PROFILE
人物プロフィール
ファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして誌面に登場し、2026年にはドラマ『パンチドランク・ウーマン』や『GTO』で高校生役を演じている梶原叶渚さん。
父・カジサックさんのYouTubeに出演する「かんちゃん」として、幼いころから知っている人も多いでしょう。
ただ、女優になる前には、約10年間続けた新体操、家族と歩いたランウェイ、女子小中学生向け雑誌で始めたモデル活動がありました。
家族動画への出演、個人でのモデル活動、初めての演技、芸能事務所への所属は、それぞれ別の時期に起きた出来事です。
現在の仕事だけを見ると早くから女優を目指していたように見えますが、最初に本人を動かしたのは、習い事の発表会で味わった楽しさでした。
今回は、そんな梶原叶渚さんの生い立ちや家族、新体操を続けた学生時代、モデル活動を始めた経緯、初めて演技した作品、女優として迎えた転機などをご紹介します。
梶原叶渚の生い立ち|東京都で育ち、4歳ごろから新体操へ
梶原叶渚さんは、2009年7月31日に東京都で生まれました。
所属事務所のプロフィールでは身長155センチで、2026年8月時点では17歳です。
4〜5歳から14歳ごろまで続けた新体操
幼いころから長く続けた習い事が、新体操でした。
始めたのは4〜5歳ごろで、14歳ごろまで約10年間取り組んでいます。
通っていた教室では新体操だけでなく、ダンスとバレエも習うことができました。
新体操の上のクラスへ進むためにダンスの練習にも力を入れたところ、踊ること自体が楽しくなったそうです。
一時期はダンサーやアイドルにも興味を持ちましたが、のちにはダンスを自分の特技の一つとして磨くようになりました。
2021年には、自分で振り付けたダンスを父の公式YouTubeチャンネルで披露しています。
モデルを始めてから身につけた特技ではなく、テレビドラマへ出演する何年も前から身体を使った表現を続けていたことになります。
発表会をきっかけに人前へ出る仕事を意識
新体操で記憶に残ったのは、練習そのものだけではありませんでした。
発表会で演技を披露し、見ている人から反応をもらう時間を楽しいと感じるようになります。
発表会で人の前で披露することがすごく楽しくて、やりがいも大きく
出典:マイナビニュース「カジサック長女・梶原叶渚『人を笑顔にできる人になりたい』 芸能界での抱負や父からの教えを語る」(2024年5月31日)
そこから、人を笑顔にできる仕事にはどのようなものがあるのかを考え、テレビに出ている人を意識するようになりました。
芸能界への関心が生まれた最初の場面は、家族のYouTubeではなく、新体操の発表会でした。
やがて父の動画やイベントにも参加しますが、この時点ではまだ、自分の名前でモデルや女優の仕事をしていたわけではありません。
梶原叶渚の家族|父・カジサック、母と5人きょうだい
梶原叶渚さんが育ったのは、両親と5人の子どもが暮らす7人家族です。
家族はYouTubeにも出演していますが、家庭では撮影とは別のにぎやかな日常が続いていました。
5人きょうだいの第2子・長女として育つ
父親は、お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太さんで、YouTubeではカジサックとして活動しています。
母親は、家族動画でヨメサックと呼ばれている存在です。
子どもは、長男の冬詩さん、長女の叶渚さん、次男の寅次郎さん、次女の千鈴さん、三女の羽留さんという順番です。
叶渚さんは5人きょうだいの第2子であり、3人の年下のきょうだいがいる長女として育ちました。
2025年のインタビューでは、成人した兄と幼稚園に通う末の妹では、同じことを伝える場合も言葉を変えていると話しています。
兄弟でたくさん話す機会があり、兄弟の影響はすごく大きいと思います
出典:マイナビニュース「梶原叶渚、5人兄弟で培われたコミュ力『兄は成人、妹は年長さん。伝え方も全員違って』」(2025年11月9日)
家の中は騒がしいそうですが、一人でいることが苦手なため、帰宅すると誰かがいる環境をありがたく感じていました。
小さな子どもと遊ぶことも好きで、年下の弟や妹と過ごす時間を楽しんでいます。
きょうだいは叶渚さんの仕事に過度な反応をせず、家庭では出演作が決まっても普段どおりの距離で接しているそうです。
父と母がそれぞれ違う形で仕事を支える
母は5人の子どもの予定を把握し、習い事の送迎なども担ってきました。
叶渚さんは、自分なら混乱してしまうほどの家族の予定を管理している母を尊敬すると話しています。
父については、家では挨拶や日常のルールを教える「普通のお父さん」だと表現していました。
初めてドラマのセリフを覚えたときには、漫才やコントの経験がある父から、黙読と音読を使い分け、できるだけ大きな声で練習する方法を教わっています。
ダンスについても、ほかの人に見てもらえば自分では気づかない部分が分かると助言されました。
一方、ドラマをよく見る母は、経験者としてではなく視聴者の目線から、どうすれば演技が自然に見えるかを伝えています。
父はセリフの覚え方と声の届け方を、母は画面に映った演技の見え方を支えました。
仕事を始めたあとも、両親の役割が同じになることはなく、それぞれの経験から違う言葉をかけています。
梶原叶渚の学生時代|体育祭が好きだった中学時代から高校へ
モデルや女優の仕事を始めた時期にも、生活の中心には学校がありました。
初めてドラマへ出演した2024年は中学3年生で、高校受験を控えた年でもありました。
学校行事を楽しみ、高校受験を迎えた中学3年
中学校では、クラスで協力して取り組む行事を楽しみにしていました。
特に好きだったのは体育祭です。
新体操を長く続けていた一方で、本人は運動全般を得意だとは考えておらず、競技よりもクラスが一致団結する空気を好んでいました。
高校生活について聞かれた際には、勉強、学校行事、仕事を一つに混ぜず、それぞれ頑張りたいと答えています。
高校受験の年に最初のドラマ撮影を経験し、学校と女優の仕事を並行する生活が始まりました。
撮影現場へ入った経緯は後ほど詳しく触れますが、演技を始めたときから学生生活との両立は欠かせない条件でした。
高校名は非公表|学業と仕事を両立する高校生活
2025年4月に高校へ進学し、2026年4月からは高校2年生になりました。
小学校・中学校・高校の具体的な学校名は公表されておらず、ネット上で挙げられている学校名を裏づける信頼できる資料もありません。
高校へ入った当初は人見知りから自分で話しかけられず、新しい環境になじめるか不安を感じていました。
周囲の同級生から声をかけてもらい、少しずつ友人との会話が増えていったそうです。
仕事がある中でも課題を提出し、試験前には勉強時間を確保しています。
高校1年生のときに最も良い点を取った科目は、パソコンを使う「情報」でした。
高校卒業後については、仕事との両立を相談しながら大学や専門学校へ進むことも考えています。
どこかに進みたいなと思ってます。大学とか専門とか。
出典:マイナビニュース「カジサック長女・梶原叶渚、高校卒業後の進路は…『どこかに進みたいなと』」(2026年4月7日)
メイクが好きなことから美容系の専門分野にも関心がありますが、2026年8月時点で進学先を一つに決めてはいません。
家族動画の「かんちゃん」からモデル・梶原叶渚へ
梶原叶渚さんは、個人でモデルになる前から父の動画や家族イベントに姿を見せていました。
ただし、家族としてカメラの前に出ることと、本人の名前で仕事を受けることには意識の違いがありました。
9歳ごろからカジサック動画と家族イベントに出演
父がYouTubeチャンネル「カジサック KAJISAC」を始めた2018年、叶渚さんは9歳でした。
「かんちゃん」として、きょうだいや母とともに家族動画へ出演するようになります。
最初は恥ずかしさもありましたが、撮影そのものや、公開後に視聴者から届く反応を楽しむようになりました。
2019年にはTGC KUMAMOTO、2022年にはTGC FES YAMANASHIのランウェイを家族と歩いています。
2022年のステージでは末の妹を見守りながら歩き、自分が中心というより、父の仕事を手伝う意識を持っていました。
2024年に初めて一人でTGC teenへ出演したときには、家族と出る場合とは異なる緊張を感じています。
家族動画や家族ランウェイへの出演は、子役として演技を始めたことを意味しません。
13歳でCuugalイメージモデルに就任
本人名義の活動が始まったのは、13歳だった2023年1月です。
女子小中学生向けファッション誌『Cuugal』のイメージモデルに就任し、個人のInstagramも開設しました。
家族の一員ではなく、梶原叶渚という名前で受けた最初の継続的な仕事がCuugalのモデル活動でした。
撮影では同じ目標を持つモデルたちと出会い、服を着て表現する仕事の楽しさを知っていきます。
誌面では複数人で表紙を飾ったほか、2024年4月号では単独表紙も任されました。
個人Instagramの最初の投稿もCuugal就任の報告で、家族動画とは別に自分の活動を発信する場所がここから始まりました。
Cuugalへ入ったことで表に出る仕事を楽しいと感じ、モデル以外の仕事にも関心が広がります。
約3年間の活動を経て、2025年6月にCuugalを卒業しました。
卒業までの間に、活動の軸は雑誌モデルだけでなく、テレビドラマやファッションイベントへ広がっていました。
初めての演技で女優へ|『柚木さんちの四兄弟。』
Cuugalでモデルを続けるうちに、テレビで見ていた仕事を自分でも経験したいという気持ちが強くなりました。
その機会は、まだ芸能事務所へ所属していなかった中学3年生の春に訪れます。
NHKドラマのオファーを受け、早野芽衣役で初演技
2024年5月2日、家族の公式YouTubeで、芸能の道へ進み、NHK夜ドラ『柚木さんちの四兄弟。』へ出演することを発表しました。
家族も予想していなかった出演の話で、本人も最初は、なぜ自分に声がかかったのかと驚いたそうです。
父は当時、原宿で買い物をしていた叶渚さんが複数の芸能事務所から声をかけられていたことも明かしています。
ドラマは2024年5月27日に放送が始まり、叶渚さんは学校の同級生である早野芽衣を演じました。
『柚木さんちの四兄弟。』が、確認できる最初の演技仕事です。
それ以前の動画出演やモデル撮影では本人としてカメラの前に立っていましたが、この作品では初めて別の人物としてセリフを話しました。
演じる楽しさを知り、モデルと女優の両立を目指す
初めての撮影で面白いと感じたのは、自分ではない役に入っていく感覚でした。
テレビを見て楽しむ側から、自分が物語を届ける側になる可能性も感じています。
撮影後には、モデルだけに絞らず、演技の仕事も続けたいと考えるようになりました。
最初から女優だけを目指して事務所へ入ったのではなく、モデル活動中に届いたドラマの仕事を経験してから進みたい方向が増えた順番です。
このときはまだ特定の芸能事務所へ所属しておらず、今後も演技を続けるために所属先を考える段階へ入ります。
スターダスト所属と新人時代|ドラマ、朗読劇へ
女優として最初の撮影を終えたあと、本人と両親は、個人活動を支える事務所について話し合いました。
家族チャンネルの延長ではなく、梶原叶渚名義の仕事を続けるための所属先を決める話でした。
2024年8月、両親と相談して所属先を決める
両親のもとへ事務所側から連絡があり、家族で複数の選択肢を検討しました。
話し合いを重ねた末、2024年8月1日にスターダストプロモーションへの所属を発表しています。
本当にうれしい気持ちでいっぱいです。よろしくお願いします
出典:ORICON NEWS「カジサック長女・梶原叶渚、スターダスト所属を報告『本当にうれしい気持ちでいっぱい』」(2024年8月1日)
母は、本人が目指す方向へ寄り添うスタッフと出会えたことに安堵していました。
父は、家族チャンネルを手伝う場合とは世界が違い、これからは一人のタレントとして仕事を受けるのだと伝えています。
2024年8月から、家族動画の「かんちゃん」だけではなく、所属タレント「梶原叶渚」としての活動が始まりました。
ドラマ出演を重ね、朗読劇で初主演
所属発表から間もない2024年8月15日には、ドラマ『スカイキャッスル』第4話へ出演しました。
演じた城崎栞は、物語の重要な事実を知る少女として登場しています。
同年10月には『民王R』第1話で、あのさんが演じた冴島優佳の幼少期を担当しました。
初出演作では同世代の生徒役でしたが、続く二作では限られた登場時間で人物の事情を伝える役を経験しています。
さらに12月6日と7日には、音楽と朗読を組み合わせた舞台Music Stories『Love and Harmony』へ出演しました。
朗読劇で初主演を務め、映像とは異なり、観客の前で声を使って物語を届けています。
2024年は、5月の初ドラマ、8月の事務所所属、12月の朗読劇初主演と、異なる形の演技を順番に経験した年でした。
翌2025年には『浅草ラスボスおばあちゃん』第3話、『僕達はまだその星の校則を知らない』第9話へ出演し、ドラマ現場で役を受ける機会が続きました。
Seventeen専属モデルと連続ドラマ|次の転機
Cuugal卒業後もモデルを続けるため、梶原叶渚さんは新しい選考へ自分から応募しました。
女優としても、単発のゲスト出演から連続ドラマのレギュラー、さらに大規模な学生役オーディションへ進んでいきます。
自信のなさを越えてミスSeventeen2025へ応募
『Seventeen』では、誌面やSNSで自分らしく発信する専属モデルの姿に憧れていました。
一方で、身長や自信のなさを理由に、ミスSeventeenへ挑戦することをためらった時期もあります。
それでも、自分の殻を破るために応募し、2025年10月18日に発表されたミスSeventeen2025の6人に選ばれました。
モットーは“どんなことも努力で叶う”
出典:Seventeen-Web「【梶原叶渚】ミスセブンティーン2025決定! プロフィール&メッセージを紹介♡」(2025年10月18日)
専属モデルとしては、低身長を隠すのではなく、それを生かしたコーディネートやスタイルアップの方法を伝えたいと考えています。
母も学生時代に『Seventeen』を読んでおり、合格後は親子で誌面を見られるようになりました。
家族のランウェイでは自分を手伝う側だと考えていた時期から、雑誌の読者へ自分の名前で発信する専属モデルへ進みました。
『パンチドランク・ウーマン』でGP帯連ドラ初レギュラー
2026年1月には、日本テレビ系『パンチドランク・ウーマン −脱獄まであと××日−』へ日下寿々役で出演しました。
この作品が、ゴールデンプライム帯の連続ドラマで初めて得たレギュラー役です。
寿々は、父の厳しい教育を受けて育ち、心の中にある感情を言葉へ出しにくい高校生でした。
大きな動きや長いセリフに頼らず、目線、表情、間の変化で人物の心を見せる必要があります。
相手の演技を受け取りながら自然に反応できるよう、撮影のない時間も準備を続けました。
シーン撮影がない空き時間などは、ひたすら台本を読み返しています
出典:Seventeen-Web「ST㋲梶原叶渚が『パンチドランク・ウーマン』にジェシー(SixTONES)の妹役で出演」(2026年1月11日)
初レギュラーが決まった直後は、喜びよりも自分に務まるのかという不安が先に立ったそうです。
撮影では、それまで多かった抑えた表現に加え、感情を強く外へ出す場面にも取り組みました。
単発出演とは違い、同じ人物を複数話にわたって演じる仕事をここで初めて経験しました。
400人超のオーディションを経て『GTO』若槻琴音役へ
次に参加したのが、2026年7月20日に放送が始まった反町隆史さん主演の連続ドラマ『GTO』です。
生徒役は、2026年4月1日時点で15〜17歳の高校生世代を対象とするオーディションで選ばれました。
400人を超える応募者が書類審査へ参加し、その後は最大4回、約3か月にわたって審査が行われています。
梶原叶渚さんはその選考を通過し、1年B組の若槻琴音役に選ばれました。
『GTO』の生徒役は実際の高校生世代に限定され、子役経験者、モデル、アーティストなど異なる経歴を持つ28人が同じ審査を経て選ばれました。
若槻琴音は、友人関係や恋愛をめぐる出来事の中心となり、第3話では本人の抱える事情が描かれています。
放送された第3話では琴音の友人関係と恋をめぐる出来事が物語の中心となり、オーディションで選ばれた役として一つのエピソードを担いました。
2026年8月現在は高校生活を続けながら、若槻琴音として同世代の出演者と撮影した『GTO』が放送されています。
















