PROFILE
人物プロフィール
『新宿野戦病院』の若井あかね役や、『不適切にもほどがある!』第4話などで、中井千聖さんを知った人もいるのではないでしょうか。
2026年秋にはNHK連続テレビ小説『ブラッサム』への出演も決まり、初めて朝ドラに出演する予定です。
中井さんは10代から演劇に触れ、高校では演劇部で演出も担当し、東京造形大学では映像を学びました。
2020年には宮藤官九郎さんの舞台オーディションで役をつかみ、俳優として最初の仕事を迎えますが、予定されていた舞台はそのままの形では幕を開けませんでした。
今回は、そんな中井千聖さんの生い立ちや家族、高校・大学での学生時代、芸能界へ入ったきっかけ、俳優デビューから朝ドラ『ブラッサム』までをご紹介します。
中井千聖の家族と生い立ち|母が生まれた山口と鎌倉の両親宅
中井千聖さんは1999年1月21日生まれ、神奈川県出身です。
家族について本人が発信している文章を読むと、両親の家の台所や母との列車旅など、日常の具体的な場面がいくつも登場します。
神奈川県出身|母は山口生まれで幼いころから岩国へ
プロフィール上の出身地は神奈川県ですが、中井さんには山口県とも幼いころから縁がありました。
そのことを本人が明かしたのは、2026年度後期の連続テレビ小説『ブラッサム』への出演が発表されたときです。
中井さんは、母親が山口県生まれで、自身も小さなころから岩国を何度も訪れていたと出演コメントで話しています。
私の母は山口生まれで、岩国も小さなころから何度も訪れたことがあります。
出典:ステラnet「石橋静河主演の連続テレビ小説『ブラッサム』新たに渡部篤郎、国仲涼子、松本穂香、八嶋智人ら12人の出演が決定!」(2026年2月13日)
『ブラッサム』は山口県岩国を舞台に物語が始まり、中井さんはヒロイン・葉野珠の女学校時代の同級生、橋本タエを演じます。
台本に並ぶ言葉についても、幼いころから聞き馴染みがあったため、自然に受け取れたと本人は出演コメントで明かしています。
中井千聖さんの公表プロフィールに記載されている出身地は神奈川県です。鎌倉について本人が具体的に書いているのは、後年、両親宅から仕事へ通っていた時期についてです。
2025年まで鎌倉の両親宅から仕事へ|母と列車旅をする現在の関係
中井さんは2025年6月、自身のnoteで一人暮らしを始めたことを書いています。
それまでは鎌倉にある両親の家から仕事へ通っていたといい、俳優として仕事を始めてからも家族と暮らす時期が続いていました。
五月から一人暮らしを始めた。
出典:中井千聖 note「台所」(2025年6月18日)
その文章で中井さんが書いているのは、新居そのものよりも、それまで使ってきた家族の台所と自分の台所の違いでした。
両親宅にいたころも自分で料理をしていましたが、家族の台所を借りている感覚があったと振り返り、一人暮らしを始めて初めて自分だけの台所を持ちます。
2026年2月には、母親と列車で出かけた旅も本人のnoteに詳しく書かれました。
旅の途中、中井さんが切符をなくすと、母親から以前の忘れ物まで思い出されるという場面もあります。
宿へ向かう道中では母親の話を聞きながら、その話し方についてこんな一文を残しています。
母は話をするのがうまい。
出典:中井千聖 note「のり鉄 あほう母娘列車(1)」(2026年2月21日)
同じ旅行記には父親や妹への言及もあり、家族の存在は本人が日常を綴る文章の中にも自然に登場しています。
中井千聖さんは公式プロフィールで「電車に乗ること」を趣味に挙げています。2026年の母との旅行記でも、列車を乗り継ぐ旅そのものを楽しむ様子が書かれています。
高校の演劇部で演出も担当|東京造形大学へ進んだ学生時代
中井さんが演劇に触れ始めたのは、プロの俳優として活動するよりかなり前でした。
公式プロフィールには、10代から演劇に触れていたことと、高校の演劇部で演出も担当していたことが記されています。
10代で演劇に触れ、高校では演出も経験
高校時代の中井さんは演劇部に所属していました。
そこで経験したのは演じることだけではなく、作品を作る側となる演出も担当しています。
ただし、現在公開されているプロフィールでは高校名そのものは明記されていません。
「中井千聖 高校」という検索も見られますが、学校名を推測できるだけの確かな情報は出ていないため、演劇部での活動と高校名は分けて考える必要があります。
高校時代について公表されている具体的な経歴は、演劇部に所属し、演出も担当していたことです。高校名は公式プロフィールに記載されていません。
高校を卒業したあと、中井さんは演劇だけに絞るのではなく、大学で映像を学びます。
東京造形大学デザイン学部映像専攻を卒業
進学先は東京造形大学デザイン学部映像専攻です。
現在の公式プロフィールにも東京造形大学の卒業が明記されています。
高校では舞台の演出を経験し、大学では映像を専攻しましたが、この時期にすでに職業として俳優一本を目指していたのかまでは公表されていません。
公式プロフィールで俳優デビューのきっかけとして記されているのは、その後に受けた舞台の出演者オーディションです。
2020年のオーディションで『もうがまんできない』へ
中井さんの公式プロフィールでは、2020年の舞台『もうがまんできない』が俳優デビュー作とされています。
公表されているプロフィールでは子役やモデル、アイドルなどの先行活動は記されておらず、宮藤官九郎さんが作・演出を手がける舞台の出演者オーディションが俳優デビューのきっかけとして紹介されています。
宮藤官九郎の舞台オーディションで典子役に選ばれる
2020年、大人計画のウーマンリブシリーズ『もうがまんできない』では、出演者を決めるオーディションが行われました。
中井さんはそのオーディションを受け、多数の応募者の中から典子役に選ばれます。
宮藤さんの作品には阿部サダヲさん、柄本佑さん、平岩紙さんらが出演し、中井さんにとってはその座組が最初のプロの現場になりました。
公式プロフィールでは、この『もうがまんできない』への出演をもって2020年に俳優デビューしたと明記されています。
公表されているプロフィールでは、俳優デビュー以前に別分野の芸能活動をしていた経歴は記載されていません。
中井千聖さんの俳優としての出発点は、2020年『もうがまんできない』の出演者オーディションです。典子役に選ばれ、公式プロフィールでも同作が俳優デビューとされています。
俳優デビュー作は公演中止後に無観客で収録
ところが、出演が決まった『もうがまんできない』は、予定されていた形で観客の前に届けられませんでした。
東京公演は2020年4月2日から本多劇場で始まる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって東京・大阪公演とも中止となります。
稽古を重ねた作品はそのまま消えるのではなく、同年6月に本多劇場で無観客収録され、WOWOWのオリジナル番組として制作されました。
客席のない劇場へ入ったとき、中井さんは当時の気持ちをこう振り返っています。
劇場に来れて嬉しかったです。
出典:SPICE「『「もうがまんできない」作・演出・監督 宮藤官九郎』WOWOWにて10/17(土)放送 出演者からのコメントが到着」(2020年10月14日)
一方で、中井さんは出番のない時間に客席から出演者の芝居を見ることで、稽古場とは違う舞台の感覚も受け取ったと話しています。
その映像は2020年10月17日にWOWOWで放送され、中井さんの俳優として最初の作品は、劇場公演ではなく無観客収録という形で世に出ました。
『もうがまんできない』は中井千聖さんの俳優デビュー作ですが、2020年の公演そのものは中止されています。その後、本多劇場で無観客収録され、WOWOWで放送されました。
無観客のデビューから観客のいる舞台へ|2021〜2023年の仕事
2020年に俳優として活動を始めたあと、中井さんの仕事は舞台だけに留まりませんでした。
翌2021年からはテレビドラマや映画にも出演し、映像作品で名前を見る機会も増えていきます。
『大豆田とわ子と三人の元夫』など映像作品にも出演
2021年にはテレビ朝日系『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』第2話に出演しました。
同年には関西テレビ・フジテレビ系『大豆田とわ子と三人の元夫』第3話にも出演しており、「中井千聖 大豆田」という検索につながっている作品です。
さらにWOWOW『ソロモンの偽証』にはレギュラー出演し、映画『そして、バトンは渡された』にも参加しました。
2022年にはWOWOW『鵜頭川村事件』へのレギュラー出演に加え、舞台『三十郎大活劇』『ツダマンの世界』にも出演しています。
デビュー翌年からドラマ、映画、舞台を行き来するようになり、その間には大人計画公式YouTubeの朗読企画にも参加しました。
そして2022年秋、中井さんにとって最初の仕事だった『もうがまんできない』が、再び上演されることになります。
2023年『もうがまんできない』を観客の前で再演
『もうがまんできない』の再上演が発表されたのは2022年11月でした。
2020年に同じ作品の稽古をしながら観客の前で上演できなかった中井さんも、再びキャストに名を連ねます。
再上演が決まったとき、中井さんがまず口にしたのは、再び稽古ができることへの喜びでした。
また稽古ができるのがうれしいです。
出典:SPICE「仲野太賀、永山絢斗、皆川猿時が新たに参加 宮藤官九郎のウーマンリブシリーズ『もうがまんできない』上演決定」(2022年11月21日)
同じコメントでは、本多劇場へ芝居を観に行くたびに2020年のことを思い出していたことにも触れています。
再演を前にした中井さんのインタビューは、大人計画の公式YouTubeでも公開されています。
2023年版は4月14日に本多劇場で開幕し、その後は大阪公演も行われました。
2020年に客席のない劇場で収録した作品を、3年後に同じ本多劇場で観客の前に届けることになりました。
2023年の公演もWOWOWで収録されており、2020年版と2023年版では、同じ作品に出演する中井さんを異なる状況で見ることができます。
『新宿野戦病院』レギュラーと『ケレン・ヘラー』主演
2023年の再演を経た翌2024年、中井さんはテレビドラマと舞台の両方で新しい役に出演しました。
検索でも目立つ『不適切にもほどがある!』『新宿野戦病院』への出演が重なるのもこの年です。
『不適切にもほどがある!』を経て若井あかね役へ
2024年2月、中井さんはTBS系『不適切にもほどがある!』第4話に出演しました。
その数か月後には、フジテレビ系『新宿野戦病院』へレギュラー出演します。
演じたのはNPO法人「Not Alone」で働くスタッフ、若井あかねです。
「中井千聖 若井」という検索で出てくる「若井」は中井さんの別名ではなく、この『新宿野戦病院』で演じた役名です。
若井あかねは、橋本愛さん演じる南舞とともに新宿エリアで活動する人物として登場しました。
単話出演だった『不適切にもほどがある!』から、同じ2024年に『新宿野戦病院』のレギュラー役へと出演が続きます。
どちらも宮藤官九郎さんが脚本を手がけたドラマで、2020年の俳優デビュー作『もうがまんできない』に続いて宮藤作品への出演となりました。
『ケレン・ヘラー』で主演|憧れていたシアタートラムへ
同じ2024年の年末には、くによし組『ケレン・ヘラー』で主人公のアフロ子を演じました。
公演は12月19日から22日までシアタートラムで行われ、中井さんは主演として舞台に立っています。
公演発表時、中井さんは初めて立つシアタートラムと、初めて共演する出演者たちを前にした気持ちをコメントしました。
何か新しい景色が見られるように、精一杯背伸びしてみようという心づもりです。
出典:世田谷パブリックシアター「くによし組『ケレン・ヘラー』」(2024年8月2日)
開幕時のコメントではシアタートラムを「あこがれ」の舞台と表現しており、初日を迎える緊張と楽しみも明かしています。
2020年に舞台オーディションで俳優になってから4年後、今度は『ケレン・ヘラー』の主演として劇場に立ちました。
2025年も舞台『雨の傍聴席、おんなは裸足…』などに出演し、舞台での活動を続けました。
初の朝ドラ『ブラッサム』へ|2026年の現在地
2026年には映画、配信作品、舞台に加え、中井さんにとって初めてとなる連続テレビ小説への出演が発表されました。
そこで再び登場するのが、幼いころから訪れていた山口県岩国です。
ヒロインの同級生・橋本タエ役で朝ドラ初出演
中井さんが出演するのは、2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』です。
ヒロインは石橋静河さんが演じる葉野珠で、中井さんは女学校の同級生・橋本タエを演じます。
橋本タエは明るく社交的な人物として紹介されており、珠と学生時代を過ごす役です。
そして中井さんにとって『ブラッサム』は、初めて出演する連続テレビ小説となります。
出演発表時には、自身が演じるタエについて、珠の才能の芽を近くで感じながらも、本人は毎日を楽しんで青春していたのではないかと想像していることを明かしました。
同じ出演コメントでは、母親が山口生まれで、自身も小さなころから岩国を何度も訪れてきたことも話しています。
幼いころから聞き馴染みのある山口の言葉が台本に並んでいたことで、気持ちがやわらいだともコメントしています。
高校時代に演劇部で演出をしていた中井さんが、2026年には岩国から物語が始まる朝ドラで女学生を演じることになりました。
映画・配信・舞台にも広がる2026年の活動
2026年8月時点で、中井さんは朝ドラ以外の作品にも出演しています。
7月3日には映画『口に関するアンケート』が公開されました。
10月にはNetflixシリーズ『俺のこと、なんか言ってた?』が世界独占配信される予定で、中井さんは劇団「ウイスキーボンボン」に所属する二萬田久子を演じます。
同じ10月にはM&Oplaysプロデュース『ブランク』への出演も予定されており、東京公演は10月3日から25日まで本多劇場で行われます。
本多劇場は、2020年に『もうがまんできない』を無観客で収録し、2023年には同作を観客の前で上演した劇場でもあります。
2026年8月時点では、映画『口に関するアンケート』は公開済みです。一方、『ブラッサム』、Netflix『俺のこと、なんか言ってた?』、舞台『ブランク』は今後の放送・配信・上演予定として発表されています。
10月の『ブランク』では、2020年の無観客収録と2023年の再演を経験した本多劇場へ再び立つ予定です。
















