PROFILE
人物プロフィール
日曜劇場『マイファミリー』で二宮和也さんと多部未華子さんの娘・鳴沢友果を演じ、朝ドラ『おむすび』にも出演した大島美優さんは、子役時代から映像作品に出演してきました。
2026年には映画『ザッケン!』と連続ドラマ『GTO』で、本人と同じ高校生の役を演じています。
カメラの前に立つよりも前、初めて人前で芝居をした場所は幼稚園のお遊戯会でした。
芸能界への入口になったのは、小学3年生で受けた『ちゃお』のオーディションです。
今回は、そんな大島美優さんの生い立ちや家族、学生時代、芸能界へ入ったきっかけ、子役として演技を始めた時期、女優としての転機などをご紹介します。
大島美優の生い立ち|埼玉県出身、幼稚園のお遊戯会で芝居に夢中に
大島美優さんは、2009年11月19日生まれです。
2026年8月現在は16歳です。
公式に明かされている出身地は埼玉県までで、生まれた市町村や育った地域の詳しい名称は公表されていません。
「空飛ぶじゅうたん」役で舞台に立つ楽しさを知る
人前で初めて芝居をしたのは、幼稚園で上演した『アラジンと魔法のランプ』でした。
任されたのは人間の登場人物ではなく、物語の中を飛び回る空飛ぶじゅうたんの役です。
両手を大きく広げ、じゅうたんが空を飛ぶ様子を全身で表現しました。
先生から演技を褒められたことがうれしく、人前に立つことも楽しいと感じました。
先生がすごく褒めてくださったんです。それがうれしくて。人の前に立つのも楽しかったです
出典:日刊スポーツ「『おむすび』で“一人二役”の大島美優 『自分の記憶がなくなっちゃう』ほど入り込む芝居好き」(2025年3月20日)
本人は、まだ「芝居」という言葉を意識していなかったころから、一人で役になりきるような遊びもしていたと振り返っています。
お遊戯会で味わった楽しさは、テレビに映る同世代の俳優へ目を向けるきっかけになりました。
芦田愛菜を見て同じ仕事に憧れた幼少期
幼い大島美優さんがテレビで見ていたのが、ドラマ『マルモのおきて』に出演していた芦田愛菜さんでした。
同じような年齢で芝居をしながら、仕事と勉強を両立している姿にも憧れたそうです。
清原果耶さんも好きな俳優として挙げており、後に『ファイトソング』で清原さんが主演する作品へ出演することになります。
ただし、この時点で養成所へ通ったり、具体的な芸能活動を始めたりしたわけではありませんでした。
実際に応募先を探し、最初の一歩を作ったのは家族でした。
大島美優の家族|母と音楽や本を分かち合う日常
大島美優さんの家族について、本人が具体的な出来事を語っているのは母親と兄です。
母親は芸能界入りだけでなく、読書や音楽といった日常の楽しみにも関わってきました。
家や車で母の好きな音楽を聴いた子ども時代
大島美優さんが好きな音楽としてたびたび名前を挙げているのが、BUMP OF CHICKENです。
もともとは母親が好きで、家や車の中で曲が流れていたため、子どものころから自然に耳にしていました。
成長して歌詞の意味が心に入るようになると、自分でも曲や過去の雑誌を調べ、母親におすすめを尋ねるようになりました。
今では母と「BUMP OF CHICKEN」の魅力を語り合えるくらいになりました♪
出典:kukka「〖大島美優:インタビュー〗朝ドラ『おむすび』に出演する14歳。理想は、演じた役がいつまでも人々の心に残ること、と話す知的な彼女こそ、ネクストブレイクガールです!」(2024年11月7日)
本との出会いにも母親の存在があり、絵本を読んでいたころから「何を読みたいか」と尋ねられていました。
自宅のリビングには母親が新しい本を加える本棚があり、現在は大島美優さんのほうから作品を薦めることもあります。
同じ本を読み終えた後には、好きだった場面や登場人物の行動について親子で感想を交わしています。
公式プロフィールに挙げられている趣味は映画鑑賞と読書で、中学時代には森絵都さん、辻村深月さん、梨木香歩さんの作品を愛読していました。
父親・兄弟姉妹について公表されている範囲
2026年の本人インタビューでは、年上の兄がいることも明かされました。
大島美優さんが幼稚園児だったころ、すでに小学生だった兄には学校の友達が増え、以前ほど遊んでもらえなくなったことがありました。
寂しくなった妹は一人で腹を立て、兄に「もう一生遊ばないから」と宣言したものの、兄にはほとんど効かなかったそうです。
父親については、職業や家族との具体的なエピソードを本人や所属事務所が公表していません。
やがて母親が、娘の好きだった少女漫画誌の中に、芸能界へつながる入口を見つけます。
小学3年生、母が見つけたちゃおガールオーディションへ
2018年、大島美優さんは『ちゃお』を読んでいる小学3年生でした。
応募のきっかけには、母親と大好きだった漫画家の存在がありました。
締切当日に写真を撮り、約5,000通の応募から準グランプリ
親子が「ちゃおガール2018☆オーディション」の募集に気づいたのは、応募最終日です。
オーディションの存在に気づいたのが最終日ギリギリで、急いで写真を撮って応募しました。
出典:Real Sound「大島美優インタビュー&スタッフの対談で迫る、『ちゃおガールオーディション』の独自性」(2022年5月4日)
急いで応募した一方、最終審査まで進みたい理由ははっきりしていました。
当時から漫画家・まいた菜穂さんの『12歳。』が好きで、ファイナリストの特典だった、まいたさんとのお茶会へ参加したかったのです。
「絶対に最終まで行く」と臨み、約5,000通の応募から選ばれた10人のファイナリストに残りました。
2018年8月26日にパシフィコ横浜で行われた最終審査では、ウォーキングや自己PR、ダンスに挑戦しました。
最終審査まで進める自信は少しあったものの、名前を呼ばれるまで準グランプリを受賞できるとは考えていなかったそうです。
8歳で準グランプリを受賞し、ここから芸能活動が始まりました。
ちゃおガールとCiào Smiles、アミューズ所属へ
その後はアミューズへ所属し、ちゃおガールとして誌面やCM、公式YouTubeへ登場しました。
2019年7月には、ちゃおガールによる音楽ユニットCiào Smilesへ新メンバーとして加わります。
歌やダンスにも取り組みましたが、Ciào Smilesへの加入は、女優活動を始めた後のことでした。
撮影や誌面の仕事だけでなく、演技レッスンを受け、同世代のちゃおガールと連絡を取り合う日々も始まりました。
ユニットは2021年3月31日で活動を終えましたが、大島美優さんはちゃおガールと俳優の仕事を続けています。
2018年のオーディション受賞が芸能界入りで、2019年のドラマ出演が演技活動の始まりです。
子役として演技を開始|『ラジエーションハウス』から『相棒』へ
ちゃおガールとして活動を始めた翌年、大島美優さんはドラマの撮影現場へ入りました。
最初から大きなレギュラー役を得たのではなく、主人公に近い人物の子ども時代や、一話ごとのゲスト役を重ねていきます。
2019年、『ラジエーションハウス』でドラマ初出演
俳優として確認できる最初のドラマ出演は、2019年の月9ドラマ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』です。
本田翼さんが演じた放射線科医・甘春杏の少女時代を担当しました。
ちゃおガールとしての芸能活動開始から約1年後、9歳でドラマの演技仕事が始まりました。
2021年に放送された続編『ラジエーションハウスII』でも同じ少女時代を演じ、最初の役へ約2年ぶりに戻っています。
Ciào Smilesと並行し、『相棒』で少女役を演じる
ドラマ初出演と同じ2019年10月には、『相棒 season18』第3話「少女」へゲスト出演しました。
演じた小学生の明菜は、飼い猫の捜索に協力した後、隣室で起きた事件に巻き込まれる人物です。
一場面だけの幼少期役とは異なり、明菜が抱えた秘密と誘拐事件が一話の中心に置かれていました。
成長した人物の過去を演じるのではなく、物語の現在を生きる同年代の役を担った初期の仕事でもあります。
当時は小学4年生で、水谷豊さんや、冠城亘を演じていた反町隆史さんと同じ作品に参加しています。
2020年の『未満警察 ミッドナイトランナー』、2022年の『ファイトソング』などでは、引き続き登場人物の幼少期を演じました。
単発出演を重ねる中で届いた次の役は、誘拐事件を描く連続ドラマの娘役でした。
中学入学と『マイファミリー』|初の連ドラレギュラーをつかむ
2022年春、大島美優さんは12歳で中学校へ進学しました。
学校生活が切り替わる時期に、日曜劇場の長期撮影にも入ることになりました。
オーディション中、鳴沢友果を考え続けて合格
TBS日曜劇場『マイファミリー』で演じたのは、主人公夫妻の一人娘で中学1年生の鳴沢友果です。
大島美優さんはオーディションが続く間、台本にいない時間の友果が何をしているのかまで考えて過ごしました。
ずっと役のことを考えながら過ごしていたので、「受かりました」って聞いたときは、ものすごくうれしかったです。
出典:日刊スポーツ「大島美優、二宮和也は『すごい人』多部未華子は『天使』目標の人物は芦田愛菜/インタビュー1」(2022年4月25日)
『マイファミリー』は、大島美優さんにとって初めての連続ドラマレギュラー出演です。
合格への手応えと、実際に自分が選ばれたことをすぐには信じ切れない気持ちの両方があったといいます。
二宮和也・多部未華子との親子役で知られるように
友果の父・鳴沢温人を二宮和也さん、母・未知留を多部未華子さんが演じました。
二宮和也さんと多部未華子さんは作品内の両親役で、大島美優さんの実際の父親・母親ではありません。
物語は友果の誘拐から始まり、離れていた家族が娘を取り戻すために動く中で、夫婦の秘密や別の誘拐事件が明らかになっていきます。
撮影の合間には、二宮さんが学校について声をかけ、多部さんを初対面から「天使」のようだったと感じたそうです。
第1話で友果が口にした短いせりふを、放送翌日に学校の友人たちから繰り返されたこともありました。
台本のせりふは家の中を動きながら覚え、撮影では途中で素の自分へ戻らず、友果の感情に集中することを意識していました。
『マイファミリー』以降は街で声をかけられる機会が増え、同世代だけでなく、親世代の視聴者から気づかれることが多かったと話しています。
同じ2022年には映画『沈黙のパレード』にも出演し、連続ドラマ以外の映像作品へ仕事が広がりました。
大島美優の中学校・高校|受験と仕事を両立した学生時代
大島美優さんは、子役として仕事を続けながら一般の学校生活も送ってきました。
本人の言葉からは、学年ごとに仕事と勉強をどう組み合わせてきたのかが分かります。
中学3年は学校の後も受験勉強、好きな社会と得意な国語
『マイファミリー』の撮影が始まった中学1年生のころは、できるだけ学校を休まず、家庭学習で授業へ追いつくことを意識していました。
これほど撮影予定が入るのは初めてだったため、新しい中学校と初のレギュラー撮影の両方に慣れるところから始まりました。
中学3年生になった2024年は高校受験を控え、学校から帰った後も全教科の勉強を続けていました。
授業を受けていて楽しい科目は社会でしたが、テストで最も点数を取れるのは国語だったそうです。
中学2年生の終わりに始めたギターも受験中は一度止め、試験後に再び練習する予定を立てていました。
2025年春に中学校を卒業した際には、本人のInstagramで3年間を「幸せだった」と振り返り、中学の友人たちと東京ディズニーシーへ出かけた写真も公開しています。
学校名は非公表、2025年春から高校生活へ
大島美優さんは2025年春に高校生になりました。
通っている高校名は公表されておらず、インターネット上で挙がっている学校名にも、本人・所属事務所・学校による裏付けはありません。
高校では先生への質問など最低限の連絡にタブレットを使い、普段は友人と直接話す時間のほうが多いと説明しています。
放課後に友人と食事へ行ったり、プリクラを撮ったり、学校行事へ全力で参加したりすることも大切にしています。
高校は知らない人たちが集まる初めての場所で、中学校まで得意だと思っていたことを、さらに上手にできる同級生とも出会いました。
テスト前になると母親から勉強を始めるよう促されますが、言われていることが正しいと分かるため、言い返しても勝てないと笑っていました。
受験中に止めていたギターも再開し、現在は楽譜を見ながら好きなバンドのギターパートを練習しています。
高校へ進学した2025年には、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で夏帆さんが演じる山岸鮎美の中学生時代を担当しました。
実生活で高校生になった時期から、主人公の幼少期だけでなく、思春期の人物や同世代の高校生を演じる仕事が続いていきます。
高校生になった現在|『おむすび』の一人二役から映画初主演へ
中学3年生から高校生へ移る時期、大島美優さんは朝ドラ、連続ドラマ、映画で、それぞれ異なる十代の人物を演じました。
出演作を重ねる中でも、役の感情だけでなく、その人物がどのような環境で育ったのかを視聴者へ届けることを意識しています。
何度も挑戦した朝ドラで、真紀と詩を演じ分ける
大島美優さんは過去にも朝ドラのオーディションを受けており、何度目かの挑戦で『おむすび』の渡辺真紀役に選ばれました。
出演が決まるとすぐ母親へ知らせ、初めての朝ドラ出演を一緒に喜びました。
審査は三次まであり、東京で一次・二次審査を受け、三次審査のために人生で初めて大阪へ行きました。
この人たちと一緒にお仕事したいなって強く思ったよ。
出典:ちゃおプラス「〖連続テレビ小説『おむすび』に出演〗ちゃおガール大島美優ちゃん真紀役への思いを語るスペシャルインタビュー」(2024年12月25日)
真紀は仲里依紗さんが演じる米田歩の中学時代の親友で、神戸で暮らしながらギャル文化と将来に憧れていた少女です。
役作りでは安室奈美恵さんのCDを繰り返し聴き、平成のギャルを調べ、音声データを使って神戸ことばを覚えました。
真紀は阪神・淡路大震災で亡くなりますが、その存在は歩と父・孝雄のその後を描くうえで長く残りました。
2025年3月、大島美優さんは真紀とは別人の田原詩としてドラマの終盤へ再登場します。
詩は人に心を閉ざした少女で、明るく将来を語っていた真紀とは性格も声の出し方も異なります。
詩がうつむく場面では真下ではなく少し斜め下を見て、すねた感情まで表れるように考えました。
真紀を演じた段階では、後に詩として再登場する展開は決まっていませんでした。
一人で真紀と詩を演じたのは、真紀役の演技が制作陣の心に残り、後から詩という別の人物が脚本に加えられたためです。
大島美優さん本人が事故に遭ったという事実はなく、検索されている「事故」は、田原詩が両親を事故で亡くしたという劇中設定と混同されたものと考えられます。
性格も記憶も異なる二人を演じ分けたことで、芝居を続けたいという気持ちを改めて強くしたと話しています。
『ザッケン!』で初めて映画主演を務める
2026年4月3日公開の映画『ザッケン!』では、中島瑠菜さんとダブル主演を務めました。
大島美優さんにとって、これが初めての映画主演です。
東京都立日比谷高校に実在する雑草研究部をモデルにした作品で、雑草を愛する高校1年生・徳田みみを演じました。
みみは部員不足で休部状態になった雑草研究部を復活させるため、同級生の杉野ゆかりを巻き込んで動き始めます。
撮影では中島さんと休憩中も一緒に過ごし、二人の関係はそのまま、ゆかりとみみのようだったそうです。
初主演という立場には緊張もありましたが、撮影中は同世代の出演者と本当の学校のように過ごしました。
自分にとっての宝物があるって、すごく幸せなことだと思います。
出典:Bezzy「中島瑠菜&大島美優に聞く究極の選択、今の二人は“上手さ”と“楽しさ”どっちを選ぶ?」(2026年4月9日)
子ども時代の役から始まった映像の仕事は、本人と同じ高校生の物語を担う主演へ進みました。
『相棒』から約7年後、『GTO』で反町隆史と再共演
2026年7月に始まった連続ドラマ『GTO』では、私立誠進学園1年B組の生徒・鈴木百花役に選ばれました。
大島美優さんが学園ドラマへ出演するのは、この作品が初めてです。
百花はクラスを盛り上げる明るい存在である一方、周囲から求められる自分を演じ続けることに悩んでいます。
生徒役のオーディションには高校生世代の400人以上が参加し、その中から28人が1年B組の生徒として選ばれました。
「最終オーディション」という名目で会場に行ったら、本当は合格発表だった
出典:Real Sound「大島美優、『GTO』で得た成長の実感と同世代から受けた刺激 西浦心乃助との同級生対談も」(2026年8月10日)
会場へサプライズで現れた反町隆史さんから「鈴木百花」と役名を呼ばれ、そこで初めて出演決定を知りました。
反町隆史さんとの共演は、小学4年生で出演した2019年の『相棒 season18』以来、約7年ぶりです。
『相棒』では反町さんと話す機会が多くありませんでしたが、『GTO』ではカメラが止まっている間も、生徒役と同じ目線で会話をする姿を見てきました。
百花が中心となる場面の撮影で焦ったときには、反町さんから落ち着いて進めれば大丈夫だと声をかけられ、その後は自分の芝居へ戻れたそうです。
これまで自然な芝居を意識することが多かった大島美優さんは、『GTO』で最初に声と動きを大きく出し、そこから引き算する演じ方にも取り組みました。
同世代の生徒役とは演技や学校のテストについて話し、本人は撮影現場を「もう一つの学校」のように感じています。
2026年8月現在は現役高校生として学校へ通いながら、同世代の俳優が集まる1年B組で百花を演じています。
2019年には『相棒』で冠城亘たちに救われる小学生を演じ、2026年には同じ反町隆史さんが演じる鬼塚の教室で、一人の高校生が抱える悩みと向き合いました。















