PROFILE
人物プロフィール
出口夏希さんは、中国で生まれ、5〜6歳まで中国で暮らしたのち、東京で育った女優・ファッションモデルです。
2001年10月4日生まれ。父親、母親、3人の姉、弟がいる7人家族で育ち、高校時代に東京・渋谷でスカウトされたことをきっかけに、2018年からモデルとして活動を始めました。
同年「ミスセブンティーン2018」に選ばれ、2019年にはドラマ『ココア』で女優デビュー。2023年の『舞妓さんちのまかないさん』では森七菜さんとダブル主演を務め、2026年には映画『ルックバック』で是枝裕和監督と再び仕事をしています。
ただ、もともと女優になることを目指していたわけではありません。学生時代は友達と遊んだり、アルバイトをしたりする日々を送り、初めてのスカウトも断っていました。
そんな出口さんの子ども時代から、家族との暮らし、学生時代、モデルとしての初仕事、そして女優として大きな役を任されるまでの歩みをたどります。
出口夏希の生い立ち|中国で生まれ東京で育った幼少期
出口夏希さんの生い立ちで特徴的なのは、幼少期を中国で過ごし、その後は東京で育ったことです。
ファッション誌『non-no』の公式プロフィールでも出身地は中国と紹介されています。一方、本人の学生時代の思い出には、東京で友達と遊んだ日々が数多く登場します。
中国で5〜6歳まで暮らした子ども時代
出口さんは2001年10月4日、中国で生まれました。中国人の母親を持ち、5〜6歳まで中国で生活していたことが、2024年4月のデイリースポーツの本人インタビューで紹介されています。
幼いころから家族の間では中国語が使われていたため、日本語だけでなく中国語も身近な言葉でした。特に家庭で話していたのは、福建地方の言葉だったそうです。
一方で、中国出身であることと、本人の国籍は別の情報です。日本国籍・中国国籍のいずれかを本人が明確に示した資料は確認できず、出生地や家族の出身だけで国籍を断定することはできません。
幼児期の出口さんは、外で元気に遊ぶ子どもでした。
2022年3月の『Seventeen』の特集では、男の子たちとドロケイや鬼ごっこをして遊んでいたと振り返っています。
同じ特集には幼児期の写真も掲載されており、赤ちゃんのころは弟とあまりによく似ていたため、母親も写真を見て見分けに迷うことがあったと話していました。
東京での生活と小学生時代の遊び・習い事
東京で育った出口さんは、小学生になると友達との遊びや習い事に夢中になりました。
印象に残っているのは、新聞に掲載されたポケモンの記事を切り抜き、集めていたこと。身近なものを使って好きなキャラクターのコレクションを作っていたそうです。
小学4〜5年生ごろまでは水泳も習っていました。ただ、本人によると、なかなか上達せず、基本的な「けのび」から先へ進めなかったのだとか。
『Seventeen』の子ども時代の特集では、水泳教室の初級クラスに長く在籍していたことや、父親から遊ぶことに気持ちが向きすぎていたと言われた思い出も紹介されています。
勉強についても、得意だったというより、友達と遊ぶことに気持ちが向いていたと振り返っています。
出口夏希の家族|父親・母親と3人の姉、弟との関係
出口夏希さんの家族構成は、父親・母親・3人の姉・出口さん本人・弟の7人家族です。
5人姉弟の4番目にあたり、上には3人の姉、下には1歳年下の弟がいます。家族にまつわる話は『Seventeen』時代のインタビューでもたびたび登場していました。
中国出身の母親と家庭で話していた言葉
出口さんの母親は中国出身です。幼少期を中国で過ごした出口さんにとって、家庭の中で中国語を話すことは特別な勉強ではなく、日常生活の一部でした。
2024年のフジテレビドラマ『ブルーモーメント』では、中国からの帰国子女で、中国語を話す雲田彩を演じています。
出口さん自身も中国語を話せますが、家庭で身につけた福建地方の言葉と、ドラマで求められる標準的な中国語には発音の違いがありました。
そのため、撮影に向けて北京語を何度も聞き、発音やイントネーションを練習したとフジテレビの公式インタビューで語っています。
子どものころから家庭で使っていた言葉が、2024年の女優としての仕事でも生かされたことになります。
母親との具体的な思い出も残っています。2022年の『Seventeen』では、辛いものが好きな出口さんのために、母親が一人用の鍋を買ってくれたと明かしていました。
出口さんはその鍋で火鍋を作り、もやしやネギ、ニラ、えのきなどの野菜をたっぷり入れて食べていたそうです。
3人の姉と弟に囲まれた暮らし
出口さんには3人の姉がいます。最も年上の姉とは10歳近く離れており、出口さんが小さいころには、その姉がよく面倒を見てくれたそうです。
成長してからも姉との関係は続き、姉の子どもたちをかわいがる様子を『Seventeen』で語っていました。姪の誕生日には、姉と一緒に選んだ洋服をプレゼントしたこともあります。
2022年12月6日には、自身のXで甥との写真を公開しました。前髪を切った自分の姿と、かわいがっている甥を一緒に紹介した投稿です。
一方、1歳年下の弟とは幼いころからよく遊んでいたものの、小学6年生のときには大きなけんかも経験しました。
2022年のインタビューによると、弟は出口さんと顔がよく似ている一方、勉強が得意で落ち着いた性格。普段はあまり一緒に出かけてくれなかったそうです。
それでも、久しぶりに弟と食事に出かけられたときには、うれしくなって洋服まで買ってあげたと話していました。
年齢の離れた姉に世話をしてもらい、年下の弟とは遊んだりけんかをしたりする。本人が語る家族の思い出からは、姉弟の年齢差やそれぞれの関係が見えてきます。
芸能界入りに反対した両親と父親の後押し
出口さんの両親が大きな決断に関わったのは、高校時代に芸能事務所からスカウトされたときでした。
2018年6月のマイナビニュースのインタビューによると、出口さんはスカウトを受けたあと、両親に相談する前に一人で事務所へ話を聞きに行っていました。
所属するタレントや活動内容について説明を受け、自分なりに納得したうえで両親に事務所へ入りたいと伝えたそうです。
しかし、両親は最初から賛成していたわけではありません。
特に母親は反対していました。それでも出口さんが気持ちを伝え続けると、最後は父親が理解を示し、芸能活動を始めることを受け入れてくれたといいます。
スカウトを受けた本人の意思と、両親の最終的な承諾がそろったことで、芸能界への一歩が決まりました。
活動を始めてからは、最初に反対していた両親も仕事の報告を喜んでくれるようになったそうです。
出口夏希の学歴と学生時代|高校生活・アルバイト・大学進学
出口夏希さんの学生時代は、友達と過ごす時間が中心でした。中学時代には放課後に友達と集まり、高校時代にはアルバイトも経験しています。
大学や出身高校の名前を調べる人も多いものの、学校名については本人の具体的な学校生活の証言と、ネット上の未確認情報を区別する必要があります。
中学生時代は帰宅部で友達と過ごした
中学生のころの出口さんは、部活動には所属せず、学校が終わると友達と一緒に過ごしていました。
『Seventeen』のインタビューでは、放送委員会、給食委員会、図書委員会などに入っていたことを明かしています。なかでも放送委員として、お昼の校内放送で自分の名前を名乗っていた場面は覚えているそうです。
小学校6年生のころから付き合いのある友達もおり、中学卒業後も地元の友人たちとの交流を続けてきました。
高校1年生のお正月に久しぶりに集まろうという話になってからは、頻繁に顔を合わせるようになり、河原の土手でおしゃべりをしたり、夏には花火をしたりしていたそうです。
2026年9月の『non-no』インタビューでも、戻ってみたい時期として中学生時代を挙げています。
近所のスーパーでもらった段ボールを使って土手を滑るなど、特別な遊び道具がなくても友達と楽しめる日々だったと振り返っていました。
高校時代はファストフード店と結婚式場でアルバイト
高校生になると、出口さんはファストフード店と結婚式場でアルバイトを経験しました。
将来、モデルや女優になると決めていたわけではなく、アルバイト先の人たちと話したり、友達と遊んだりしながら高校生活を送っていました。
2024年12月に公開された『スタディサプリ進路』のインタビューでは、高校時代に将来やりたいことが決まっておらず、卒業後もファストフード店で働くのかもしれないと考えていたことを明かしています。
また、学校行事にも積極的で、体育祭や合唱コンクールには真剣に取り組んでいたそうです。制服でプリクラを撮ったり、友達とタピオカを飲みに行ったりする時間も楽しんでいました。
当時は学生でなくなったあとの生活をあまり想像できず、高校を卒業したら楽しい時間が終わってしまうように感じていたとも語っています。
一方、学校の先生やアルバイト先の先輩など、大人と話す時間も好きだったそうです。将来の相談に乗ってもらうなかで、まだ若いのだからいろいろ試してみればいいという考え方にも触れていました。
芸能界入りを決めたときも、最初から明確な目標があったわけではありません。興味がないわけではないのなら、一度やってみようという気持ちが、仕事を始める後押しになりました。
大学進学や出身校について確認できること
出口夏希さんの学歴については、「高校」「大学」「大学卒業」などが検索されています。
高校生活を送っていたことや、高校時代にアルバイトと芸能活動を経験していたことは、本人のインタビューから確認できます。
一方、出身高校の正式名称や大学への進学先について、本人の発言や所属事務所の公式プロフィールによる確かな裏付けは確認できません。
インターネット上には「長崎西高校」「長崎大学」などの学校名も見られますが、検索されていることや複数の個人サイトに掲載されていることだけでは、実際の出身校とは断定できません。
大学に進学したかどうか、大学を卒業したかどうかについても、本人による明確な説明は確認できていません。
確認できるのは、高校時代にすでに芸能事務所へ所属し、学校生活とモデルの仕事を両立させていたことです。
出口夏希が芸能界へ入ったきっかけ|渋谷でのスカウト
出口夏希さんが芸能界に入るきっかけは、高校時代に東京・渋谷の宮益坂で芸能事務所インセントからスカウトされたことでした。
2018年のデビュー直後の取材では、友達と出かけていたときの出来事を詳しく語っています。
何度も断っていたスカウトの話を聞いた日
スカウトされた日、出口さんは友達と串カツを食べに行こうとしていました。
渋谷の宮益坂を歩いていたところ、突然、後ろから肩をたたかれたそうです。
それまでもスカウトされたことは何度かありましたが、一人で歩いているときには怖くなって逃げてしまうことが多かったといいます。
ところが、この日は友達が一緒でした。相手の話を聞くことができ、スタッフから所属タレントの名前を教えてもらいました。
そこにいたのが、山本美月さんなどが所属するインセントのスタッフでした。出口さんも友達も、知っている女優の名前が出てきたことに驚いたそうです。
その後、出口さんは事務所へ一人で話を聞きに行きました。何度か説明を受けた末、所属することを決めています。
2026年9月の『non-no』インタビューでは、スカウトを受けた高校1年生の夏を人生の転機として挙げています。
一方、2018年6月のデビュー直後の取材では、スカウトを受けた時期を取材の約3か月前として扱っており、当時の記事と後年の回想では時期の表現が一致していません。
ただし、渋谷でのスカウトを機にインセントへ所属し、2018年3月から活動を始めたという経緯は、デビュー当時の資料で確認できます。
最初から芸能界で成功したいという強い目標を掲げていたわけではなく、後年には、事務所へ所属することをアルバイトが一つ増えるような感覚で受け止めていたと振り返っています。
2018年の初仕事はしまむらのモデル撮影
インセントに所属した出口さんの初仕事は、衣料品チェーン「しまむら」の撮影でした。
モデルとしての経験がなかった出口さんは、カメラの前でどんなポーズを取ればよいのか分からず、周囲のモデルの動きをまねしながら撮影に臨みました。
2018年のマイナビニュースのインタビューでは、撮影で約8着の衣装を着たことや、最初の1〜2着はうまく動けなかったことを振り返っています。
事前にファッション誌の写真を見てポーズを研究しようとしたものの、それまではモデルの顔ばかり見ていて、体の向きやポーズまで意識していなかったことにも気づいたそうです。
その後は東進ハイスクールのWeb広告にも出演しました。単語帳を手に勉強する優等生役で、カメラに向かって長く視線を向ける撮影が印象に残ったといいます。
友達と渋谷で遊んでいた高校生が、数か月後にはモデルとして撮影現場へ立っていました。
Seventeenモデルから女優へ|初めての演技と『ココア』
2018年に芸能活動を始めた出口夏希さんは、同年「ミスセブンティーン2018」に選ばれ、ファッションモデルとしての仕事を広げていきました。
しかし、モデルとして活動を始めたことと、女優として演技の仕事を始めたことは別の出来事です。
女優としての大きな一歩は、翌2019年のテレビドラマ『ココア』でした。
ミスセブンティーン2018に選ばれるまで
出口さんは2018年8月23日、「Seventeen 夏の学園祭2018」で「ミスセブンティーン2018」の一人として発表されました。
同年10月号から『Seventeen』の専属モデルとして活動。雑誌の撮影やWeb動画、モデル同士の企画など、仕事の幅を広げていきました。
2018年8月27日には、所属事務所インセントの公式Xでも「ミスセブンティーン2018」への選出が報告されています。モデルとして歩み始めた当時の投稿です。
もともと『Seventeen』は、出口さんにとって読者として親しんできた雑誌でした。
2018年のインタビューでは、音楽グループ・フェアリーズの下村実生さんが好きで、下村さんがモデルとして登場していたことをきっかけに『Seventeen』を買い始めたと話しています。
その雑誌に、今度は自分がモデルとして登場するようになりました。
2022年には約4年間務めた『Seventeen』専属モデルを卒業し、同年秋から『non-no』の専属モデルとしても活動を始めています。
『Seventeen』時代の出口さんの話し方や表情は、2022年4月に公開された公式YouTubeの100問企画にも残っています。質問にテンポよく答える姿から、当時のモデルとしての雰囲気が伝わってきます。
2019年『ココア』でドラマ初出演・初主演
出口さんがテレビドラマに初出演したのは、2019年1月4日に放送されたフジテレビのスペシャルドラマ『ココア』です。
第30回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞した鈴木すみれさんの脚本をドラマ化した作品で、出口さんは南沙良さん、永瀬莉子さんとともに3人の主人公の一人を演じました。
出口さんが演じたのは、家庭内に問題を抱える高校生・鈴森香。家族への複雑な感情を抱える少女でした。
モデルの撮影とは違い、ドラマの現場では表情だけでなく、せりふや感情の動きで人物を表現する必要がありました。
特に難しかったのが、香が静かに怒る場面だったそうです。
相手に強い言葉を向けながらも、感情を激しく爆発させてはいけないという演技で、何度も撮り直しを経験しました。
2019年1月3日に公開されたフジテレビの公式インタビューでは、初めての撮影現場に対する緊張や、役の感情を作る難しさを語っています。
一方、完成した作品については、撮影前に何度もリハーサルを行ったことが支えになったと振り返っていました。
撮影現場で感じた演技の難しさ
『ココア』の出演を通じて、出口さんはモデルだけでなく女優の仕事にも興味を持つようになりました。
ただし、最初から演技を好きになれたわけではありません。
せりふを覚えることも、感情を込めて話すことも難しく、演技への自信を持てない時期が続きました。
2022年の『Seventeen』では、女優の仕事を始めたころ、自分にはできないという気持ちが大きかったことを明かしています。
2024年の『スタディサプリ進路』でも、演技が苦手で、何度もやめたいと思ったことがあったと振り返りました。
それでも、出演を重ねるなかで監督や共演者と話し、現場で経験を積んでいきました。
2019年の『ココア』から、2020年の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』、2021年の『ガールガンレディ』などへ出演が続きます。
2022年には映画『沈黙のパレード』でスクリーンデビューも果たしました。
モデルとして始まった芸能活動は、ドラマや映画の撮影を経験するなかで、女優としての活動へと広がっていきました。
『舞妓さんちのまかないさん』で迎えた女優としての転機
出口夏希さんにとって、演技への向き合い方が変わる大きな転機となったのが、2023年1月からNetflixで配信された『舞妓さんちのまかないさん』です。
森七菜さんとダブル主演し、京都の花街で舞妓を目指す少女・戸来すみれを演じました。
是枝裕和監督が総合演出を務めたこの作品で、出口さんは長期間の撮影と舞踊の稽古に取り組んでいます。
約1年間の踊りの練習と主演への挑戦
出口さんが演じたすみれは、舞妓として高い才能を持つ少女です。
しかし、出口さん自身はもともと踊りが得意ではありませんでした。役のために約1年間、舞踊の練習を続けることになります。
2024年の『スタディサプリ進路』では、練習中は楽しさを感じる余裕がなく、苦しい日々だったと振り返っています。
それでも稽古を続け、最後まで指導を受けながら踊りを身につけていきました。
出演が決まった経緯にも、印象的な出来事がありました。
2023年1月の『FRIDAY』のインタビューによると、最初のオーディションでは、隣で写真を撮っていた人物が是枝監督だと知らなかったそうです。
さらに、2回目のオーディションでは、是枝監督本人から出演を決めたいという意向を直接伝えられ、マネージャーよりも先に知って驚いたと話しています。
実際の撮影が始まると、役柄との違いにも戸惑いました。
すみれの性格は出口さん自身とは大きく異なり、うまく演じられるのか不安になって監督へ相談したこともあったそうです。
監督やスタッフ、共演者とのやり取りを重ね、少しずつ役を理解していきました。
2022年の『Seventeen』のインタビューでは、長期間にわたる撮影を通じて一つの作品を作る時間に楽しさを感じたことを明かしています。
苦手だった演技に対して、仲間と作品を作り上げる楽しさを感じられるようになったことが、この作品での大きな変化でした。
『アオハライド』主演へ広がった活動
『舞妓さんちのまかないさん』を経た2023年、出口さんはWOWOWのドラマ『アオハライド Season1』でも主演を務めました。
同作では、青春恋愛漫画の主人公・吉岡双葉を演じ、櫻井海音さんとともに物語の中心を担っています。
2024年には続編『アオハライド Season2』も放送されました。
また2023年のドラマ『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』では、福原遥さんが演じる主人公の友人・西村世奈を演じています。
その後、2024年のドラマ『ブルーモーメント』では、中国語を使う重要な役どころを担当しました。
同作については、本人も演技の難しさを感じながら役に取り組んでいたことを明かしています。
モデルとしてスタートした出口さんは、ドラマ初出演から約4年を経て、複数の主演作を持つ女優になりました。
出口夏希の転機|『ルックバック』主演とTAMA映画賞
2026年、出口夏希さんは映画『ルックバック』で主演を務めました。
藤本タツキさんの漫画を是枝裕和監督が実写映画化した作品で、出口さんは藤野役、蒔田彩珠さんは京本役を演じています。
『舞妓さんちのまかないさん』以来となる是枝監督との仕事であり、2026年にはTAMA映画賞の最優秀新進女優賞にも選ばれました。
是枝裕和監督との再会と『ルックバック』出演
映画『ルックバック』は、2026年9月11日に劇場公開されました。
出口さんが演じた藤野は、漫画を描くことに強い情熱を持つ少女です。蒔田さんが演じた京本と出会い、創作を通じて互いに影響を受けていきます。
2026年6月に主演キャストが発表された際には、映画公式Xでも2人の役名とティザービジュアルが紹介されました。
出口さんは『ルックバック』への出演が決まったとき、是枝監督と再び一緒に仕事ができる喜びを感じる一方、人気漫画の実写化で主人公を演じることに大きなプレッシャーも感じていました。
2026年9月の『non-no』インタビューによると、その不安を監督へ相談したところ、出口さん自身の藤野を撮るという言葉をかけてもらい、気持ちが軽くなったそうです。
役作りのために取り組んだのは、漫画を描く練習でした。
撮影開始の約4か月前からGペンを使い、手にまめができるほど線を引く練習を続けました。
さらに、物語の中で藤野が液晶ペンタブレットを使うようになるため、撮影開始後もホテルへ戻ってから使い方を練習していたそうです。
髪もロングヘアからショートボブへ切り、役に合わせて外見を変えました。
『舞妓さんちのまかないさん』では約1年間の舞踊稽古に取り組み、『ルックバック』では漫画を描く手の動きを練習する。どちらの作品でも、役に必要な技術を撮影前から身につけていました。
2026年のTAMA映画賞・最優秀新進女優賞への選出
2026年10月2日、第18回TAMA映画賞の受賞作品・受賞者が発表され、出口夏希さんは最優秀新進女優賞の受賞者に選ばれました。
対象作品には『ルックバック』のほか、『万事快調〈オール・グリーンズ〉』『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』が挙げられています。
TAMA映画賞の公式発表では、『ルックバック』で漫画を描くことにひたむきに向き合う藤野を演じたことが評価されています。
2018年、渋谷でのスカウトをきっかけにモデルとして活動を始めた出口さん。初めての撮影ではポーズの取り方も分からず、女優になってからは演技の難しさに戸惑った時期もありました。
その後、初主演ドラマ『ココア』、長い稽古を経て臨んだ『舞妓さんちのまかないさん』、是枝裕和監督と再び組んだ『ルックバック』へと、一つずつ仕事を重ねてきました。
高校時代には将来やりたいことが決まっていなかった出口さんが、スカウトから8年後、映画賞の受賞者として名前を連ねるまでになりました。
















