PROFILE
人物プロフィール
映画『夜勤事件 The Convenience Store』で映画初主演を務め、2026年には日本映画批評家大賞の新人女優賞にも選ばれた南琴奈さん。
2006年6月20日生まれ、埼玉県出身で、モデルの仕事から映像の世界へ活動を広げてきました。
ただ、芸能界へ入ったころから女優を目指していたわけではなく、もともと興味があったのは服や写真、モデルの仕事でした。
小学6年生で初めて原宿へ行った日にスカウトされ、14歳ごろのMr.Children「Documentary film」で初めて本格的な演技に向き合っています。
今回は、そんな南琴奈さんの生い立ちや家族、中学・高校時代、芸能界へ入ったきっかけ、モデルの仕事から女優になるまでの道のりをご紹介します。
南琴奈の生い立ち|埼玉で育った子ども時代
南琴奈さんは、2006年6月20日に埼玉県で生まれました。
子どものころから服や写真が好きで、自分が写真を撮ることも、撮られることも楽しんでいたと話しています。
服や写真が好きでモデルに憧れた小学生時代
芸能界へ入る前からモデルという仕事には興味がありましたが、このころから俳優を目指していたわけではありませんでした。
14歳のときのインタビューでは、小学6年生の春休みに原宿でスカウトされたこととあわせて、もともと服や写真が好きだったと振り返っています。
その後の活動を知ってから振り返ると女優への一直線な道に見えますが、本人が最初に思い描いていた入口はモデルの仕事でした。
学級委員に立候補し、陸上にも取り組んだ
小学生のころは、自分から学級委員へ立候補するようなタイプだったそうです。
陸上にも取り組んでおり、短距離走やハードルを経験したことも後のプロフィールやインタビューで語られています。
人前に出ることへ積極的だった小学生時代でしたが、中学生になると少し性格が変わり、人前で話すことを恥ずかしく感じるようになったとも振り返っています。
南琴奈さんは書道四段・硬筆三段の資格も持っていますが、取得した時期は公表されていません。
南琴奈の家族|父親・母親・兄とのエピソード
南琴奈さん本人のこれまでの発言には、父親、母親、兄が登場しています。
家族の氏名や職業などは明らかにされていませんが、食事や漫画、芸能活動を始めるときの相談など、家族との日常が分かるエピソードは残っています。
母親の春巻きと、父親・兄から借りた漫画
14歳のころ、一番好きな食べ物として挙げていたのが母親の春巻きでした。
一番好きなのはお母さんの春巻き。
出典:anan「ミスチルのPVで注目の南琴奈『カメラの前でも動じないほうです』」(『anan』2021年2月10日号)
漫画も好きで、『進撃の巨人』などの少年漫画を父親や兄から借りて読んでいたと話しています。
高校生のうちに一人暮らしを始めた後には自炊もするようになり、自分で作った豚汁やそぼろご飯などを母親に食べてもらったこともありました。
子どものころは母親の手料理を楽しみにし、家を出た後には自分の料理を母親に食べてもらうという、時間の経過が感じられる家族のエピソードです。
芸能界入りを両親へ相談した小学6年の春
小学6年生の春休みに原宿でスカウトされたときも、その場ですぐ芸能活動を始めると決めたわけではありませんでした。
家へ帰ってから父親と母親に相談し、母親から背中を押されたことで事務所へ入ることになりました。
南琴奈さんの芸能活動は、家族に相談したうえで小学6年生から始まっています。
小学6年で原宿スカウト|モデルの仕事から芸能活動へ
初めての原宿で所属事務所から声をかけられる
芸能界へ入るきっかけになったのは、小学6年生の春休みに初めて原宿へ遊びに行った日のことでした。
母親と歩いていたところ、所属事務所の関係者から声をかけられ、名刺を渡されたと本人が複数のインタビューで振り返っています。
スカウトを受けるために原宿へ行ったわけではなかったため、本人も最初は驚いたそうです。
初めて訪れた原宿でのスカウトが、南琴奈さんの芸能界入りのきっかけでした。
最初の仕事は着物カタログのモデル
事務所へ入った後、最初に経験した仕事は着物カタログのモデルでした。
最初にしたのは、着物のカタログのモデルですね。
出典:logirl「新進俳優・南琴奈──“自分との共通点”を見つける役づくり」(2026年3月25日)
撮影の最初は、とにかく全力で笑顔を作ることに集中していたものの、最後には楽しかったという感覚が残ったと話しています。
その後もモデルや広告の仕事を経験し、2020年1月にはNatural Lag「蜃気楼」のミュージックビデオへ出演しました。
つまり、Mr.Children「Documentary film」が南琴奈さんにとって最初のミュージックビデオだったわけではありません。
Mr.Childrenの作品が特別なのは、本人が初めて「演技的なこと」をした仕事として挙げている点です。
芸能活動の入口はモデルで、2020年にはMVなどの映像仕事も経験し、その中で少しずつ演技へ進んでいきました。
南琴奈の中学時代|ミスチルMVで初めて演技を経験
14歳でMr.Children「Documentary film」に出演
14歳ごろ、南琴奈さんはMr.Children「Documentary film」のミュージックビデオへ出演しました。
撮影は約1週間にわたり、この仕事では初めて母親のもとを離れて一人で現場へ向かったと振り返っています。
セリフはありませんでしたが、監督から感情を表現する演技を教わり、南琴奈さんにとって本格的に芝居へ向き合う最初の機会になりました。
「Documentary film」は、モデルとして始まった活動の中で演技と出会った重要な作品です。
完成映像への悔しさから「もっと演技をしたい」へ
撮影中は何が正解か分からないまま、監督から求められたことへ必死に応えようとしていたそうです。
ところが完成した映像を見返すと、うまくできたという満足感よりも、「もっとこうできたのでは」という悔しさが残りました。
演技の面白さだけではなく、思うようにできなかった悔しさが、芝居を続けたい気持ちへ変わっていきました。
俳優になりたいというより、諦めずに続けたいという感覚が近かったと思います。
出典:週プレNEWS「映画『ミーツ・ザ・ワールド』出演の注目俳優・南琴奈『話すと意外に子供っぽいねって言われます』」(2025年10月23日)
最初から「女優になる」と決めていたのではなく、うまくできなかった芝居をそのままにせず続けた先で出演作品が増えていきました。
中学3年の地方ロケで母親へ泣きながら電話
中学3年生のころには、地方で一人きりになる撮影も経験しています。
新型コロナウイルスの影響が残る時期で、撮影所とホテルを往復し、仕事以外の時間を一人で過ごすこともありました。
当時のテレビ出演では、ホテルで一人になる怖さや寂しさから、母親へ泣きながら電話したことを明かしています。
同じ中学生の時期に撮影されたNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』でも、ホテルで一人になる時間が多く、先輩俳優たちとの芝居に戸惑いながら現場へ通っていました。
この作品では琴乃役を演じ、本人は後に初めてセリフのある演技を経験した作品として挙げています。
南琴奈の高校時代|学校生活と女優としてのスタート
出身高校は?本人が語った学生生活と仕事との両立
南琴奈さんの出身高校について、本人や所属事務所が校名を明らかにした信頼できる情報は確認できません。
高校進学前の本人インタビューでは、英語に力を入れているコースへ入ると話しており、英語を話せるようになりたいという目標も語っていました。
ネット上では複数の高校名が候補として挙がっていますが、本人や所属事務所が確認できる形で校名を公表した事実は確認できないため、特定の学校名は断定できません。
高校1年生だった2022年には、学校帰りに友人と渋谷へ行き、お茶をしたりベンチで話したりする放課後を過ごしていました。
高校生活は本当に楽しいです。
出典:ViVi「【南琴奈】ミスチルのMV出演で話題!透明感が半端ない16才のリアルな高校生活とは!?」(2022年8月30日)
仕事が増えた高校時代には、一人暮らしも始めています。
学校へ通い、友人と過ごしながら、撮影の日には仕事へ向かい、自宅では一人で生活する時期が重なっていました。
『舞妓さんちのまかないさん』で連続ドラマへ
2023年1月、Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』が配信され、南琴奈さんは舞妓2年目の琴乃役で出演しました。
作品が配信されたのは高校1年生の時期ですが、撮影そのものは中学生のころに行われています。
『舞妓さんちのまかないさん』は南琴奈さんの連続ドラマデビュー作で、本人にとって初めてセリフのある芝居へ取り組んだ作品でもありました。
松坂慶子さんをはじめ年上の共演者が多い現場で、南琴奈さんは周囲から声をかけてもらいながら撮影を続けたと振り返っています。
ただ、この作品を終えた時点でも、自分を「俳優」と強く意識していたわけではなかったそうです。
『ちひろさん』で映画出演へ進む
2023年には有村架純さん主演の映画『ちひろさん』にも出演し、その後『水は海に向かって流れる』『アイスクリームフィーバー』など映像作品への出演が続きました。
高校へ通う一方で、モデルやミュージックビデオだけでなく、ドラマや映画で役を演じる仕事の比重が少しずつ大きくなっていきます。
『ミーツ・ザ・ワールド』の撮影期間には高校の修学旅行もあり、役のために変えていた髪や服装の雰囲気を残したまま学校行事へ参加しました。
修学旅行では友人たちと川下りを楽しみながら、ふとした瞬間には撮影中の役について考えることもあったと話しています。
2025年に高校を卒業すると、学校と仕事を行き来する生活から、仕事を中心に考える生活へ変わりました。
高校卒業後の転機|映画初主演と新人賞へ
地上波連続ドラマのレギュラー出演で活動が広がる
2025年には、カンテレ・フジテレビ系『僕達はまだその星の校則を知らない』で斎藤瑞穂役を演じました。
斎藤瑞穂は高校3年生の生徒会副会長で、南琴奈さんにとって初めての地上波連続ドラマのレギュラー出演でした。
中学生のころにセリフのある芝居を始めた南琴奈さんは、高校卒業後に地上波連続ドラマのレギュラーへ進みました。
学生生活では経験しなかった生徒会副会長という役に挑戦し、作品の中では同世代の生徒役とともに学園ドラマの中心を担っています。
『夜勤事件』で映画初主演
2026年2月20日公開の映画『夜勤事件 The Convenience Store』では、田鶴結貴乃役で映画初主演を務めました。
もともとホラー作品が得意ではなく、初主演と初めてのホラー作品が重なる撮影になりました。
まさかホラー映画で初主演とは思っていなかったのでプレッシャーもありました。
出典:美的.com「2026年注目俳優・南琴奈さんにインタビュー!透き通る陶器肌の秘密は?映画『夜勤事件』インタビュー【♯美的エンタメ部】」(2026年2月16日)
一人で演じる場面が多い作品で、カメラ位置まで意識しながら芝居をするなど、それまでとは違う撮影方法にも向き合いました。
小学6年生でスカウトされてから約8年で、一本の映画を主演として担うところまで仕事の幅が広がりました。
『ミーツ・ザ・ワールド』などで演技が評価され新人賞へ
2025年公開の映画『ミーツ・ザ・ワールド』では、杉咲花さん演じる主人公・由嘉里が歌舞伎町で出会うキャバ嬢・ライを演じました。
南琴奈さん自身も、これまで出演した作品の中で特に印象に残っている作品として『ミーツ・ザ・ワールド』を挙げています。
2026年には同作で第35回日本映画批評家大賞の新人女優賞(小森和子賞)を受賞しました。
さらに2026年10月、第18回TAMA映画賞では『90メートル』『ミーツ・ザ・ワールド』『終点のあの子』『夜勤事件』での演技を対象に、最優秀新進女優賞に選ばれています。
モデルを目指して始まった芸能活動は、MVで感じた演技への悔しさを経て、映画初主演と新人女優賞へ続きました。
最初から女優一本だったのではなく、モデル、MV、セリフのあるドラマ、映画、地上波連続ドラマ、映画初主演と、仕事を重ねながら俳優としての時間が長くなっていった経歴です。
















