中須翔真の生い立ち|父親・母親との家族エピソードと子役デビューまで

中須翔真の生い立ちと家族、子役デビューまでの歩みを、陶芸の茶碗や台本、舞台照明と金色の根で表現したビジュアル

PROFILE

人物プロフィール

ふりがな
なかすとうま
カテゴリー
男性俳優
出身地
大阪府
生年月日
2011年2月28日
俳優デビュー
2018年
デビューのきっかけ
オーディション

中須翔真(なかす とうま)さんは、NHK連続テレビ小説『スカーレット』『おちょやん』『舞いあがれ!』などに出演してきた大阪府出身の俳優です。

幼い頃からドラマの撮影現場に立ち、2024年には映画『かくしごと』で難しい役柄に挑戦し、NHK特集ドラマ『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』では主役を務めました。

そんな中須翔真さんが芸能界へ入るきっかけを作ったのは、父親と母親が応募してくれた写真館のモデルオーディションでした。

子供の頃からテレビを見るのが好きだった少年は、演技レッスンを経て小学2年生で初めてドラマの撮影を経験しています。

2025年に受けたロングインタビューでは、両親との日常や学校生活、子役時代に出会った松下洸平さんとの思い出も語っています。

今回は、そんな中須翔真さんの生い立ちや家族、学生時代、芸能界へ入ったきっかけ、子役時代の出演作などをご紹介します。

中須翔真の生い立ち|大阪で育った子供時代

中須翔真さんは、2011年2月28日生まれ、大阪府出身です。

幼い頃からテレビが好きで、家ではNHK Eテレの番組を見ながら踊ることもあったそうです。

2011年生まれ、大阪府出身の少年時代

中須翔真さんの所属事務所は、大阪にも拠点を持つ舞夢プロです。

出身地は大阪府と公表されていますが、生まれ育った市区町村や通っていた小学校の名前までは、本人の公表情報から断定できません。

2025年8月に公開されたマグカンのインタビューでは、小さい頃からテレビが好きだったことを振り返っています。

特に覚えているのが、Eテレの『おかあさんといっしょ』を見ていた頃の話です。

中須さんは、テレビの前でお尻を振って踊るような子供だったと聞かされていたそうです。

その後、小学校に入ってから実際にテレビドラマへ出演することになります。

小さい頃に画面越しに楽しんでいたテレビ番組と、自分が演じる側として参加したドラマが、幼少期の思い出の中でつながっています。

料理や読書など、子供時代からの素顔

舞夢プロのプロフィールでは、料理と読書が趣味として紹介されています。

2025年のインタビューで料理について聞かれた中須さんは、母親に教えてもらいながら作っていると話していました。

得意料理を一つ挙げるなら、みそ汁を作れるそうです。

また、ライスペーパーに塩や海苔をのせて電子レンジで加熱し、パリパリのおせんべいのようにして食べるという、自分なりの工夫も紹介しています。

小さい頃から好きだった遊びの一つは、スマートフォンやNintendo Switchでのゲームでした。

中学1年生の頃には『スパイダーマン』のゲームを遊びたくてPlayStation 5を買ってもらい、そこから学校の友達と一緒に遊ぶ機会も増えていったそうです。

子役としてドラマに出演する一方で、家庭では料理に挑戦し、学校では友達とゲームの話をする生活を送っていました。

中須翔真の家族|父親・母親と芸能界入りを支えた家庭

中須翔真さんの芸能界入りには、父親と母親の行動が直接関わっています。

本人によると、両親がスタジオアリスのモデルに応募したことが、芸能活動を始めるきっかけでした。

その後も、料理を教わったり、父親と好きな歴史ドラマを見たりと、家族との具体的な思い出を語っています。

両親が応募したスタジオアリスのモデルオーディション

2025年のマグカンのインタビューで、俳優の世界に入ったきっかけを聞かれた中須翔真さんは、両親がスタジオアリスのモデルに応募してくれたと明かしました。

つまり、最初の入口は俳優のオーディションではなく、写真館のモデル募集だったのです。

そこで現在の所属事務所から演技レッスンを勧められ、お芝居の世界へ進むことになりました。

両親がどのような理由でモデルに応募したのか、父親と母親のどちらが中心になって応募を進めたのかといった細部は、本人の発言からは分かりません。

ただ、両親が応募してくれたことを本人が芸能界入りの出発点として語っているのは確かな事実です。

舞夢プロの出演歴には、2019年のスタジオアリスのスチール撮影も記載されています。

モデル応募を経て、写真の仕事と演技の仕事の両方に関わるようになったことが分かります。

母親と料理、父親と歴史ドラマを楽しんだエピソード

母親とのエピソードでは、料理の話が印象的です。

2025年のインタビューで、中須さんは将来のためにも料理ができた方がよいと思い、母親から教わっていると話していました。

みそ汁を作れるだけでなく、自分で簡単なおやつの作り方を考えることもあるそうです。

父親とは、戦国時代の歴史が好きという共通点があります。

中須さんは歴史の中でも戦国時代に関心があり、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』を父親と一緒に見ていたと語っています。

俳優として仕事をするようになってからも、家族との関わりは続いています。

普段は出演する作品の台本を自分で読み込み、家族にも読んでもらって、登場人物をどう捉えるか話し合うことがあるそうです。

マグカンのインタビューでは、役作りの過程について、次のように語っていました。

「家族にも台本読んでもらって」

出典:マグカン「シュッとした噺【第八十二回】俳優 中須翔真さん」(2025年8月)

家庭での会話が、演じる人物について考える時間にもなっているのです。

一方、兄弟姉妹の有無や家族全員の詳しい構成については、確認できる本人発言だけでは断定できません。

父親と母親の職業についても、本人が明かしていない情報を推測することはできません。

中須翔真はどうやって俳優に?小学生で始まった演技の仕事

両親によるモデル応募をきっかけに、中須翔真さんは演技レッスンを受けることになりました。

そして小学2年生の頃、テレビ朝日のドラマ『遺留捜査』で初めての撮影を経験しています。

モデルの応募から演技レッスンへ

スタジオアリスのモデル募集を通じて事務所との接点が生まれた中須さんは、演技のレッスンを勧められました。

当時から特定の俳優に憧れていたわけではなかったそうです。

子供の頃からテレビは好きだったものの、本人の説明では、最初から俳優を目指してオーディションへ応募したという流れではありません。

モデルへの応募、事務所からの声かけ、演技レッスンという順番で、俳優の仕事へ進んでいきました。

その後、2018年にはドラマへの出演が確認できます。

舞夢プロのプロフィールには、同年の西松屋「ELEFINDOLL CLASSIC」のCM出演も掲載されており、幼い頃から映像の仕事に関わっていたことが分かります。

2018年『遺留捜査』で経験した初めてのドラマ撮影

中須翔真さんが初めての撮影として振り返っているのは、テレビ朝日の木曜ミステリー『遺留捜査』です。

2018年放送の第8話に、藤崎凛久役で出演しました。

中須さん自身は、病気の子供を演じたことを覚えていると話しています。

その役にはセリフがありませんでしたが、初めての撮影ということもあって、とても緊張したそうです。

一方で、ずっと見てきたテレビの中へ自分が入れるという気持ちもありました。

当時の気持ちについて、中須さんはインタビューで次のように振り返っています。

「ものすごく緊張しましたよ!」

出典:マグカン「シュッとした噺【第八十二回】俳優 中須翔真さん」(2025年8月)

セリフのない役だったからこそ、撮影現場の空気やカメラの前に立つこと自体が、新しい経験だったのでしょう。

中須さんはこの撮影について、緊張とワクワクする気持ちが入り交じっていたと説明しています。

2018年の『遺留捜査』は、本人が初めての撮影として記憶している作品です。

翌2019年には『刑事ゼロ』第6話にも出演し、真崎翔太役を演じています。

こうして小学生の頃からドラマの撮影経験を重ね、朝ドラの出演へと進んでいきました。

中須翔真の小学校時代|『スカーレット』『おちょやん』で子役として活躍

中須翔真さんが子役として経験を積んだ作品の中でも、NHKの連続テレビ小説は重要な位置を占めています。

『スカーレット』では主人公の息子を、『おちょやん』では主要人物の子供時代を演じました。

『スカーレット』で川原武志を演じ、松下洸平と共演

2019年度後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、中須翔真さんは川原武志の子供時代を演じました。

武志は、戸田恵梨香さん演じる川原喜美子と、松下洸平さん演じる十代田八郎の息子です。

中須さんは2025年のインタビューで、『スカーレット』の撮影に参加したのは小学3年生の頃だったと振り返っています。

この撮影現場で出会った松下洸平さんは、中須さんにとって憧れの俳優になりました。

撮影中に優しく接してもらい、休憩時間には松下さんから陶芸を教えてもらったそうです。

二人で一緒に茶碗を作ったこともあり、中須さんは2025年のインタビューで、その茶碗を大切に使い続けていると話していました。

「今もずっと大事に使っています。」

出典:マグカン「シュッとした噺【第八十二回】俳優 中須翔真さん」(2025年8月)

このときの出会いは、数年後に中須さんが別のドラマで難しい撮影を経験したときにも登場することになります。

『おちょやん』では天海一平の子供時代を演じる

『スカーレット』に続き、中須翔真さんは2020年度後期の連続テレビ小説『おちょやん』にも出演しました。

演じたのは、天海一平の子供時代です。

一平は、主人公の竹井千代と深く関わる人物で、成長後の姿を成田凌さんが演じています。

中須さんは、芝居の世界で育つ少年の時代を担当しました。

『スカーレット』の武志と『おちょやん』の一平は、別々の家庭環境で育つ人物です。

短い期間に異なる朝ドラで子供時代の役を演じたことは、中須さんの子役としての出演歴をたどるうえで大切な出来事です。

なお、役柄がどのような家庭で育ったかという物語上の設定は、中須さん自身の生い立ちとは別のものです。

その後もドラマや映画の出演を続け、小学校高学年から中学生になる時期にかけて、演じる役の幅を広げていきました。

中須翔真の学生時代とその後の出演歴|朝ドラから映画へ

中須翔真さんは、学校生活と俳優の仕事を並行しながら成長していきました。

2025年のインタビューでは、撮影によって学校を休む時期があったことや、友達とのゲームが学校生活の楽しみになっていることも話しています。

小学生の頃は友達を作るのが得意ではなかったそうですが、中学生になるとゲームを通じて友達との交流が増えました。

撮影や舞台あいさつがニュースになったときには、学校の友達からテレビに映っていたことを連絡されることもあったそうです。

『さかなのこ』で映画にも出演

2022年、中須翔真さんは沖田修一監督の映画『さかなのこ』に出演しました。

演じたのは、1983年の時代に登場するヒヨ役です。

テレビドラマだけでなく映画にも出演し、映像作品での経験を重ねていきました。

同じ2022年には映画『線は、僕を描く』にも参加し、青山霜介の幼少期を写真で表現する役として出演歴に名前が残っています。

こうした出演歴を見ると、連続テレビ小説で人物の子供時代を演じるだけでなく、映画でもさまざまな役に関わっていたことが分かります。

『舞いあがれ!』で広田大樹を演じる

中須翔真さんは、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』にも出演しています。

2023年の放送で演じたのは、広田大樹役です。

広田大樹は、古本屋「デラシネ」を訪れる子供たちの一人として登場します。

2023年にはNHKスペシャル『南海トラフ巨大地震』にも出演し、森澤巧海役を演じています。

子役時代からの出演作が増える一方で、学校生活も続いていました。

中学生になってからは音楽に興味を持ち、ピアノを習い始めたこともあったそうです。

ただし、学校や撮影の忙しさもあり、ピアノ教室は半年ほどで辞めたと2025年のインタビューで話しています。

出演作品が増えていく時期にも、学校、習い事、ゲームといった日常の時間がありました。

中須翔真の俳優としての転機|『かくしごと』と主演ドラマ

2024年、中須翔真さんは映画『かくしごと』で、これまでとは異なる撮影方法を経験しました。

同じ年にはNHK特集ドラマで主役も務め、役に応じて新しいことを練習する経験もしています。

『かくしごと』で経験した台本を読まない撮影

2024年公開の映画『かくしごと』は、関根光才監督が手がけ、杏さんや奥田瑛二さんらが出演した作品です。

中須翔真さんは、犬養洋一/里谷拓未役で出演しました。

この映画で中須さんが経験したのは、事前に台本を渡されずに撮影へ臨むという、初めての演技方法でした。

普段の中須さんは、台本をしっかり読み、登場人物のことを自分なりに考え、家族とも話し合って役を準備するそうです。

ところが『かくしごと』では、監督から台本を読まずに撮影に来るよう伝えられました。

映画の公式サイトに掲載されたコメントでも、中須さんは当時の気持ちを率直に語っています。

「すごく不安でした」

出典:映画『かくしごと』公式サイト「中須翔真 コメント」(2024年)

2025年のインタビューでは、監督から自由に演じてよいと言われたことや、台本を渡されない撮影に驚いたことも振り返っています。

その場で与えられた状況に向き合いながら演じる方法は、あらかじめ人物像を準備して撮影に臨んできた中須さんにとって、印象に残る経験になりました。

2024年5月に開かれた完成披露舞台あいさつでは、母親役を演じた杏さんへ、中須さんがカーネーションの花束を贈るサプライズもありました。

作品の中で親子を演じた二人が、舞台あいさつの場で交流する様子が映像に残されています。

『かくしごと』での演技は、2024年の第49回報知映画賞で新人賞のノミネート対象にもなりました。

中須さんにとって、撮影方法への挑戦と映画賞での評価の両方を経験した作品となっています。

『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で主役に

2024年8月15日に放送されたNHK特集ドラマ『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』では、中須翔真さんが主役の小沢拓人を演じました。

作品は、スケートボードが好きな少年と、年の離れた田中さんとの交流を描いた物語です。

田中さん役を演じたのは、岸部一徳さんでした。

中須さんは、この作品に出演するまでスケートボードに乗った経験がなかったそうです。

そのため、撮影が始まる約1か月前から先生について練習しました。

運動は得意な方ではないと本人は話していますが、練習するうちにスケートボードの楽しさも感じるようになったそうです。

一方、このドラマの撮影では、ほかにもさまざまなことが重なり、気持ちの面で大変な時期があったと振り返っています。

そんなとき、マネージャーが松下洸平さんのマネージャーを通じて、中須さんへ応援メッセージを届けてもらいました。

その言葉は、「頑張れ!」という短いものでした。

中須さんは、憧れの松下さんから言葉をもらったことで、少し気持ちが回復したと話しています。

小学3年生のときに『スカーレット』で陶芸を教えてもらった相手から、数年後には主役を務めるドラマの撮影中に励ましを受けたのです。

この二つの出来事をたどると、子役時代の共演が、中須さん自身の記憶に長く残っていることが伝わってきます。

『海辺へ行く道』での新たな映画出演

2025年公開の横浜聡子監督作品『海辺へ行く道』では、中須翔真さんが立花良一役を演じました。

この役はオーディションを受けて決まったもので、本人は合格したときにうれしく感じたと語っています。

映画の撮影が行われたのは、公開より前の2023年夏から秋頃でした。

撮影地は香川県の小豆島です。

中須さんは、この撮影で、親元を長く離れて同年代の出演者と一緒に過ごすという経験をしました。

休みの日には、主演の原田琥之佑さんと商業施設へ出かけ、ゲームセンターで遊んだあとに温泉へ入ることもあったそうです。

幼い頃は両親の応募で芸能界への入口が開き、小学生になってからは朝ドラの撮影現場で多くの俳優と出会いました。

その後、『かくしごと』では台本を渡されない撮影に挑み、NHK特集ドラマでは初めてのスケートボードを練習して主役を演じました。

そして『海辺へ行く道』では、親元を離れ、同年代の出演者と過ごしながら映画撮影に参加しています。

両親が応募してくれたモデルオーディションから始まった中須翔真さんの歩みは、子役時代のさまざまな出会いと撮影経験を重ねながら、映画やドラマの主役を務めるところまで広がっていきました。