PROFILE
人物プロフィール
女優としてドラマや映画で主演を務める莉子さんは、もともとファッション誌『Popteen』の専属モデルとして人気を集めた人物です。
2002年12月4日に生まれ、神奈川県で育った莉子さん。芸能界への入り口になったのは、小学生のころに大好きだったファッションブランド「ANAP GiRL」でした。
モデル活動を始めたあとも学校生活を大切にし、中学ではバドミントン部に所属。高校では早朝から撮影に向かい、授業を受けてから再び仕事に戻るという忙しい日々を送っていました。
そんな莉子さんが女優として本格的に歩み始めた転機は、映画『小説の神様 君としか描けない物語』での経験でした。
今回は、そんな莉子さんの生い立ちや家族、学生時代、モデルとしての芸能界入りから女優になるまでの道のりをご紹介します。
莉子の生い立ち|神奈川県で育ち、幼いころからファッション好き
莉子さんは2002年12月4日生まれ、神奈川県出身です。
幼いころから洋服や髪型に興味があり、小学生になるとファッション雑誌を読んだり、好きなブランドの店舗へ足を運んだりしていました。
幼稚園のころから洋服や髪型にこだわっていた
莉子さんが幼稚園に通っていたころ、母親は娘の洋服や髪型について、ちょっとした苦労をしていたそうです。
母親が髪の毛を結ぼうとしても、莉子さんには自分の希望がありました。洋服も用意されたものをそのまま着るのではなく、その日に着たいものを自分で選びたがったといいます。
2020年9月9日のWEBザテレビジョンのインタビューでは、母親から聞いた幼いころの様子を振り返っています。
「このスカートが履きたい」とか「今日は絶対にツインテール!」とか言ってたそうで。
出典:WEBザテレビジョン「【インタビュー】親近感ある投稿で人気を集める莉子、憧れの人は…!?」(2020年9月9日)
子どものころから好みがはっきりしていた莉子さん。成長するにつれて、フリルの多い洋服よりも、ポップでカジュアルなファッションを好きになりました。
特に気に入っていたのが、ジュニア向けファッションブランドの「ANAP GiRL」です。
母親と一緒に店舗へ通い、洋服を選ぶ時間を楽しんでいました。店長とも親しくなり、本人は後年、お姉さんのように接してくれた特別な存在だったと振り返っています。
小学生時代はゴルフにも親しんでいた
ファッションだけでなく、スポーツにも親しんでいた莉子さん。小学生時代にはゴルフを習っていました。
ゴルフを始めたきっかけは、父親が自宅でゴルフ中継を見ていたことです。ただ、最初に心を引かれたのは競技そのものではありませんでした。
かわいいキャディバッグが欲しくなったことが、ゴルフに興味を持つ入り口だったそうです。
2022年2月12日のNB Press Onlineのインタビューでは、小学生のころ、多いときには週2回ほどレッスンに通い、週末には練習場やコースにも足を運んでいたと話しています。
当時活躍していた宮里藍さんの試合を観戦し、色紙にサインをもらったこともありました。
所属事務所N.D.Promotionの公式プロフィールでも、ゴルフは莉子さんの特技の一つに挙げられています。
莉子の家族|父親・母親と一人っ子の家庭環境
莉子さんの家族は、父親・母親・莉子さん本人の3人家族です。
母親は幼少期のモデル活動を支え、父親は芸能活動と学業の両立について娘と向き合ってきました。
母親と原宿へ通ったモデル撮影の思い出
小学生のころに「ANAP GiRL」のWEBモデルとなった莉子さんは、月に1回程度、撮影のために原宿へ通うようになりました。
撮影がある日は、学校が終わると急いで帰宅したり、駅で母親と待ち合わせたりして、一緒に撮影場所へ向かっていたそうです。
普段は学校へ通う小学生にとって、原宿での撮影は特別な時間でした。撮影が終わったあとに母親と夕食を食べ、家へ帰ることも楽しみの一つだったといいます。
2024年11月5日のテレビ朝日「logirl」のインタビューでは、当時の撮影日について次のように話しています。
小学生のころは本当に「放課後の楽しみ」でした。
出典:テレビ朝日 logirl「女優・莉子“忙しすぎた”モデル時代を経て“負けず嫌い”な役者へ──」(2024年11月5日)
母親は仕事への付き添いだけでなく、莉子さんが成長してからも幼少期の記憶を伝えてくれる存在でした。
2023年に初のフォトエッセイ『ひたむき』を制作した際には、幼いころの自分について母親に何度も質問したそうです。自分では忘れていた出来事も、母親の話を聞くことで少しずつ思い出していきました。
芸能活動に慎重だった父親との話し合い
母親が撮影に付き添ってくれる一方、父親は娘が芸能界で本格的に活動することに慎重でした。
小学生のころは学校生活を中心に、ときどきモデルの撮影へ行く程度でしたが、中学時代に芸能事務所から声をかけられたことで、仕事を続けるかどうかを家族で考えることになります。
莉子さんは2026年10月17日のSmart FLASHのインタビューで、父親が当初から全面的に賛成していたわけではないと明かしました。
父親との話し合いを経て、高校生としてやるべきことを優先する条件で、芸能活動を続けることになったのです。
2023年5月1日のSTREAMのインタビューでも、事務所への所属を認めてもらったときの心境を振り返っています。
「生半可な気持ちではできない」と考えるようになりました。
出典:STREAM「中学時代の部活と『Popteen』の現場で礼儀と上下関係を学んだ」(2023年5月1日)
それまで放課後の楽しみだったモデル活動が、本人にとって責任を伴う仕事へ変わっていきました。
兄弟姉妹はおらず、一人っ子だった
莉子さんには兄弟姉妹がおらず、一人っ子として育ちました。
2021年5月24日のNom de plumeのインタビューでは、主演ドラマ『ブラックシンデレラ』で弟のいる役を演じたことについて質問されています。
莉子さんは小さい子どもや年下の子が好きで、ドラマの中で弟ができたことがうれしかったそうです。
周囲からは男兄弟がいそうだと言われることも多かったため、弟がいる家庭を演じることが新鮮だったと話しています。
撮影の合間には、弟役の子とサッカー盤のゲームをして遊んでいました。
莉子の小中学校時代|バドミントン部とモデル活動
莉子さんは小学生のころからモデル活動を経験していましたが、学校生活も大切にしていました。
中学進学後は運動部に入り、部活動と学業を中心に過ごしながら、モデルの仕事も続けています。
小学校のクラブ活動から中学のバドミントン部へ
莉子さんが中学校で入ったのは、バドミントン部でした。
小学生時代のクラブ活動でもバドミントンを経験しており、慣れ親しんだ競技だったことが入部理由の一つです。
また、モデルの仕事をしていたことから、屋外で日焼けするスポーツよりも、室内でできる競技がよいと考えたそうです。
部活動はかなり練習が厳しく、体力を使いました。2023年5月1日のSTREAMのインタビューでは、こんな思い出も紹介しています。
朝からカレーとかを食べるわんぱくな中学生でした(笑)。
出典:STREAM「中学時代の部活と『Popteen』の現場で礼儀と上下関係を学んだ」(2023年5月1日)
中学3年間はバドミントン部に所属し、上下関係や礼儀についても学びました。
モデルの撮影で部活動を休むことはあったものの、この時期は学校を中心に生活しており、芸能活動が極端に忙しかったわけではなかったそうです。
中学2年で事務所から声をかけられた
中学2年生のころ、莉子さんのInstagramに芸能事務所からスカウトのDMが届きました。
声をかけたのは、のちに所属することになるN.D.Promotionです。
当時の莉子さんは、必ずしも芸能界で仕事を続けると決めていたわけではありませんでした。
ANAP GiRLには中学生までという対象年齢があり、モデル活動にも区切りが近づいていました。高校ではバドミントンを続け、普通の学校生活を楽しむことも考えていたそうです。
一方で、DMを送ってきた事務所には、一人ひとりと向き合ってくれそうだという印象を持っていました。
何度か事務所へ足を運んで話を聞き、家族とも相談した末、中学2年生で芸能事務所に所属する道を選びました。
このときの選択によって、趣味の延長のように始まったモデル活動が、より本格的な芸能の仕事へと進んでいきます。
莉子の高校・大学時代|学校生活と芸能活動の両立
莉子さんは中学校卒業後、私立の女子高校へ進学しました。
高校時代はモデルとしての人気が急速に高まり、学校へ通いながら撮影やSNSでの活動をこなす生活になりました。
女子校へ進学し、忙しいモデル生活を送った
莉子さんは、それまで男女共学の学校に通っていたため、女子だけの高校生活には最初、不安もあったそうです。
ところが入学してみると、学校の雰囲気が自分に合っており、後年にはその学校以外は考えられなかったと思うほど楽しい時間を過ごしました。
一方、仕事のスケジュールは高校進学後に大きく変わりました。
朝は始発電車で『Popteen』の撮影へ向かい、撮影を終えると学校へ移動。授業が終わったら再び撮影現場へ戻り、夜遅くまで仕事をする日もありました。
テレビ番組『ダウンタウンDX』で紹介された特に忙しい日のスケジュールでは、朝3時に起床して深夜1時ごろに就寝する生活だったといいます。
学校では週6日授業がありましたが、モデルの仕事があるからといって学業を簡単に休むわけにはいきませんでした。
電車の中でテスト勉強をしている途中、疲れて眠ってしまったこともあったそうです。
それでも、目標だった『Popteen』モデルとして活動できていることが、大きな原動力になっていました。
授業を支えてくれた友人と学校行事の思い出
忙しい高校生活を支えてくれたのは、学校の友人やマネージャーでした。
授業を欠席したり途中から登校したりしたときには、友人がノートを貸してくれたり、LINEで授業内容の写真を送ってくれたりしたといいます。
マネージャーも授業への出席日数を管理し、ときには学校の三者面談へ参加するほど、学業との両立を支えていました。
莉子さん自身も学校行事が大好きで、体育祭や球技大会にはできるだけ参加したかったそうです。
仕事の予定があっても、マネージャーに参加したいという希望を伝え、学校行事を楽しんでいました。
2025年のユーウォッチのインタビューでは、高校時代を振り返り、友人と自転車で近くのファミリーレストランへ行った何気ない時間が特に記憶に残っていると話しています。
華やかなモデル活動を送る一方で、学校で過ごす普通の日常も、莉子さんにとって大切な時間だったのです。
2021年に高校を卒業し、大学へ進学
莉子さんは2021年3月5日に高校を卒業しました。
卒業当日には自身のX(当時Twitter)を更新し、高校3年間への思いをつづっています。
投稿では、2021年春から大学生になることも報告しました。
ただし、進学先の大学名や学部については、本人や所属事務所の公式プロフィールなどで確定できる情報がありません。
2023年5月1日のSTREAMのインタビューでは、高校時代の忙しさから、大学進学後は芸能活動を優先したいと考えていたことを明かしています。
また、大学受験に落ちた経験があったことも語りました。ただ、どの大学を受験したのか、その後どのような経緯で進学先を決めたのかまでは明らかにしていません。
高校卒業という節目を迎えた莉子さんは、モデルの仕事だけでなく、女優としての活動にも力を注いでいきます。
莉子の芸能界入り|ANAP GiRLからPopteenモデルへ
莉子さんが初めて芸能の仕事を経験したのは、2014年ごろの小学生時代でした。
最初から女優を目指していたわけではなく、好きな洋服を着てモデル活動をしてみたいという気持ちが出発点でした。
憧れのブランドに応募し、落選を経てモデルに
莉子さんが大好きだった「ANAP GiRL」の店内には、あるときWEBモデル募集のポスターが貼られていました。
洋服や雑誌が好きだった莉子さんは、それを見て応募を決めます。
ところが、当時のジュニアモデルには身長の条件があり、莉子さんは最初の応募で合格できませんでした。
そこで、身長を伸ばしたいと考え、毎日牛乳を飲むようになったそうです。
2020年のWEBザテレビジョンの取材では、何度も応募し、3回目くらいでようやく採用されたと話しています。
2026年のSmart FLASHの取材では、再挑戦した際にブランドへの熱い思いを伝えたことも明かしました。
落選しても諦めずに応募を続け、念願だったANAP GiRLのWEBモデルになったのです。
なお、モデルを始めた学年については、本人が後年のインタビューで小学5年生と小学6年生の両方に言及しています。活動を始めたのは小学生時代で、2014年にはモデルとしての活動が確認されています。
2018年にPopteenの専属モデルへ
ANAP GiRLでのモデル経験を重ねた莉子さんは、中学時代に芸能事務所へ所属したあと、ファッション誌『Zipper』のモデルオーディションでジュニアブロック賞を受賞しました。
その後、2018年に『Popteen』のレギュラーモデルとなり、同年に専属モデルへ昇格します。
『Popteen』の撮影現場では、モデル同士の競争もあり、礼儀や上下関係にも厳しい面があったそうです。
先輩が来たら席を譲る、初めて会う人には自分から挨拶するなど、芸能の仕事をするうえで大切なことも学びました。
一方で、モデル仲間と運動会やキャンプをする機会もあり、莉子さんは『Popteen』を学校のような場所だと感じていました。
先輩モデルが卒業するにつれて、莉子さん自身も後輩へ教える立場になっていきます。
TikTokと『月とオオカミちゃん』で注目を集めた
『Popteen』のモデル活動と並行して、莉子さんはSNSでも人気を集めました。
特に大きなきっかけになったのが、2018年ごろから本格的に始めたTikTokです。
学校帰りに制服姿で踊る動画など、同世代にとって親しみやすい日常の投稿が注目され、多くのフォロワーを獲得しました。
一方で、TikTokで知名度が上がったために、モデルとしての自分よりもSNSでの姿ばかりが知られることに悩んだ時期もあったそうです。
そんななか、2020年にはABEMAの恋愛リアリティー番組『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演しました。
番組では「リコリコ」の愛称でも親しまれ、雑誌やSNSを中心に莉子さんを知っていた人以外にも、その存在が広く知られるようになりました。
モデル、SNS、恋愛リアリティー番組という複数の活動を経験しながら、莉子さんは映像作品の仕事にも少しずつ触れていきます。
莉子が女優になったきっかけ|映画『小説の神様』での転機
莉子さんはモデルとして芸能界に入りましたが、女優として演技を始めたのは別の時期です。
最初の演技活動は2018年にさかのぼり、その後、映画の撮影を経験したことで演技に向き合う気持ちが変わりました。
2018年のSNSドラマ出演から始まった演技活動
莉子さんの初期の演技仕事として確認できるのが、2018年8月に公開されたSNSドラマ『とけないで、サマー』です。
この作品は、若者向けメディア「Nom de plume」が制作した短編ドラマで、莉子さんはナナミ役を演じました。
2019年には『アスタリスクの花』『蒼い夏』『パラレルスクール DAYS』など、SNSやYouTubeで公開されるドラマにも出演しています。
ただし、モデル活動に力を注いでいたこの時期、莉子さんが最初から女優を本格的な進路として考えていたわけではありませんでした。
2024年のlogirlのインタビューでは、当初は自分から強く演技を希望したというより、マネージャーに勧められて仕事を始めた面があったと振り返っています。
演技の経験を重ねるなかで、次第に女優の仕事に対する考え方が変わっていきました。
『小説の神様』で感じた悔しさとワークショップ通い
莉子さんが女優としての大きな転機に挙げているのが、2020年公開の映画『小説の神様 君としか描けない物語』です。
オーディションで千谷雛子役を獲得し、長編映画への初出演を果たしました。
高校2年生のころに参加した撮影現場には、テレビや映画で見てきた俳優たちが集まっていました。
しかし、実際に現場へ立つと、周囲の俳優たちの演技に圧倒され、自分には知らないことがたくさんあると感じたそうです。
2024年11月5日のlogirlのインタビューでは、当時の心境を率直に明かしています。
自分が何もできないことが本当に悔しかったんです。
出典:テレビ朝日 logirl「女優・莉子“忙しすぎた”モデル時代を経て“負けず嫌い”な役者へ──」(2024年11月5日)
莉子さんは、その悔しさをきっかけにマネージャーへ相談し、演技のワークショップに通い始めました。
それまでは台詞を覚えて撮影現場に立つことが中心でしたが、ワークショップでは演技について知らなかったことを一つずつ学んでいきました。
2023年のAGESTOCKのインタビューでも、この映画を演技の楽しさに気づいた作品として挙げています。
『小説の神様』での経験を通じて、本格的に女優として活動する決意を固めたことが、莉子さんの俳優人生における大きな節目となりました。
莉子の女優デビュー後|『ブラックシンデレラ』で連ドラ初主演
演技を学び始めた莉子さんは、2020年にYouTubeドラマ『DISTORTION GIRL』などへ出演し、2021年には連続ドラマで初主演を務めました。
その作品が、ABEMAで配信された『ブラックシンデレラ』です。
主演の重圧と撮影で学んだこと
2021年4月に配信が始まった『ブラックシンデレラ』で、莉子さんは主人公の神谷愛波を演じました。
愛波は、自分の容姿にコンプレックスを抱えながらも、学校のミスコンに憧れる女子高校生です。
連続ドラマの主演という大役を任された莉子さんは、喜びと同時に大きなプレッシャーを感じていました。
2021年5月24日のNom de plumeのインタビューでは、出演が決まったときの心境について次のように答えています。
最初は不安でした。
出典:Nom de plume「莉子 インタビュー!『このドラマで多くを学べたと思います。』ABEMA『ブラックシンデレラ』」(2021年5月24日)
撮影では、役の感情を表現することや、泣く演技にも挑戦しました。
当初はカメラの前で涙を流す経験が少なく、自信を持てなかったそうです。しかし、共演者とのやり取りを重ねるうちに、役の感情に沿って自然に涙が出るようになったと話しています。
撮影期間は約2か月。莉子さんは役作りのため、主人公から見たほかの登場人物の印象をノートに書くなど、自分なりの方法で役と向き合いました。
さらに、撮影が高校最後のテストと重なった時期には、仕事と学業の負担が大きくなり、友人へ泣きながら電話をかけたこともあったといいます。
こうして完成した『ブラックシンデレラ』は、莉子さんにとって連続ドラマ初主演という大きな経験になりました。
2021年のPopteen卒業と女優活動への転換
『ブラックシンデレラ』で主演を務めた2021年、莉子さんはもう一つ大きな決断をしました。
約3年間活動してきた『Popteen』の専属モデルを卒業することにしたのです。
莉子さんは2021年6月1日に発売された『Popteen』7月号で卒業を発表し、同年6月30日をもって専属モデルとしての活動を終えました。
6月30日には、自身のX(当時Twitter)でファンへの感謝と、モデルとして過ごした3年間への思いを伝えています。
莉子さんは『Popteen』に入ったころから、高校生でいる間に一区切りをつけたいという思いを持っていました。
2023年5月1日のSTREAMのインタビューでは、モデル卒業後に自分の写真が載っていない『Popteen』を見て、初めて卒業を実感したと話しています。
毎月当たり前のようにあった撮影予定がなくなり、長く親しんだ場所から離れたことへの不安もありました。
Popteen公式YouTubeチャンネル「PopteenTV」では、2021年6月18日に莉子さんの卒業企画へ密着した映像が公開されています。
莉子さんはその後、映画やドラマを中心に仕事を重ねていきました。
ただ、Popteen卒業はモデルの仕事を完全にやめるという意味ではありませんでした。2022年のWEBザテレビジョンのインタビューでは、映像とスチール撮影の違いを感じながらも、両方の仕事を楽しんでいると話しています。
莉子の女優としての転機|映画初主演から高崎映画祭受賞へ
モデルとしての活動を一区切りにした莉子さんは、さまざまなドラマや映画に出演するようになりました。
2023年には『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』『SHUT UP』などに出演し、2024年には映画で初主演を務めます。
『違う惑星の変な恋人』で映画初主演
莉子さんが映画初主演を務めた作品が、木村聡志監督の『違う惑星の変な恋人』です。
2024年に一般公開されたこの作品で、莉子さんは美容室で働く「むっちゃん」を演じました。
作品には筧美和子さん、中島歩さん、綱啓永さんらが出演。登場人物たちの恋愛や人間関係が入り組んでいく群像劇です。
莉子さんは映画の中心人物の一人として物語を担い、モデルとして注目された10代から、主演を務める女優へと活動の幅を広げました。
同作は第36回東京国際映画祭の「アジアの未来」部門にも選出されています。
2025年に高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞
映画『違う惑星の変な恋人』での演技は、映画祭でも評価されました。
2025年1月8日、第38回高崎映画祭の受賞者が発表され、莉子さんは同作で最優秀新進俳優賞に選ばれました。
授賞式は2025年3月23日、高崎芸術劇場で開催されています。
小学生時代にANAP GiRLのWEBモデルとして始まった芸能活動は、2025年の映画祭受賞という大きな節目にたどり着きました。
憧れの洋服を着るために何度もモデルへ応募した少女は、中学時代に家族と進路を相談し、高校では学業とモデルの仕事を両立させながら、演技という新しい分野に出会いました。
そして『小説の神様』の現場で感じた悔しさから演技を学び直し、『ブラックシンデレラ』で連続ドラマ初主演、さらに『違う惑星の変な恋人』で映画初主演を務めています。
好きなファッションブランドへの応募から始まり、モデル、SNS、ドラマ、映画と、経験を積み重ねてきた莉子さん。その歩みには、子どものころから自分の好きなものを選び、新しい仕事へ挑戦してきた姿が表れています。
















