PROFILE
人物プロフィール
2026年版『GTO』で、私立誠進学園1年B組の生徒・海部優月を演じている上村佳里奈さん。
高校に通いながら、Shibu3 projectのセンターやNHK Eテレ『高校講座 地理探究』の出演者としても活動しています。
連続ドラマで初めて知った人には新しい顔に見えるかもしれませんが、芸能界へ入ったのは小学2年生のときでした。
テレビのダンスをまねていた幼少期、母親のひと言、オーディション、アイドル活動を経て、9歳で最初のドラマに出演しています。
今回は、そんな上村佳里奈さんの生い立ちや家族、中学・高校時代、芸能界へ入ったきっかけ、女優デビューから『GTO』出演までをご紹介します。
上村佳里奈の生い立ちと家族|母親が勧めた芸能の仕事
上村佳里奈さんは、2009年10月18日生まれ、千葉県出身です。
名前は「うえむら・かりな」と読み、2026年8月時点で16歳、所属事務所が公表する身長は158cmです。
生まれ育った市町村は公表されていませんが、幼いころの興味と芸能の仕事を始める前の様子は、9歳のときに受けたインタビューで話しています。
テレビのダンスをまねる娘へ、母親が仕事を勧めた
小さいころからテレビに出てみたいと思い、番組で流れるダンスを見ながら、自分でも同じように踊っていました。
その姿を近くで見ていたのが母親です。
芸能の仕事をやってみるよう最初に勧めたのは母親でした。
母親の勧めと、その後に確認できるオーディション受賞歴はつながりますが、応募用紙を誰が用意したのかなどの細かな経緯までは公表されていません。
家族について本人が具体的に話しているのは、ダンスを見た母親が仕事を勧めた場面です。父親や兄弟姉妹の人数・職業などは公表されていません。
9歳で語っていた菜々緒のようなアクション女優
2018年11月の取材では、憧れている女優として菜々緒さんの名前を挙げました。
きれいな姿だけでなく、アクションができるところを格好いいと感じていたそうです。
もし本人に会えたら、アクションのコツを聞いてみたいとも話していました。
将来の夢は、菜々緒さんのようにアクションもできる女優さんです。
出典:ウォーカープラス「小学生から高校生までの個性豊かなメンバーで構成されている大型育成プロジェクト『Shibu3 project』に注目!【前編】」(2018年11月17日)
現在の所属事務所プロフィールにも、ダンスとアクロバットが特技として記載されています。
趣味にはピアノや読書、ミュージカル鑑賞も挙げていますが、9歳のインタビューで真っ先に話したのは、体を動かすことでした。
女優という目標は、最初のドラマへ出演する前から本人の言葉になっていました。
その翌年に出演した『インハンド』には、憧れの菜々緒さんも主要キャストとして出演しています。
二人が撮影現場で会ったかどうかは明かされていませんが、目標を語った数カ月後に、同じ作品の出演者として名前が並びました。
2025年8月には、その時点の姿と6年前の写真を並べた投稿も公開しています。
小学2年生でオーディション準グランプリ、Shibu3 projectへ
母親から仕事を勧められたあと、上村佳里奈さんの名前が公の記録に残ったのは2017年です。
ただし、この時点で始まったのは芸能活動であり、女優としての演技活動はもう少しあとに始まります。
2017年「金の卵発掘オーディション」で準グランプリ
2017年11月、プラチナムプロダクションが全国の小中学生を対象に開催した第2回「金の卵発掘オーディション」へ参加しました。
審査は女子小学生の部と、中学生女子・中高生男子を対象とする部に分かれており、上村佳里奈さんは女子小学生の部へ出場しました。
当時は千葉県に住む小学2年生でした。
女子小学生部門で準グランプリを受賞したことが、芸能界へ入る具体的な入口になりました。
審査結果には「上村佳里奈(うえむら かりな)」と記録されており、現在と同じ名前で参加しています。
受賞時は8歳になったばかりで、会場では当時すでに活動していたShibu3 projectのライブも行われていました。
翌年には、オーディション会場でステージを披露していたグループのメンバーとして取材を受けています。
所属を始めた正確な日付は公表されていませんが、翌2018年にはプラチナムプロダクションのShibu3 projectで活動していました。
小学生でShibu3 projectのステージに立つ
Shibu3 projectは、プラチナムプロダクションに所属する小学生から高校3年生までのメンバーで構成されるガールズグループです。
2018年の取材時には9歳でピンククラスに所属し、ライブやイベントへ出演していました。
当時のグループには色別のクラスとアクティング部門があり、小学生から高校生まで約50人が参加していました。
上村佳里奈さんはその中で、歌やダンスのレッスンを受けながら、観客の前に立つ機会を重ねていきました。
高校2年生になった2026年には、本人がグループで8年間活動し、センターも務めていると自己紹介しています。
感情のニュアンスを体で魅せるパフォーマンスにこだわっております。
出典:超アイドルアワード「エントリー詳細|上村佳里奈(Shibu3 project)」(2026年)
ステージでは、幼少期から得意だったダンスを使い、歌詞の感情まで体で表すことを意識するようになっていました。
広告・雑誌・MVでカメラの前の経験を重ねる
所属後の早い時期には、ライブ以外の仕事も始まっています。
所属事務所の出演歴で最も古い広告は「冬スポ2018」です。
2019年にはY!mobile「怪人家族の憂鬱」シリーズと「LINEカーナビ」のWeb動画、2020年にはタカラトミー「くるっとチャッティーペッツ」に出演しました。
講談社『なかよし』の「なかガール」や、S!N「死にたい」のミュージックビデオにも参加しています。
アイドルや広告の活動開始と、役を演じた女優デビューは同じ年ではありません。
広告の仕事が増え始めた翌年、初めてテレビドラマの撮影へ参加しました。
上村佳里奈の中学校・高校|学業と芸能活動を並行
小学生から芸能活動を続ける一方で、中学校では勉強や学校行事、生徒会にも参加していました。
学校名は公表していませんが、本人の卒業報告からは教室以外で担った役割も確認できます。
生徒会と全校代表指揮者を務めた中学3年間
2025年3月、本人の公式SNSで中学校を卒業したことを報告しました。
中学3年間を振り返って並べたのは、勉強、学校行事、生徒会です。
最後の1年間は全校代表指揮者を務め、卒業式でも卒業の歌を指揮しました。
卒業生の顔を見ながら指揮をすると、同級生たちと目が合ったそうです。
中学3年生の夏休みには夏期講習へ通い、8月には模試を受けることを公式SNSで伝えていました。
卒業式の指揮は、限られた学校生活の中で同級生全員の顔を見る場面にもなりました。
高校名は非公表、2025年春に進学
中学校を卒業した翌月の2025年4月、高校生になりました。
受験を終えた同年1月には、自分が希望していた学校へ進めることを公式SNSで喜んでいます。
4月1日の新入生登校日には早くも友人ができ、入学式を迎えた7日は『高校講座 地理探究』の初回放送日でもありました。
2026年8月時点では高校2年生ですが、通っている高校名は公表していません。
本人の公式SNSでは、高校2年生を示す「SJK」という表記を使用しています。
出身地が千葉県であることと、現在通う学校の所在地は別の情報であり、制服や撮影場所から校名を結び付けることはできません。
高校進学後は、NHK Eテレ『高校講座 地理探究』、第34回全日本高等学校女子サッカー選手権大会のビジュアル、令和8年春の火災予防運動用ポスターにも起用されています。
学校へ通う時期と重なる仕事には、高校生として出演する教育番組や学生スポーツのビジュアルも加わりました。
高校へ入って間もないころには、土曜授業にまだ慣れないことや、英語だけで進む授業に苦戦していることを投稿しています。
石川への遠征を控えた時期には、遠征直後に始まる中間試験に備え、学校の図書館で勉強していました。
9人の卒業後、新しいShibu3 projectをつくる
中学3年生だった2025年3月には、Shibu3 projectの世代交代についてインタビューを受けています。
同グループには高校卒業の時期に活動も卒業する仕組みがあり、当時の本人は先輩を送り出し、次の体制をつくる側でした。
前年の春に9人ほどの先輩が一度に卒業し、選抜メンバーも大きく入れ替わりました。
残ったメンバーはグループをよくしたいと意見を出しましたが、案が多いぶん、考えがすれ違うこともありました。
上村佳里奈さんは、話し合いを経たメンバーの様子に変化を感じ、仲が深まったと話しています。
Shibu3 projectでは学年だけで方針を決めず、年齢の異なるメンバーも一緒に意見を出していました。
レッスン後にメンバーが謝り合って抱き合った場にはいなかったものの、次に集まったとき、その変化が伝わってきたそうです。
正直、ちゃんとできるか不安です。
出典:Pop’n’Roll「Shibu3 project 吉田羽花・小林那波・上村佳里奈、OG・豊田ルナ[インタビュー]青春の集大成にかける熱い想い」(2025年3月6日)
この発言は、さらに卒業生を送り出したあとの新体制を考えていた時期のものです。
翌2026年にはセンターとしてステージに立ち、高校生活とグループ活動を続けています。
高校1年の冬に鼓膜穿孔の手術
高校1年生だった2026年1月には、耳の手術を受けることを自ら公表しました。
手術前の説明を聞いたあと、点滴や全身麻酔への不安を率直に投稿しています。
「病気」「何の手術」と検索されている内容は、本人が公表した鼓膜穿孔を塞ぐ手術です。耳の後ろから採取した皮下組織を使ったことは明かしていますが、鼓膜に穴が開いた原因は公表していません。
術後は耳の中と外の痛みも記しながら、点滴が外れ、退院できそうだと報告しました。
同年の春から夏には、Shibu3 projectのライブやドラマ撮影などの活動を続けています。
子役から女優へ|『インハンド』と映画初出演
学校生活より時間を戻すと、上村佳里奈さんが初めて役を演じたのは、小学校4年生になる2019年でした。
アイドルや広告の仕事を始めてから、約1年後のことです。
2019年『インハンド』第4話で女優デビュー
2019年5月3日、TBS金曜ドラマ『インハンド』第4話へ出演しました。
演じたのは、物語の中心となる源田恵奈の少女時代です。
幼なじみ4人が子どものころに過ごした場面へ、同世代の子役3人と登場しました。
第4話では、成長した恵奈と幼なじみ3人が、同じ製薬会社の治験へ参加した過去が事件の手掛かりになります。
上村佳里奈さんたち子役の場面は、問題が起きる前から続いていた4人の関係を見せる回想として使われました。
映画公式プロフィールは、この『インハンド』出演を上村佳里奈さんの女優デビューとしています。
芸能界へ入った2017年ではなく、役を得てドラマへ出演した2019年が演技活動の始まりです。
映画初出演作で中学受験を目指す野沢さん役
テレビドラマでの初演技に続き、松村克弥監督の映画『神さま待って!お花が咲くから』へ出演しました。
小児がんの治療を続けながら学校へ戻った11歳の森上翔華と、周囲の人たちを描いた作品です。
上村佳里奈さんが演じた野沢さんは、父親に憧れて医師になるため、医学部のある附属校への中学受験を目指しています。
学校へ戻ってきた翔華を当初は騒がしいと感じる、目標のはっきりしたクラスメートでした。
この野沢さん役が、上村佳里奈さんにとって最初の映画出演です。
所属事務所の出演歴は作品年を「2023年」としていますが、映画は2024年1月26日に広島で先行公開され、2月2日から全国公開されました。制作・出演発表の年と劇場公開年の違いです。
全国公開翌日の池袋シネマ・ロサでは、主演の新倉聖菜さんや松村監督らと舞台挨拶へ登壇しました。
同年4月には、千葉県内の京成ローザでの舞台挨拶にも参加しています。
短い回想場面だった最初のドラマから、映画では物語を動かすクラスメートの一人を演じる仕事へ進みました。
高校2年で『GTO』へ|400人超のオーディションと短編映画主演
高校生になった2025年の秋、上村佳里奈さんは次のテレビドラマへ向けたオーディションに参加しました。
対象となったのは、反町隆史さんが鬼塚英吉を演じる2026年版『GTO』の生徒役です。
約3カ月の選考を経て1年B組の28人に
生徒役オーディションは、2026年4月1日時点で15歳から17歳の男女を対象とし、現役中学生は応募できない条件でした。
高校1年生だった上村佳里奈さんは、実際に教室で生活している世代として、この年齢条件に該当していました。
2025年10月末に募集が始まり、応募者は400人を超えました。
書類審査のあとに最大4回の選考が設けられ、審査期間は約3カ月に及んでいます。
400人を超える応募者全体から、上村佳里奈さんを含む28人が1年B組の生徒役に選ばれました。
単純な演技の巧さだけでなく、その人が持つ個性や味を重視したことを中島悟監督が明かしています。
役へ自分を寄せることだけではなく、本人の長所と短所を役に重ね、全力で向き合えるかが見られた選考でした。
オーディションの経過は、カンテレの公式ドキュメンタリーにも収められました。
海部優月役で2026年版『GTO』に出演
選考後に決まった役名は、海部優月(かいふ・ゆづき)です。
鬼塚が担任を受け持つ私立誠進学園1年B組は、生徒同士が必要以上に干渉せず、それぞれの価値観を優先するクラスとして設定されています。
ドラマは2026年7月20日に始まり、8月17日時点で放送中です。
所属事務所の主要出演歴では、2019年の『インハンド』以来となるテレビドラマです。
本人は役名とともに、長く愛されてきた作品へ参加できる喜びを発表しました。
9歳の初ドラマでは主人公に関わる人物の少女時代を演じ、16歳の『GTO』では、本人と同じ高校生世代の教室へ入りました。
『Bクラスの私たちは空を見る』でヤングケアラー役
『GTO』が放送を迎えた2026年、もう一つの演技作品も撮影していました。
三木康一郎監督による短編オムニバス映画『Bクラスの私たちは空を見る』です。
プラチナムプロダクションが初めて制作する短編オムニバスで、三木監督が若い出演者と会い、現在の年齢で無理なく表現できる物語を組み立てました。
作品は3篇で構成され、山下愛織さん、上村佳里奈さん、入江日奈子さんがそれぞれの物語で主演を務めます。
3篇の題名は「ノイズはリフレインして」「ステップ」「101回目の告白」で、同世代の少女たちが抱える異なる葛藤を扱います。
上村佳里奈さんは第2篇「ステップ」の主演・片岡愛莉役に選ばれました。
愛莉は、家族の世話や家事を担うヤングケアラーの高校生です。
本人に同じ経験がないため、役になりきる難しさを感じながら、愛莉の考え方やクラスメートとの関係を組み立てていきました。
自分とは異なる家庭で暮らす人物を、本人の性格だけでなく、教室で周囲とどう接するかまで考えて演じています。
演じることがさらに好きになった撮影期間でした!
出典:CAMPFIRE「三木康一郎監督作品 映画『Bクラスの私たちは空を見る』制作応援プロジェクト」(2026年8月12日)
撮影は2026年3月から5月に行われ、8月の発表時点では編集作業が続いています。
撮影時期は『GTO』の放送開始より前で、作品の発表は『GTO』が始まったあとの8月でした。
上映会と舞台挨拶は、2026年11月下旬に東京都内で開く計画です。
『GTO』の教室と「ステップ」の撮影を経験した高校2年生の夏は、二つの役が公開へ向かう時期になりました。
















