池田匡志の生い立ち|家族・大学時代、サッカー少年が俳優になるまで

池田匡志のイラストと、家族や大学時代、サッカー少年から俳優になるまでの歩みを示したアイキャッチ画像

PROFILE

人物プロフィール

ふりがな
いけだまさし
カテゴリー
男性俳優
出身地
徳島県
生年月日
1999年12月13日
芸能活動開始
2021年
俳優デビュー
2021年
デビューのきっかけ
スカウト

『王様戦隊キングオージャー』のジェラミー・ブラシエリ役で知られる池田匡志さんは、その後も連続ドラマの主演や舞台、映画へ活動の幅を広げています。

落ち着いた低い声と白い衣装が印象的だったジェラミーですが、池田さん自身は俳優になる前、徳島でサッカーに打ち込む学生でした。

高校では背番号10を着け、徳島北高校の一員として全国高校サッカー選手権のピッチにも立っています。

その一方で、兄とバンドを組み、大学進学後は商社への就職を考えるなど、当初から芸能界だけを目指していたわけではありません。

大学時代に経験したコンテストとスカウトを経て、在学中に初めてドラマへ出演しました。

今回は、そんな池田匡志さんの生い立ちや家族、学生時代、芸能界へ入ったきっかけ、俳優としての最初の仕事などをご紹介します。

池田匡志の生い立ち|徳島で外遊びとヒーローごっこに夢中

池田匡志さんは、1999年12月13日に徳島県で生まれました

幼いころは一つの遊びに偏らず、外でも家でも興味を持ったことへ夢中になる子どもでした。

小学1年から始めたサッカーと活発な子ども時代

徳島で過ごした子ども時代について、本人は後年、外で遊ぶことが多かったと振り返っています。

「基本的に明るくて活発な子どもでした。」

出典:TVガイドWeb「『王様戦隊キングオージャー』ジェラミー・ブラシエリを演じる池田匡志を直撃! 謎に包まれたナレーションの裏側、作品に懸ける思いを明かす」(2023年5月13日)

遊具で遊ぶほか、サッカー、バスケットボール、野球など、身近にできるスポーツを次々に楽しんでいました。

本格的に続ける競技となったサッカーは、小学1年生のときに始めています。

小学1年生から高校3年生までの12年間、生活の中心にはサッカーがありました

外で体を動かす一方、家では兄たちの影響で漫画を読んだりゲームをしたりしており、本人は現在も自分を「アウトドアでもありインドアでもある」と捉えています。

『仮面ライダー555』の変身ベルトを集めた少年

スポーツと並んで夢中になったのが、テレビのヒーローでした。

特に好きだった作品は、2003年から放送された『仮面ライダー555』です。

本編だけでなく映画に登場する変身ベルトもそろえ、友人と変身ごっこをして遊んでいました。

携帯電話型の変身アイテムへ数字を入力する動作や、仮面ライダーカイザ、仮面ライダーデルタの変身ポーズも大人になってから覚えていたそうです。

このころは、自分が映像の中で変身する側になるとは考えていませんでした。

池田匡志の中学・高校時代|徳島北高校で初の全国選手権へ

小学校から続けたサッカーは、中学に入ると競技としての比重が大きくなりました。

高校では、自分が試合に出ることだけでなく、学校として初めての全国大会を目指すことになります。

徳島ヴォルティスジュニアユースから徳島北高校を選んだ理由

中学時代は、Jリーグクラブの育成組織である徳島ヴォルティスジュニアユースに所属していました。

高校進学ではJクラブの下部組織から学校の部活動へ移り、ユース年代の目標を「選手権に出たい」と定めました。

進学先として選んだ徳島北高校は、当時まだ全国選手権へ出場したことがありませんでした。

県内の強豪・徳島市立高校ではなく徳島北高校を選んだ背景には、監督から熱心に誘われたこともありました。

全国へ行きたいという本人の希望と、初出場を目指す学校の目標が重なった進学でした。

1年生から公式戦に出場し、3年生で背番号10

入学後は、1年生の総体予選から先発に起用されました。

高校1年からプリンスリーグ四国も経験し、上級生に交じって公式戦へ出場しています。

3年生になった2017年度には、攻撃の中心を担う背番号10を任されました。

小学校から積み重ねたサッカーの最後の年に、入学時から掲げていた全国選手権出場の機会が訪れます。

県大会初優勝から全国1回戦の80分

徳島県予選の決勝では、徳島北高校が徳島市立高校を1対0で破りました。

同じ2017年の県総体と四国総体では、いずれも決勝で徳島市立高校に0対1で敗れていました。

冬の選手権予選では準々決勝、準決勝、決勝をすべて1対0で勝ち、夏に届かなかった相手との再戦へ進みました。

決勝の前半3分には、味方が競り合ったこぼれ球から池田さんが強烈なシュートを放ちましたが、相手ディフェンスに阻まれました。

得点は後半30分に生まれ、小林竜來選手のコーナーキックを川久保燎選手が頭で押し込みました。

この勝利によって、徳島北高校は全国高校サッカー選手権への初出場を決めました

全国大会の初戦は2017年12月31日に駒沢陸上競技場で行われ、対戦相手は岐阜県代表の帝京大可児高校でした。

池田さんはフォワードの背番号10として先発し、交代することなく80分間プレーしました

JFAの公式記録では、徳島北高校は帝京大可児高校に0対3で敗れています。

全国の初戦で高校サッカーを終えた池田さんは、けがの影響もあり、大学では競技を続けない道を選びました。

自転車通学と部活帰り、文化祭で過ごした高校生活

公式戦の記録だけでなく、本人の記憶には徳島で過ごした日常も残っています。

「僕は徳島県の田舎で、ひたすらサッカーに打ち込んでいました。」

出典:トーキョー女子映画部「ドラマ『Share』秋田汐梨さん&池田匡志さんインタビュー」(2026年4月17日)

高校へは自転車で通い、練習が終わるとチームメートと食事へ出かけました。

祭りや花火大会にも、部活動のジャージを着たまま仲間と足を運んでいます。

サッカーだけでなく勉強にも取り組み、文化祭の前夜祭ではバンドを組んでステージに立ちました。

県大会で優勝したとき、友人に感想を尋ねると、プレーの内容より日焼けしにくい白い肌が目立っていたと言われたこともあったそうです。

池田匡志の家族|父親・母親・兄2人が支えた進路

池田匡志さんには、父親、母親、2人の兄がいます。

家族の氏名や職業は公表されていませんが、池田さんは進路や子ども時代を振り返る中で、それぞれとの具体的な出来事を話しています。

「ヒーローは父」と語る理由

子どもたちが見るヒーローを演じた池田さんにとって、身近なヒーローは父親です。

「僕のヒーローは父です。」

出典:LANDOER「【池田匡志】スーパー戦隊シリーズ『王様戦隊 キングオージャー』〈声〉で語り〈芝居〉で魅せる〝二刀流〟の表現と対峙して『見つけたいもの』」(2023年6月2日)

父親は、幼いころから息子がやりたいと言ったことを尊重してきました。

何でも自由にさせるだけではなく、大切にすべきことは言葉より自分の行動で示す人だったといいます。

家庭を支える姿を近くで見てきた池田さんは、将来は父親のような父になり、いつか超えたいとも話しました。

4学年上・10学年上の兄の影響で始めた音楽

2人の兄は、池田さんよりそれぞれ4学年上と10学年上です。

年上の兄たちが聴いていた音楽に触れ、小学校高学年ごろからバンドや楽器にも興味を持つようになりました。

兄がギターボーカルをしていたため、一緒に演奏したいと思ったことが始まりでした。

中学1年生のころには高校生だった兄とバンドを組み、ライブハウスでも演奏しています。

そこで担当したドラムは、アコースティックギターとともに現在も公式プロフィールへ記載されている特技です。

母親の応募で大学1年のJUNONへ

池田さんを芸能界に近づける最初の機会を作ったのは、母親でした。

大学1年生だった2018年、母親が息子を第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストへ応募しました。

本人が自分で応募したのではなく、母親の応募から始まった挑戦でした

池田さんは審査を進み、同コンテストでベスト15に入っています。

両親ら家族は現在も徳島で暮らしており、出演作品が増えてからも本人は時折地元へ帰っています。

東京を離れて家族のいる徳島へ戻ると、時間の流れがゆっくりになり、考えが研ぎ澄まされるように感じると話しています。

立教大学時代|JUNONベスト15後も就職活動を経験

高校卒業後は徳島を離れて上京し、立教大学へ進学しました。

在学中にJUNON、就職活動、事務所からのスカウトを経験し、2022年3月に卒業しました。

立教大学の学部・学科は本人や所属事務所から公表されていないため、ネット上に出回る特定情報は断定できません。

サッカーを終え、商社マンを目指して上京

幼いころの夢はサッカー選手でしたが、高校で競技生活を終えると次の進路を考えました。

そのころ目指していた職業は、商社マンです。

商社を舞台にした山崎豊子さん原作のドラマ『不毛地帯』を見て、世界を相手に取引する仕事にひかれました。

徳島では身近に感じられなかった世界へ視野が広がり、その進路を目指して大学へ進んでいます。

JUNON出場後も普通の学生生活へ戻った

大学1年生でJUNONベスト15に入った経験により、芸能界を少しずつ意識するようにはなりました。

それでも、コンテスト後は大学へ通う通常の学生生活に戻っています。

JUNON出場は芸能界との最初の接点ですが、事務所所属や俳優デビューとは別の出来事です

進路を決める時期には一般企業への就職活動も行い、商社で働く将来を現実的な選択肢として考えていました。

大学3年のスカウトで俳優の道を選ぶ

大学3年生のとき、現在の所属事務所であるA-PLUSからスカウトを受けました。

「大学時代にスカウトされたけど、学業を優先しました。」

出典:日刊スポーツ「秋田汐梨×池田匡志 フジ系ドラマW主演『share』プライベートも明かす『山手線1周歩いた』」(2026年4月16日)

映画やドラマを見ることが好きで俳優への漠然とした憧れはありましたが、徳島にいたころは自分が演じる側になるとは想像していませんでした。

上京後に得た機会を前にしても、大学を途中で離れるのではなく、まず学業を続けました。

就職か芸能活動かを選ぶ時期になり、商社マンではなく俳優になることを決めました

母親が作った最初の機会から約2年を経て、事務所のスカウトが仕事として演技へ進むきっかけになりました。

池田匡志の俳優デビュー|大学4年で『TOKYO MER』に出演

大学3年のスカウトで事務所へ入った後、最初の演技仕事は大学在学中のテレビドラマでした。

俳優デビューは『TOKYO MER』第10話の医学生役

2021年9月5日、TBS日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』第10話に出演しました。

演じたのは、爆破事件が起きた大学に居合わせる医学生の一人です。

医学生たちは、鈴木亮平さん演じる喜多見幸太と賀来賢人さん演じる音羽尚の処置を目の前で見る役割を担いました。

爆発で多くの負傷者が出る中、最初は喜多見たちに戸惑っていた学生も、目の前の命を救うため処置へ加わっていきます。

池田さんは短い登場の中で、緊迫した救命現場へ放り込まれる学生を演じました。

この第10話への出演が、池田匡志さんの俳優デビューです

大学4年生で初めてドラマの現場に入り、卒業を控えながら俳優としての仕事が始まりました。

『もしイケ』と初映画を経て大学を卒業

翌2022年1月には、連続ドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』へ出演しました。

担当したのは、サッカーが得意な高校生・安藤匡志役です。

高校までサッカーを続けた本人にとって、特技を持つ人物として参加した最初期の連続ドラマになりました。

作中ではサッカーの「ファンタジスタ」と呼ばれる生徒で、12年間続けた競技経験と重なる役になりました。

同年3月には『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 シーズン2』で鈴野役を演じ、立教大学を卒業しています。

4月1日公開の『女子高生に殺されたい』では、担任教師をめぐる物語のクラスの生徒として映画へ初出演しました。

大学卒業後は、学生生活と並行していた活動から俳優の仕事へ軸足を移していきます。

『君の花になる』で8LOOMの元メンバーを演じる

2022年秋のTBSドラマ『君の花になる』では、佐神弾の高校時代の同級生・東良介を演じました。

良介は、劇中のボーイズグループ8LOOMを途中で離れた元メンバーです。

グループの将来へ不安を感じて脱退したものの、活躍し始めた元メンバーを前に、寂しさや嫉妬を抱えて再び姿を見せます。

池田さん自身が8LOOMの芸能活動へ参加していたわけではなく、ドラマの中で元メンバー役を演じています。

途中からグループの輪へ入る役だったため、良介がメンバーと過ごした時間や脱退までの経緯を自分で組み立てました。

撮影前には、人物の過去を整理した「良介の履歴書」のようなものまで考えたと話しています。

池田さんは実際の8LOOMのパフォーマンスを良介の立場から見て、離れた仲間が輝く姿に向ける複雑な気持ちを役へ取り込みました。

物語では嫌がらせをした良介がメンバーと向き合い、最後には和解するところまで描かれています。

俳優デビューから約1年で、劇中グループの過去を明かす役を任されました。

『王様戦隊キングオージャー』で子どものころに憧れたヒーローへ

ドラマで役を重ねた後、池田匡志さんは2023年放送のスーパー戦隊シリーズへ参加します。

『王様戦隊キングオージャー』の追加戦士、ジェラミー・ブラシエリ/スパイダークモノス役に選ばれました。

自分では苦手だった「声」が配役の決め手に

オーディションには、最初からほかのレギュラー候補と一緒に参加していました。

主要キャストが決まった後に追加戦士を選ぶ審査が行われ、数回の選考を経てジェラミー役を得ています。

審査へ備えて前年の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を見て、シアターGロッソのヒーローショーにも足を運びました。

同じ事務所で『ドンブラザーズ』に出演していた志田こはくさんから現場の話を聞き、せりふの練習にも付き合ってもらっています。

「僕、正直言うと自分の声がそこまで好きじゃなかったんです。」

出典:LANDOER「【池田匡志】スーパー戦隊シリーズ『王様戦隊 キングオージャー』〈声〉で語り〈芝居〉で魅せる〝二刀流〟の表現と対峙して『見つけたいもの』」(2023年6月2日)

自分の声に自信を持てずにいましたが、合格後、マネージャーから配役の理由を聞きました。

本人が苦手だと思っていた「声」が、ジェラミー役を得る決め手の一つでした

ジェラミーは物語を伝える語り部でもあり、画面に姿を見せる前から声だけで作品へ参加する役でした。

最初に収録した第1話と第2話のナレーションには約3時間かかり、監督と調整を重ねる中で特徴的な語尾の「~とさ」が生まれています。

声だけで感情を届けるため、収録では芝居をするときのように体を動かしながら語りました。

ナレーションから始まるクランクインは、映像作品で役を重ね始めた池田さんにとっても初めての入り方でした。

第1話のナレーションから第11話でジェラミー登場

『キングオージャー』の放送開始時点では、ナレーションを担当している人物の役柄は伏せられていました。

視聴者は第1話から池田さんの声を聞いていましたが、ジェラミーとして画面へ登場するのは後の回です。

2023年3月5日の第1話からナレーションを担当し、4月30日に配役が発表され、5月14日の第11話でジェラミーが初めて画面へ登場しました。

ジェラミーは人間とバグナラクの間に生まれ、長い時間を生きてきた語り部という設定です。

ジェラミーとして姿を見せてからも、グリーンバック撮影やアクション、変身シーンなど初めての経験が続きました。

すでに5人の王様役が撮影を重ねている現場へ途中から加わるため、最初の芝居の日には緊張と不安もありました。

共演者が声をかけて迎えたことで、撮影が進むうちに既存メンバーとの距離も縮まっていきました。

『仮面ライダー555』の変身ポーズで遊んでいた少年は、撮影で初めて変身するとき、自分へヒーローだと言い聞かせながら動いたそうです。

母親が涙で喜んだ1年間の役から連続ドラマ初主演へ

出演情報を家族へ伝えられる時期になると、池田さんは最初に両親へ報告しました。

「母は涙して喜んでくれました。」

出典:TVガイドWeb「『王様戦隊キングオージャー』ジェラミー・ブラシエリを演じる池田匡志を直撃! 謎に包まれたナレーションの裏側、作品に懸ける思いを明かす」(2023年5月13日)

第11話から加わったジェラミーを、2024年2月25日の最終回まで演じました。

放送終了後は『買われた男』『ROOM~史上最悪の一期一会』などで、ヒーローとは異なる役を続けて演じました。

2025年の『雨上がりの僕らについて』では、堀夏喜さんとともに連続ドラマで初主演を務めました

2026年8月時点では『本命じゃなきゃよかったのに』『share』でもW主演を務め、同年10月放送予定の『俺たちの箱根駅伝』では大学駅伝の選手を演じます。

さらに2027年秋冬公開予定の映画『アンダードッグ―日本初のW杯出場を決めたポンコツ男―』では、主人公・岡野雅行とサッカー部を立ち上げる親友・永井隆一役に決まりました。

本人も12年間のサッカー経験があるからこそ縁を感じる作品だと受け止めています。

高校卒業で競技生活を終えた池田さんは、今度は俳優としてサッカーの物語に参加します。