。
ただし、この特技が『ルックバック』のキャスティング理由だったとする公式な説明はありません。
2023年から広告モデル|ダイワサイクルとセイバン
公式プロフィールに掲載されている七瀬さんの芸歴で、最も早いものは2023年11月からのダイワサイクルの広告モデルです。
ダイワサイクルの広告モデルは2024年11月まで続き、2024年10月からはランドセルメーカー「セイバン」の広告モデルも務めました。
映画で演技を始める前から、広告モデルとしてカメラの前に立つ仕事を経験していたことになります。
一方で、なぜ芸能活動を始めたのか、スカウトだったのか、本人や家族が応募したのかといった最初のきっかけは明らかにされていません。
スターダストプロモーションに所属した時期や経緯についても、公開されているプロフィールだけでは特定できません。
少なくとも確認できる芸歴では、広告モデルとしての活動が先にあり、その後に俳優としての最初の映画へ進んでいます。
七瀬ふうりの家族|両親・兄弟姉妹と小学生時代
七瀬さんが芸能活動を始めた時期は、まだ小学生でした。
幼い年齢で仕事をしているため家族についても気になるところですが、本人の生育家族について公に分かっていることは多くありません。
家族について確認できること
父親や母親の職業、兄弟姉妹の有無など、七瀬さん自身の具体的な家族構成は、事務所プロフィールや主要な本人インタビューでは明らかにされていません。
また、芸能活動を始めた際に両親のどちらかが応募したという話や、家族からスカウトを勧められたという経緯も確認できません。
子役の場合、オーディションや撮影には家族の支えがあるケースもありますが、それを七瀬さん本人の家庭へそのまま当てはめることはできません。
七瀬さんについては、公開されていない父親・母親・兄弟姉妹の情報を推測せず、本人が語っている子ども時代や撮影時の出来事から見ていくのが適切です。
撮影当時は小学5年生|学校生活について分かっていること
『ルックバック』撮影時の七瀬さんは11歳の小学5年生でした。
子ども時代の京本を演じた岡田六花さんも同じ11歳の小学5年生で、2人の誕生日はわずか1日違いでした。
実際の小学校名などは公式に公表されておらず、学校を特定できる一次情報もありません。
一方、撮影期間には秋田県で長期ロケも行われ、七瀬さんは岡田さんと絵を描いたり、雪遊びをしたり、スタッフとBBQをしたりしたことを思い出として挙げています。
楽しい場面ばかりではなく、2月に雨の降る田んぼ道を走る撮影では、寒さが大変だったとも振り返っていました。
七瀬ふうりさんと岡田六花さんは撮影当時ともに小学5年生。作中の藤野と京本だけでなく、実際にもほぼ同い年の2人で撮影に臨んでいました。
『ルックバック』オーディションで俳優へ|是枝裕和監督が即決
広告モデルとして活動していた七瀬さんが、俳優として最初の役を得たのが実写映画『ルックバック』でした。
しかも、何本もの映画やドラマを経験してからつかんだ役ではありません。
演技経験がほとんどない段階で、是枝裕和監督の映画の主人公・藤野の子ども時代役に選ばれています。
一次審査で「藤野が来た」|合格を知って家で飛び跳ねる
是枝監督にとって、七瀬さんのオーディションは長く迷った末のキャスティングではありませんでした。
七瀬さんが会場に入ってきたとき、立ち会っていたスタッフたちも藤野そのものを感じたと、監督は複数のインタビューで振り返っています。
一次オーディションの段階から、藤野役の有力候補として強い印象を残していました。
ところが、本人は自分が選ばれるとは思っていなかったようです。
「うれしすぎて、本当にびっくりして!家の中で叫んで、ぴょんぴょん飛び跳ねたんです。」
出典:ORICON NEWS「是枝裕和監督、12歳・七瀬ふうりから『ルックバック』撮影中に衝きの一言 出口夏希が目尻を下げる『藤野だね~』」(2026年8月20日)
本人にとっても、俳優として最初の大きな役をつかんだ瞬間でした。
俳優デビュー作で主人公・藤野の子ども時代役へ
所属事務所は『ルックバック』について、七瀬さんの俳優デビュー作と明記しています。
広告モデルとしての活動はすでに経験していましたが、演技の仕事としてはここがスタートでした。
「初めてすごい役をいただいたことが本当にうれしくて、撮影が始まるのが楽しみでした!」
出典:スターダストプロモーション「七瀬ふうり 実写映画『ルックバック』主人公・藤野役(子ども時代)で出演決定!」(2026年6月9日)
初出演だからこそ、撮影前には現場がどんな雰囲気なのか分からない不安もありました。
「でも、一度も緊張することはありませんでした」
出典:The Hollywood Reporter Japan「『ルックバック』で注目の子役・七瀬ふうり&岡田六花が撮影秘話を語る『是枝監督のアドバイスは別格』」(2026年9月14日)
七瀬さん本人に焦点を当てたスターダストプロモーション公式動画では、『ルックバック』についてのインタビューに加え、「究極の2択」に答える姿も見ることができます。
七瀬ふうりの俳優デビュー|初めての演技現場と『旅する練習』
オーディションで藤野役をつかんだ七瀬さんは、是枝監督の撮影現場で初めて本格的な演技に取り組みました。
そこで待っていたのは、完成した台本を覚えてそのまま演じる方法とは少し違う撮影でした。
台本なしの是枝組|自分らしく演じた初仕事
是枝監督は、七瀬さんに台本を渡さず、その場で場面の意図やセリフを伝えながら撮影を進めました。
ただ指示を出すだけではなく、場面についてどう思うか、別のやり方を試してみたいかと本人にも問いかけていたといいます。
七瀬さんは、スターダストプロモーションを通じて撮影を振り返った際、是枝監督から「自由!自由でいいよ!」と何度も声をかけてもらったことを明かしています。
演技経験の少ない七瀬さんを型にはめるのではなく、本人の反応や考えを取り込みながら藤野を作っていく撮影でした。
七瀬さん自身も、最後まで自分らしく藤野を演じることができたと話しています。
役名で呼ぶルールと監督をセットから出した一幕
初めての演技現場でありながら、七瀬さんには自分なりの役への入り方がありました。
是枝監督によると、撮影中の七瀬さんはスタッフへ、自分のことを「ふうり」ではなく「藤野」と呼んでほしいと頼んだそうです。
さらに、「ふうり」と呼んだら罰金というルールを書いた紙まで現場に貼り出していました。
是枝監督は、オーディションで感じた七瀬さんの明るさや自信、自然体な雰囲気を藤野と重ねていました。撮影が始まってからの行動にも、その印象と重なる場面があったようです。
もう一つ印象的なのが、監督自身がセットから退出させられたという出来事です。
是枝監督がその場でセリフを伝えたあと、七瀬さんは準備ができるまでセットの外に出ていてほしいと頼みました。
完成報告イベントでその理由を聞かれると、本人はこう説明しています。
「監督に完璧な状態で見せたいっていう気持ちがあったからです」
出典:ORICON NEWS「是枝裕和監督、12歳・七瀬ふうりから『ルックバック』撮影中に衝きの一言 出口夏希が目尻を下げる『藤野だね~』」(2026年8月20日)
是枝監督にとっても、子役から「できあがるまで出ていてほしい」と言われたのは初めてだったそうです。
経験の少なさを説明するより、初現場で自分から役名のルールを作り、納得できる状態まで一人で準備しようとしたという出来事の方が、当時の七瀬さんをよく表しています。
2026年4月に『旅する練習』を撮影|2作目の映画へ
『ルックバック』は2026年9月11日に劇場公開されましたが、七瀬さんはその公開を迎える前に次の映画撮影も経験していました。
映画『旅する練習』では、中島歩さんが演じる小説家・圭佑の姪で、サッカー少女の亜美役を演じます。
作品の撮影は2026年4月に終了しており、出演が正式発表されたのは同年9月15日でした。
つまり、世間では『ルックバック』で俳優デビューしたばかりに見える時期に、本人はすでに2本目の映画を撮り終えていたことになります。
「撮影では、はじめての経験もたくさんあり少し緊張しましたが、とても楽しく撮影することができました。」
出典:スターダストプロモーション「七瀬ふうり 映画『旅する練習』出演決定!」(2026年9月15日)
『旅する練習』は2027年に劇場公開されることが発表されています。
広告モデルとしてカメラの前に立ち始め、『ルックバック』で初めて演技を経験した七瀬さんは、そのデビュー作が公開されるより前に、すでに別の役を演じる現場へ進んでいました。
















