越山敬達の生い立ち|親・兄弟と6歳のスカウト、映画『国宝』まで

越山敬達の生い立ちと俳優への歩みを、スケート靴、開いた本、舞台照明、木の枝と根で象徴したイラスト。

PROFILE

人物プロフィール

ふりがな
こしやまけいたつ
カテゴリー
男性俳優
出身地
東京都
生年月日
2009年4月21日
俳優デビュー
2020年
デビューのきっかけ
スカウト

映画『国宝』で横浜流星さんが演じた大垣俊介の少年時代を担当し、『ぼくのお日さま』では映画初主演を務めた越山敬達(こしやま けいたつ)さん。

越山敬達さんは2009年4月21日生まれの東京都出身で、スターダストプロモーションに所属する俳優です。

芸能界に入ったきっかけは、保育園の年長だった頃、家族と新宿を歩いているときにスカウトされたことでした。

幼い頃からモデルやCMの仕事を経験し、小学3年生からはダンスにも取り組んでいます。

俳優としてドラマに出演するようになってからも、最初から役作りの方法が分かっていたわけではなく、現場でさまざまな経験を重ねてきました。

今回は、そんな越山敬達さんの生い立ちや家族、学生時代、芸能界入りのきっかけから、『ぼくのお日さま』『国宝』に至るまでの道のりをご紹介します。

越山敬達の生い立ち|東京都出身と4歳からのスケート

越山敬達さんの幼少期をたどると、芸能活動を始める前から親しんでいたスポーツや、テレビ番組への憧れが見えてきます。

東京都出身の越山敬達、その幼少期

越山敬達さんは、2009年4月21日生まれ、東京都出身です。

所属事務所の公式プロフィールには、趣味としてスキー、スケート、水泳、特技としてダンス、けん玉、書道が挙げられています。

身体を動かすことに親しんできた一方で、本人の話からは、テレビを見て楽しむ普通の子どもらしい一面もうかがえます。

2024年8月30日に公開されたCREAのインタビューでは、幼い頃にバラエティ番組『VS嵐』が好きだったことを明かしました。

当時の憧れは、ドラマや映画で役を演じることよりも、テレビの中で楽しそうに活動する人になることだったようです。

なお、東京都出身であることは公式プロフィールで確認できますが、出生した区市町村や幼少期に暮らしていた具体的な地域までは特定できません。

4歳から習ったスケートと子どもの頃の夢

越山敬達さんが4歳頃から親しんでいたのがスケートです。

この習い事は、後に映画『ぼくのお日さま』で主人公のタクヤ役を演じる際に生きることになります。

『ぼくのお日さま』は、スケートを通じて少年と少女、コーチの関係が変化していく物語です。

奥山大史監督は出演者を選ぶうえで、スケートの技術だけでなく、役に合う雰囲気も重視していました。

越山敬達さんには、子どもの頃から滑ってきた経験がありました。

ただし、幼少期から映画出演を目指してスケートを習っていたわけではありません。

子どもの頃の習い事が、何年もたってから俳優としての仕事に結びついた形です。

越山敬達の家族|両親と相談して決めた芸能界入り

越山敬達さんの芸能界入りには、家族が直接関わっています。

本人は、スカウトされたときのことをインタビューで振り返り、事務所に入るまでに家族で話し合ったと明かしています。

父親・母親と新宿へ出かけた日の出来事

越山敬達さんがスカウトされたのは、保育園の年長だった頃です。

その日は家族と一緒に新宿を歩いていました。

突然、知らない人が両親に声をかけてきたため、幼い越山敬達さんは何が起きているのか分からなかったそうです。

2024年のCREAインタビューでは、当時の記憶を次のように語っています。

「なんだろう?」と思ったことを覚えています。

出典:CREA「『ぼくのお日さま』の主演に抜擢 15歳の新星・越山敬達が尊敬する EBiDANの先輩とは」(2024年8月30日)

声をかけたのは、後に所属することになるスターダストプロモーションの関係者でした。

スカウトを受けた後、家族で相談してから事務所に入ることを決めています。

芸能界に入るという大きな決断でしたが、越山敬達さん自身は当時、俳優の仕事を具体的に理解していたわけではなかったようです。

このときはまだ、自分が映画の主演を務めることになるとは想像していなかったでしょう。

兄弟姉妹や家庭環境について分かっていること

越山敬達さんの家族について、本人の発言からは父親と母親がスカウトの場に居合わせたことが確認できます。

一方で、兄弟姉妹がいるのか、家族が何人なのかについては、確かな情報が限られています。

父親や母親の名前、職業についても、本人が具体的に明かした情報は確認できません。

そのため、兄弟がいるとも、一人っ子であるとも断定することはできません。

越山敬達さんは後にドラマ『天狗の台所』で弟役を演じていますが、これは作品の中の家族設定であり、実際の兄弟構成とは別の話です。

家族との具体的なエピソードとして確かめられるのは、幼い頃に両親と新宿を訪れ、スカウト後には家族で事務所入りを相談したという出来事です。

保育園年長でスカウト|モデル・CMから始まった芸能活動

越山敬達さんはスカウトをきっかけに芸能界へ入りましたが、最初からドラマや映画で演技をしていたわけではありません。

芸能活動の初期にはモデルに近い仕事を経験し、その後、CMなどへ活動の場を広げています。

『VS嵐』への憧れと6歳頃の事務所入り

保育園の年長時にスカウトされた越山敬達さんは、2015年頃から芸能活動を始めました。

当時は『VS嵐』に出演する嵐のメンバーを見て、テレビの仕事は楽しそうだと感じていたそうです。

2023年10月5日の所属事務所インタビューでは、芸能界に入った当初の気持ちを率直に話しています。

実際に入ってみると簡単にお仕事が決まるわけではないんだなということがわかりました。

出典:スターダストプロモーション「【越山敬達インタビュー】ドラマ『天狗の台所』にオン役で出演!」(2023年10月5日)

テレビで見ていると華やかな世界でも、実際に仕事を得るにはオーディションを受けなければなりません。

幼い頃から芸能界に入り、仕事が決まるときもあれば、そうでないときもある環境を経験してきました。

それでも、モデルやCMの仕事を重ねるうちに、芸能活動そのものが楽しくなっていったと本人は振り返っています。

幼い頃のモデル仕事からCM出演へ

越山敬達さんは、小学校に入る前からモデルのような仕事をしていたと話しています。

その後はテレビCMにも出演し、少しずつ仕事の経験を増やしていきました。

所属事務所の出演記録には、2017年のオートバックスのCM、2018年の花王「アタック」のCM、2019年のカシオ「EX-word」のCMなどが掲載されています。

本人もCREAのインタビューで、オートバックスや花王などの仕事を経験したことを語っています。

CMへの出演は映像の仕事ですが、そのことだけで「俳優デビュー作」と決められるわけではありません。

越山敬達さんの場合は、モデルに近い活動やCM出演を経て、テレビドラマで役を演じる仕事へ進んだという流れです。

越山敬達の学生時代|小学生からのダンスと書道

子どもの頃から芸能活動をしていた越山敬達さんですが、学校生活と並行してダンスや書道にも取り組んでいました。

特に小学3年生で始めたダンスは、その後のEBiDANでの活動につながっています。

小学3年生でBATTLE KiDSに参加

越山敬達さんは、小学3年生のときにBATTLE KiDSに参加し、初めてダンスレッスンを受けました。

BATTLE KiDSは、後にEBiDAN NEXTへとつながる活動の一つです。

すでにモデルやCMの仕事を経験していましたが、ダンスはまた別の分野への挑戦でした。

本人は2024年のCREAインタビューで、初めてのダンスレッスンについて、新しいことに挑戦するのが楽しかったと振り返っています。

ダンスの経験はステージでのパフォーマンスへとつながり、EBiDAN NEXTの活動を通じて、同世代のメンバーと一緒に練習やライブを行うようになりました。

2021年には、EBiDAN公式Xで、越山敬達さんらが超特急の楽曲「같이가자」を踊る動画も公開されています。

俳優として一人で役を演じる仕事とは違い、仲間と動きをそろえたり、グループとしてステージを作り上げたりする経験を重ねていきます。

佐野勇斗に憧れて始めた書道

越山敬達さんの特技の一つに書道があります。

書道を始めたきっかけは、EBiDANの先輩であり、M!LKのメンバーでもある佐野勇斗さんへの憧れでした。

2023年のスターダストプロモーションのインタビューでは、最初から長く続けるつもりだったわけではなく、一度はやめようと思ったこともあると明かしています。

ところが、続けるうちに書道に集中する時間そのものが楽しくなったそうです。

所属事務所の公式プロフィールにも特技として書道が掲載されており、ダンスとは異なる形で取り組んできた習い事であることが分かります。

また、特技にはけん玉2段も挙げられています。

スポーツ、ダンス、書道、けん玉と、子どもの頃からさまざまなことを経験してきました。

中学校・高校時代と学業に関する情報

越山敬達さんの中学校・高校については、学校名そのものよりも、本人が語った学生時代の過ごし方に具体的な情報があります。

2025年4月23日に公開されたEBiDAN NEXTの公式ブログで、本人は同年4月に高校生になったことを報告しています。

その際、中学時代について次のように書いていました。

中学校の3年間は、学校、EBiDAN、俳優の仕事を通して、たくさんの大切な思い出が詰まっています。

出典:EBiDAN NEXT公式ブログ「16歳🎂 越山敬達」(2025年4月23日)

中学生だった時期には、2023年のドラマ『天狗の台所』への出演や、2024年の映画『ぼくのお日さま』の公開など、俳優として大きな出来事がありました。

同時に、EBiDAN NEXTでライブやレッスンを重ね、学校生活も送っていました。

2025年4月のブログでは、高校生になったばかりの環境にも少しずつ慣れてきたと明かしています。

なお、出身中学校や進学先の高校名については、本人や学校による確かな公表情報を確認できません。

そのため、学校名を推測することはできませんが、中学3年間を学校・EBiDAN・俳優業と並行して過ごし、2025年4月に高校へ進学したことは、本人の発信から確認できます。

子役としてドラマ出演|幼少期役を重ねた新人時代

モデルやCMの仕事から始まった越山敬達さんの活動は、その後、テレビドラマで人物を演じる仕事へと広がっていきました。

初期のドラマでは、成長後の人物を別の俳優が演じる役や、登場人物の幼少期を担当する機会もありました。

『FAKE MOTION』など初期のテレビ出演

所属事務所の出演記録には、2020年の日本テレビ系ドラマ『FAKE MOTION-卓球の王将-』第4話への出演が掲載されています。

また、2021年に配信された『私の正しいお兄ちゃん』など、複数のドラマへ出演しました。

こうした仕事は、幼い頃に経験したモデル活動とは違い、物語の中で役を演じる経験です。

ただし、それ以前にもCM出演歴があるため、『FAKE MOTION』をすべての演技仕事を含めた最初の作品だと断定することはできません。

確認できるのは、2020年にはテレビドラマへの出演実績があったということです。

子どもの頃からオーディションや撮影現場に通い、映像作品での経験を積んでいきました。

松村北斗らが演じる人物の幼少期役を経験

2022年には、ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』に出演しました。

この作品で越山敬達さんが担当したのは、松村北斗さんが演じる長峰柊磨の幼少期です。

さらに『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』などでも、別の俳優が演じる登場人物の若い頃を担当しています。

同じ人物を年齢の違う俳優が演じる作品では、短い出演場面でも、その役がどんな子どもだったかを表現することが求められます。

ただ、当時の越山敬達さん自身は、俳優としての役作りを十分に理解していたわけではなかったと話しています。

2024年のCREAインタビューでは、ドラマの現場が新鮮で楽しかった一方、当時は与えられた役を演じることに意識が向いていたと振り返りました。

その後、ひとりの登場人物を作品全体にわたって演じる経験を重ねる中で、演技に向き合う時間も変わっていきます。

『天狗の台所』で主要キャストに|オーディションで評価された演技

越山敬達さんがテレビドラマで主要な役を務めた作品の一つが、2023年放送の『天狗の台所』です。

田中相さんの漫画を原作とするこの作品で、越山敬達さんは飯綱オンを演じました。

自信がなかったオーディションで飯綱オン役に合格

『天狗の台所』の飯綱オン役は、オーディションによって決まりました。

オンは、ニューヨークで育った天狗の末裔という設定の少年です。

当時、越山敬達さんはほかの作品のオーディションも受けていましたが、本人によると、むしろ別のオーディションの方に手応えを感じていたそうです。

『天狗の台所』については自信がなかったため、合格の知らせを受けたときは驚いたと話しています。

後から理由を聞くと、監督が評価していたのは、越山敬達さんの演技中の小さな声でした。

本人は、自分がお芝居をすると小声になりがちなことを意識していなかったようです。

大きな声や目立つ表現ではなく、普段の話し方に近い部分が役に合っていると評価されました。

自然体の演技と撮影現場での経験

飯綱オンは天狗の末裔ですが、越山敬達さんは監督から、天狗であることを強く意識しすぎず、普段の自分に近い感覚で演じるように伝えられたそうです。

共演者には、飯綱基役の駒木根葵汰さん、有意役の塩野瑛久さんらがいました。

撮影前には一緒に料理の練習をする機会もあり、現場に入る前から顔を合わせていたといいます。

自然の多い場所での撮影だったため、虫が多くて演技が大変だったという、子どもらしい思い出も残っています。

当時の番組公式Xでは、越山敬達さんが演じるオンの視点から撮影した動画も公開されました。

2024年には続編の『天狗の台所 Season2』にも出演しました。

同年11月19日の所属事務所インタビューでは、最初のシーズンで得た経験を次のように振り返っています。

ありのままで演じる楽しさがより深くわかったと思います。

出典:スターダストプロモーション「【越山敬達インタビュー】ドラマ『天狗の台所 Season2』にオン役で出演中!」(2024年11月19日)

続編の撮影では、以前よりもカメラの位置や動きを考えられるようになったことにも気づいたそうです。

監督の指示を聞いて役を演じるだけでなく、撮影全体の流れにも目を向けられるようになっていました。

『天狗の台所』で経験した自然体の演技は、越山敬達さんの俳優としての歩みを語るうえで欠かせない出来事になっています。

『ぼくのお日さま』で映画初主演|スケート経験が生きた転機

越山敬達さんの俳優人生で、もう一つ大きな出来事となったのが、2024年公開の映画『ぼくのお日さま』で映画初主演を務めたことです。

子どもの頃から続けてきたスケートの経験が、オーディションで役を得ることにつながりました。

奥山大史監督のオーディションでタクヤ役に抜擢

『ぼくのお日さま』は、奥山大史監督が脚本・撮影・編集も手がけた映画です。

越山敬達さんが演じた主人公のタクヤは、アイスホッケーが得意ではない少年で、フィギュアスケートを練習する少女さくらに心を奪われます。

さくらを演じたのは中西希亜良さんで、二人に関わるコーチの荒川役を池松壮亮さんが務めました。

越山敬達さんは、オーディションを経てタクヤ役に選ばれました。

映画では、スケートリンクの上での自然な動きや、少年らしい何気ない反応が物語の一部になっています。

奥山監督は、滑る技術に加えて、越山敬達さんが持つ雰囲気が役に合っていることも評価していました。

幼い頃から習っていたスケートと、子役としての演技経験の両方が生きる役でした。

台本を渡されず挑んだ撮影と池松壮亮との出会い

『ぼくのお日さま』の撮影では、越山敬達さんにとって、それまでと違う演技の方法が取り入れられました。

奥山監督は、子どもたちの自然な反応を引き出すため、物語の内容を細かく事前に伝えない方法で撮影を進めています。

越山敬達さんも、完成した脚本の内容をすべて把握した状態で演じていたわけではありませんでした。

次に何が起こるのかを完全には知らないまま、その場で相手の言葉や動きを受け止める必要がありました。

撮影は2023年に行われ、北海道の雪景色やスケートリンクなどが舞台になりました。

奥山監督は自らスケート靴を履き、カメラを持って出演者と一緒に氷上を滑りながら撮影した場面もあります。

映画公式から公開されたメイキング映像には、奥山監督が氷上で撮影する様子や、池松壮亮さんと越山敬達さん、中西希亜良さんがリハーサル中に笑い合う姿が収められています。

池松壮亮さんは荒川役として共演しただけでなく、若い出演者たちが現場で自然に演じられるように関わりました。

越山敬達さんにとっては、作品全体を頭で組み立てて演じるのではなく、目の前で起こる出来事に反応する経験となりました。

2024年のCREAインタビューでは、以前のドラマ出演時とは異なり、『ぼくのお日さま』を経験したことで、俳優としての心構えが大きく変わったと話しています。

それまでの出演経験に加え、主演として作品を通して役を生きる時間を重ねたことが、演技への向き合い方を変えていきました。

カンヌでの上映と新人賞受賞

『ぼくのお日さま』は、2024年の第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されました。

越山敬達さんも奥山大史監督、池松壮亮さん、中西希亜良さんとともにカンヌを訪れ、映画祭の上映に参加しています。

映画.comによる現地インタビューでは、上映時に感極まって涙を浮かべていた越山敬達さんの様子が伝えられました。

子どもの頃に新宿でスカウトされ、モデルやCM、ドラマの仕事を経験してきた少年が、映画の主演俳優として国際映画祭の会場に立ちました。

さらに、映画公開後には新人俳優としての評価も高まりました。

2024年には第49回報知映画賞新人賞、第46回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞しています。

2025年には、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、毎日映画コンクールのスポニチグランプリ新人賞、おおさかシネマフェスティバル新人男優賞も受賞しました。

所属事務所の公式プロフィールには、『ぼくのお日さま』による新人賞受賞実績が合計6つ記録されています。

映画のカンヌ出品は作品としての選出であり、これらの新人賞は越山敬達さん個人が俳優として受けた評価です。

映画初主演作で得た経験は、その後の大作映画への出演にも続いていきます。

映画『国宝』で少年俊介役|歌舞伎と役作りへの挑戦

2025年6月6日に公開された映画『国宝』では、越山敬達さんが歌舞伎役者・大垣俊介の少年時代を演じました。

李相日監督が手がけた作品で、これまでのドラマや『ぼくのお日さま』とは違う演技に取り組んでいます。

横浜流星が演じる大垣俊介の少年時代を担当

映画『国宝』は、吉田修一さんの小説を原作とし、歌舞伎の世界で生きる人々を描いた作品です。

主人公の立花喜久雄を吉沢亮さん、喜久雄の親友でありライバルとなる大垣俊介を横浜流星さんが演じています。

その少年時代を担当したのが、喜久雄役の黒川想矢さんと、俊介役の越山敬達さんでした。

大垣俊介は、上方歌舞伎の名門に生まれ、幼い頃から歌舞伎役者としての道を歩むことを求められてきた人物です。

そのため、少年時代を演じる越山敬達さんにも、歌舞伎の所作や言葉遣いに向き合う必要がありました。

『国宝』では、これまで経験してきた自然体の演技に加え、伝統芸能の所作や役の背景を理解するための準備が求められました。

歌舞伎と大阪弁の稽古、渡辺謙らとの共演

越山敬達さんにとって、歌舞伎と大阪弁はいずれも初めて本格的に取り組むものでした。

映画『国宝』の公式Xでは、少年時代の喜久雄と俊介を演じた黒川想矢さんと越山敬達さんが、歌舞伎の稽古で意識したことを語るインタビュー映像が公開されています。

映画の公式サイトでは、少年俊介役についての本人コメントも公開されています。

僕は新しいチャレンジをするのが好きなので充実した時間を過ごすことができました。

出典:映画『国宝』公式サイト・越山敬達キャストコメント

歌舞伎の世界で育つ少年を演じるため、言葉や動きを覚えるだけではなく、俊介という人物の気持ちにも向き合いました。

映画では、俊介の父親にあたる歌舞伎役者・花井半二郎を渡辺謙さんが演じています。

2026年5月3日に公開されたFRIDAYデジタルのインタビューで、越山敬達さんは渡辺謙さんとの芝居について振り返りました。

その瞬間に初めての感情が生まれるんです。

出典:FRIDAYデジタル「『負けないぞって誓った』『国宝』で“俊坊”役の越山敬達独占インタビュー 期待の若手俳優の素顔」(2026年5月3日)

相手の演技を目の前で受けたからこそ生まれた感情があり、事前に考えるだけでは分からないものだったと説明しています。

『天狗の台所』で自然体の演技を経験し、『ぼくのお日さま』では予測できない場面での反応を求められた越山敬達さん。

『国宝』では、さらに伝統芸能の技術を学び、大勢の俳優と共演する中で、新しい演技の経験を積みました。

EBiDANでの経験を経て2026年にVOKSY DAYSデビュー

越山敬達さんは俳優活動と並行して、EBiDAN NEXTのメンバーとしても長く活動してきました。

小学3年生から始まったダンス経験は、グループでのライブ活動を経て、2026年の音楽デビューへとつながります。

BATTLE BOYSなどで積み重ねたグループ活動

越山敬達さんはEBiDAN NEXTで活動する中で、ステージに立つ機会を重ねてきました。

2024年には、EBiDAN NEXTのグループBOYZTERIOS(ボイテリ)でも活動しています。

2025年1月23日の本人ブログでは、2024年の活動を振り返り、グループのメンバーとして自分にできていたことや、ほかのメンバーのパフォーマンスから学んだことについて書いていました。

グループでの活動では、俳優の仕事などによって全員の練習に参加できないこともあったようです。

その中で、自分だけでなく、メンバーと一緒にステージを作る難しさも経験していました。

2025年3月には、BATTLE BOYSの全国選抜第7期SAKURAのメンバーに選ばれています。

同年4月15日には、BATTLE BOYS公式YouTubeチャンネルで、越山敬達さん本人が7つの質問に答える動画も公開されました。

2025年8月にはBATTLE BOYS SAKURAとして『EBiDAN THE LIVE 2025』のステージに立ち、幼い頃から憧れていた場所でパフォーマンスを披露しました。

本人は公式ブログで、研究生になった頃に初めて覚えた楽曲を、数年後に別の形で披露できたことについても触れています。

小学生でダンスを始めた頃から、ステージでの経験を積み重ねてきたことが伝わる出来事です。

8人組VOKSY DAYSとして新たにデビュー

2025年12月、BATTLE BOYS第7期の活動が一区切りを迎えた後、越山敬達さんは新たなグループに参加することになりました。

そのグループが、8人組ダンスボーカルユニットVOKSY DAYS(ボクシーデイズ)です。

2025年12月29日のEBiDAN NEXT公式ブログでは、越山敬達さん本人がBATTLE BOYS SAKURAでの9か月間を振り返っています。

SAKURAでは同年代のメンバーが多く、それまでとは違う立場でグループをまとめる難しさを経験したそうです。

活動の中で悩むこともありましたが、メンバーに支えられながらライブを重ね、グループの最後のステージを迎えました。

そして、2026年にはVOKSY DAYSのメンバーとしてデビューしました。

保育園の年長時に新宿でスカウトされ、小学生でダンスを始めた越山敬達さんは、モデル・CM、ドラマ、映画、音楽活動と、それぞれ異なる現場を経験してきました。

映画『ぼくのお日さま』で主演を務め、『国宝』では少年俊介役を演じ、さらにVOKSY DAYSとしてステージに立つようになった道のりには、幼い頃から続けてきた芸能活動の積み重ねがあります。